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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2016/11/24
- 出版社: 彩流社
- サイズ:20cm/259,27p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7791-2260-6
- 国内送料無料
紙の本
英系カナダ文学研究 ジレンマとゴシックの時空
著者 長尾 知子 (著)
隣国アメリカとは似て非なるカナダの文学とは。リチャードソン、ムーディ、オヘイガン、ロス、アトウッドなど、英系カナダ文学の礎を築いた作家・作品を「ジレンマ」と「ゴシック」か...
英系カナダ文学研究 ジレンマとゴシックの時空
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商品説明
隣国アメリカとは似て非なるカナダの文学とは。リチャードソン、ムーディ、オヘイガン、ロス、アトウッドなど、英系カナダ文学の礎を築いた作家・作品を「ジレンマ」と「ゴシック」から捉え直し、カナダ文学のルーツを探る。【「TRC MARC」の商品解説】
リチャードソン、ムーディ、オヘイガン、 ロス、アトウッド、アーカート……
英系カナダ文学の礎を築いた作家・作品を 「ジレンマ」と「ゴシック」から捉え直し、
カナダ文学のルーツを探る。
アリス・マンロー、マーガレット・アトウッド、マイケル・オンダーチェ等、
世界文学を担う作家を輩出する現代のカナダ。
しかし、カナダ文学の開化は建国百周年を迎えた1960年代と新しく、
初期の作家たちは、自国の読者が期待できないなかで
書くことの「ジレンマ」を抱えていた。
日加両国の研究状況、「ゴシック」の定義、
宗主国イギリス発祥のゴシック文学の系譜、ゴシック批評の動向も考察する。【商品解説】
目次
- 第Ⅰ部 序論 カナダ文学をめぐるカナダ事情
- 第一章 カナダ的ジレンマの背景−カナダ文学の受容と英系カナダ文学をめぐるジレンマ
- 第二章 ゴシックの系譜−古典ゴシック小説から英系カナダのゴシックへ
- 第Ⅱ部 コロニアル作家の選択−ゴシック小説か移民体験記か
- 第三章 辺境カナダのゴシック『ワクースタ』−カナダ人作家、ジョン・リチャードソンの挑戦
- 第四章 女性移民作家スザンナ・ムーディの軌跡−伝記的背景と『未開地で苦難に耐えて』受容
- 第Ⅲ部 カナダ西部の表象−北西部開拓神話とスモールタウンの形象
- 第五章 現代カナダ小説の先駆け−ハワード・オヘイガン『テイ・ジョン』の語りと多声をめぐって
- 第六章 ハワード・オヘイガンのカナダ的時空−『テイ・ジョン』から『スクール・マームの木』まで
- 第七章 シンクレア・ロスの時空とジレンマの構図−『私と私の家に関しては』から『医師のメモリアル』まで
著者紹介
長尾 知子
- 略歴
- 〈長尾知子〉関西学院大学言語コミュニケーション文化研究科修士課程修了。大阪樟蔭女子大学教授。
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