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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/07/30
- 出版社: ミネルヴァ書房
- サイズ:21cm/271p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-623-07711-3
紙の本
もういちど自閉症の世界に出会う 「支援と関係性」を考える
著者 エンパワメント・プランニング協会 (監修),浜田 寿美男 (編著),村瀬 学 (編著),高岡 健 (編著)
支援とは何か? 自閉症当事者と支援者の長年の関わりを描いた事例を通して、関係性にもとづく支援のあり方を考える。2015年3月21日・22日に行われたエンパワメント・プラン...
もういちど自閉症の世界に出会う 「支援と関係性」を考える
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商品説明
支援とは何か? 自閉症当事者と支援者の長年の関わりを描いた事例を通して、関係性にもとづく支援のあり方を考える。2015年3月21日・22日に行われたエンパワメント・プランニング協会主催のセミナーを書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
自閉症の理解や支援に関する本は多いが、日常的に自閉症当事者に関わる支援者の助けになり、勇気づけるような本はどれだけあるだろうか。本書はそんな本をめざしている。自閉症を、脳の障害などに結びつけて簡単に「わかった」と言わず、安易に「わからない」とも言わず、関わりの中で「わかろうとする」ことを試みる。その上で、当事者と支援者の長年の生々しい関わりを描いた事例をとおして、関係性にもとづく支援のあり方を考える。【商品解説】
目次
- はじめに──セミナー開講の辞
- 第Ⅰ部 理論編
- 第1章 クマのプーは「おばかさん」なのになぜ人気があるのか(村瀬 学)
- 1 小澤勲と自閉症
- 2 プーの世界
- 第2章 「心の理論」から「世界の理論」、そして「感覚の理論」へ
- ──自閉症を有する人と凡人との「違い」は脳か?隠喩か?それら以外か?(高岡 健)
- 1 クマのプーがすむ世界と石井桃子の資質
収録作品一覧
クマのプーは「おばかさん」なのになぜ人気があるのか | 村瀬学 述 | 3−44 |
---|---|---|
「心の理論」から「世界の理論」、そして「感覚の理論」へ | 高岡健 述 | 45−94 |
自閉症という現象に出会って「私たち」の不思議を思う | 浜田寿美男 述 | 95−142 |
著者紹介
エンパワメント・プランニング協会
- 略歴
- 障害者と支援者をつなぐNPO法人エンパワメント・プランニング協会(EPO) 支援者向けのワークショップやセミナーを定期的に開催するなど、「支 援と関係性」をテーマに、障害者と支援者をつなぐための活動を行っている ホームページhttp://homepage3.nifty.com/epoepo/
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紙の本
今時、「自閉症」と言って、「発達障害」と言わないのが、ここに出てくる人たちの「歴史」なのだ。
2019/05/02 16:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変に、むつかしい本だ。 たとえ、「自閉症」に関心があったとしても、相当に、じっくりと「読んでみよう」と覚悟して読んだ方がいい。
しかし、読むうちに、「普通の世界」から「自閉の世界」と、また、その逆もあって、それは、まるで、こちらの岸から、あちらの岸へと両側から橋を、非情な苦労と努力で行う、とても困難な「架橋工事」の如きものであり、何とか理解したいとの想いの人と、「普通と思われる世界」へ、少しでも通じそうな言葉を探して「自閉の世界」の事情を伝えようとしている当事者との、ある一日の講演会をまとめた本だ。 まっ、一見「普通の世界」に、「自閉」の方向からの光を当てると、まるで写真を撮る時のマジックアワーの光の中の景色のように、いつもの昼間見ている景色とはまた違った景色に見えるみたいな風になり、たとえば「恥」とは普通の世の中だと、只々「情けない」とか「縮こまる」「つまらない事」と成るが、これに「自閉の世界の方向からの光」を当ててみると『自分をコントロールするためのもの』と見えてくる(表現は、この通りではないが、本文の中に出てくる)。ーーーー読者の私にしてみたら「自閉症とか発達障害」とは、「暗号」だし、むつかしい「クイズ」のようだ。 分からなくても、分かろうとするだけでも脳が鍛えられるのか、自分が育つのが、分かるのも、静かに楽しいから、今でも「自閉症や、発達障害」となんらかの関わりたい。 そんな想いで、格闘しつつ読んで居る。