紙の本
著者買いして正解。
2016/10/20 23:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だばし - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店に平積みされていたのを見つけ、著者買いしました。
高校生との対談ということで、読みやすい内容であった。
森総理(当時)とのやりとりやロシア外交の裏舞台など、
そこまで書いていいのかなという気にもなった本でした。
紙の本
知っておくべきこととは
2019/05/17 00:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NothingPerson - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では、佐藤優氏と高校生との対話が羅列されている。
対話の内容は高校生としては一見高度に思えるが、実際には高校生くらいの人間なら知っておくべき内容である。
その点でまさしくこの本のタイトルは内容に合致していると言えるだろう。
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ヨーロッパの外交官や知識人でギリシャ語の読めない人はいない
物事を考える根源として、とくに近代を考えるためのツールとしてドイツ語を学ぶのはいいと思う
潜水艦 伊号、呂号、波号があった。大型は伊号
女性問題で転ばない その問題に関しての対処法 よい小説を読んでおくこと 良い小説を読んで疑似体験し、代理経験を重ねることで自分を客観視できるし、いろんなタイプの人間を知ることができる
人の気持になって考える訓練をする
岡田尊司 マインドコントロール
モスクワ国立大学 外務省のの研修生を二人送り出したら落第 なぜか 数学(偏微分を理解できない)、論理、哲学史
東洋的な特徴というか、非西洋的な世界の問題点は翻訳をしないこと 朝鮮通信使 巡察という旗を掲げていた
未完の憲法
カナダ 英語、フランス語、第3の言葉はウクライナ語
帝国以後 アメリカシステムの崩壊
山崎豊子 運命の人 西山事件
無線 鹿児島弁で話す
アメリカは先住ナバホ族
日本はイランのアザデガン油田から手を引かざろうえなかった 日本がODAで投下したお金がイラン、ひいては北朝鮮のミサイルと核開発につながるから
オマーン 船乗りシンドバットの国 インドからマダガスカルまで沢山の植民地をもつ イギリスとの関係は緊密 非常に勤勉 東大の中東研究という寄付講座はオマーンの金
アメリカの大学へいくメリットは、書く練習ができること
嵌り込むと危険なものが世の中にある 学生運動、薬物、金、アルコール、異性
形式は実体を与える
変な人だなあ、この人との考えは合わないなと思っても、相手の考えを最後まで聞いて、この人はどうしてこういう思考法をするのか、と考えてみるクセをつけよう
いわゆる学歴エリートになってしまった人は、社会で自らがエリートであるということを上手に隠さないと、周囲の嫉妬によって潰されてしまうリスクがある
どのエリートも自らが生まれ育った国家と民族の文化から離れて生きていくことはできない。エリートは、自分を拘束している文化を理解し、それに適応した行動ををするときに初めて現実に影響をあたえることができる
ロシア、ドイツ 魚は頭から腐る
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反知性主義が跋扈する現代において,知識階級が今後どのように考えを進めるべきかがまとめられる.この知の壁に対して反駁ができるほど考え抜かねばならない.考えは一択ではない.
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彼らはすでにエリートなんですよ。
勉強に専念できる環境があるのですから。
大事なのは感性と思いやる心。
それがないエリートたちに牛耳られたから、日本はこんな国になったのではないのですか?
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読了。高校生の受け答えが、凄かった。自分が高校生の頃と比べると遥か彼方にそびえる山のような大きさを感じた。
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若いうちに世界を知る。一流校の教師は生徒の自律性を信じているから授業に集中できる。だからこそ自分で考えないといけない。
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久々に骨太な本を読む。佐藤優氏の著書を読むときは、外交だけでなく、歴史、哲学、言語、宗教と、あらゆる知識と知見を総動員しなくてはならない。本書も高校生との対話をベースにということだが、なかなかの本格派。自分自身の学生時代を思い起こしつつ、読了。改めて読みたくなった本が何冊かあるので、この秋の読書の課題にしよう。
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灘高生と佐藤優の対話.
学生たちは佐藤の本を事前に読んでよく下調べをしてから対話に臨んだようで,国際情勢などについて相当つっこんだ話をしている.まあ,私が無知なだけかもしれないが.
受験勉強とか,高校の授業とかをバカにしないでしっかりやれば後で必ず役に立つとか,文理両方の教養を身につけるとよい,というような佐藤の発言には共感を覚える.
