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紙の本
谷川俊太郎詩選集 4 (集英社文庫)
著者 谷川俊太郎 (著)
半世紀以上のキャリアを持ちながら、瑞々しい作品を創作し続ける、現代詩の奇跡のような谷川俊太郎。4は、2006年以降に刊行された15冊の著作と未刊行詩篇より厳選した代表詩、...
谷川俊太郎詩選集 4 (集英社文庫)
谷川俊太郎詩選集 4
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商品説明
半世紀以上のキャリアを持ちながら、瑞々しい作品を創作し続ける、現代詩の奇跡のような谷川俊太郎。4は、2006年以降に刊行された15冊の著作と未刊行詩篇より厳選した代表詩、収録詩集装幀を掲載する。【「TRC MARC」の商品解説】
『すこやかにおだやかにしなやかに』から『わたしとあなた』まで21世紀に発表された15の詩集から厳選。現代詩の世界で圧倒的人気の著者の文庫版詩集。創作年譜の最新版を収録。(解説/于 堅)
【商品解説】
収録作品一覧
『すこやかにおだやかにしなやかに』より | 14−21 | |
---|---|---|
『すき』より | 22−35 | |
『歌の本』より | 36−49 |
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紙の本
沈黙の声に耳をすまして
2020/06/15 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷川さんの詩選集は1から4まで全部持っていますが、4が一番好きです。
谷川さんの詩に対する姿勢は、いつも沈黙の声に耳をすますということなんだろうと思います。
もちろん、聞こえないですけれども。
見えないものだけれど、感じるもの。
そういうものを大切にされてるんだと思いますし、私はそこに、惹かれます。
紙の本
今だ現役の詩人であることがよくわかる詩選集
2016/10/21 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
集英社文庫版の「詩選集」が全3巻という形で出たのが、もう10年も前のことになるらしい。歳を取ると時計の刻む時間と体感する時間がどんどんずれてくるので、3冊を読んだのがまだついこの間のような気がする。
というわけで、それ以降に刊行された詩集から厳選された4巻目が出た。
谷川さんは今年で85歳になるらしいので、70代後半から80代前半の作品が集められているということになる。年齢も年齢だが、今だ現役だというのがすごい。先日もテレビに出てみえたが、全然変わらないご様子だったので、この調子なら「詩選集」5巻なんてものも出るのかもしれない。
この10年は言葉遊びうたのようなスタイルは少し影を潜めて、叙事詩とも抒情詩とも言える詩が多く並べられている。これもまた谷川さんのスタイルなのだろう。
自分の仕事柄、こころとか自分とかいったものを扱った詩に惹かれるところが多かった。「こころの色」「愛が消える」「自分をはぐくむ」「夢と家屋」「森の言葉」「分からない」といったところか。
それ以外にも、言葉を発しないことで伝わるもの・伝わらないものを言葉にしようとしているようにも思えた。
オリジナルの詩集として読んだものもあるが、そうでないものも収められていて、これを読んでいるとオリジナルも読みたくなるし、前の3冊をまた読み返してみたくなる。そんな不思議な「詩選集」だ。