思想だ,哲学だ,イスラムだとかなんとかあまり関心のない話が続くのが私にはつらい.まあ,佐藤優の著作に慣れ親しんでいる人しか読まない本なんだろうな.
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灘高生の知識に驚き。こんな視点を高校生のときに持っていたら、将来どんな人になるのだろう。内容よりもそっちに興味がいった。
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現代の「日本の知の巨人」の一人である佐藤優が、エリート予備軍である灘高の生徒と、年一度、3回ゼミをした記録集。
ただしこの本を読んだだけでは、佐藤優の発言の内容の全てはくみ取れない。生徒にきっかけを与えているだけだからだ。
ただし、この本からどのように知を拡げればよいのか、案内は明確に示してある。ゼミを受けた生徒たちはきっとその案内に従って自らの知を拡げたのだろうと思う。私も案内された書物を漁ってみたくなる。
文中に示された書物リストは別ブログに書き起こした。 http://d.hatena.ne.jp/riocampos/20161007/p1
佐藤優に対しては、個人的に一時期私淑していたが、しかしその後に著作をちゃんと読んでいない時期に彼の意見を軽く触れたときに「…騙されてる」と感じたので、しばらく離れていた。
今回、優秀とはいえ若い生徒たちへの語りを通じて得た彼の発言は、騙しではなく率直なもので、以前に感じていたものから変わっていなかった。改めて私淑するつもりだが、彼の言葉は裏を取らないといけないので、余裕のあるときに読んでいきたいと思う。
いわゆるエリートでない一般市民であっても、安倍政権や維新の会などの反知性的な流れに抗うにための指針を得たいひとに、この本をオススメしたい。
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2016/11/13図書館予約
図書館で借りて読んだが、現役灘高生のトップレベルであれば、もう少し広範な本を読んでいるはず。
人選時点で主流的な場にいない異能の子は排除されたのだろう。
佐藤優のセリフは、かつては異能の上級生に言われたことの現代風アレンジで目新しさはない。
あの学校、語学の天才もいたからドイツ語で大学受験したやつもいた。
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「君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話」(佐藤優)
これは実に面白い本でした。
佐藤さんは元外務省の外交官で、特に対ロシア外交の最前線で活躍していましたが、2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され、’09年最高裁で有罪が確定し、外務省を失職しました。
今は作家、評論家として多方面で活躍しています。
本書は兵庫県・灘高校の生徒と佐藤さんとの対話が収められています。
灘高校といえば東大に多数の合格者を輩出するなど全国的な超難関校です。同校には社会の第一線で活躍している人を訪ねて様々な意見交換をするという行事があり、灘高校の生徒が佐藤さんの著作を読み、その内容について質問や意見があるとのことで、この対談が実現したものです。
超難関校で未来のエリートとなる灘高校の生徒とが意欲的に佐藤さんへ質問や意見をぶつけ、元外交官や作家として非常に深い見識と知識を持った佐藤さんが真正面から受け止め、回答していく内容は、面白すぎました。
相手は灘高生とはいえ高校生でもあり、佐藤さんはとてもわかりやすく語っており、平々凡々な私でも(少しは)理解できるレベルになっています。
実に面白い本だった。
著名評論家である佐藤優氏と現役灘高校生との対談。
佐藤優氏のインテリジェンスの高さに圧倒されるが、それについてきている灘高生にもおどろいた。
教養のある人とは佐藤優氏のような人のことだと思う。
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【書評】「日経」半歩遅れの読書術欄から『君たちが知っておくべきこと』goo.gl/RmnCj0。灘高生に佐藤優さんがどのように勉強し、どのような視点を身につければよいか語る。処方箋は「良い小説を、読んでおくこと」。高校生ではなくても楽しめると福岡伸一さん評。
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将来のエリートとなる灘高校の生徒を、著者の研究室に招いて、様々な質問に答えられる様子を本にされています。エリート候補の学生が対象ですので、その心構えやこれからの生き方や勉強の仕方など、レベルの高いものがあります。生徒のレベルも高く、学校の勉強をしっかり吸収することの重要さや、やっている人間はやっているのだという姿を見せられたように感じています。歴史や数学などの基本を押さえる必要性は、この著者は他でも何度も書かれていますが、改めてそれを感じさせていただきました。
読むべき本、学ぶべきことについても、具体的に書かれています。エリートとそれ以外の人を分ける必要と、その2者がどのような役割を持って、社会を良くしていくべきなのか、具体的イメージを知ることが出来ると思います。