紙の本
パードレはどこにいる?
2019/06/24 23:36
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、下巻の登場人物紹介は、先に見ない方が良いです。展開が少し分かってしまいます。
上巻から一気に読みました。良い意味で“翻訳もの臭さ”が薄いオススメの小説です。コロンバ&ダンテのキャラクターも面白い。既に続編が出ているので、そちらも楽しみです。
電子書籍
トラウマとの闘いかたは人それぞれ
2018/03/24 20:06
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投稿者:ポンカン - この投稿者のレビュー一覧を見る
イタリアの警察システムがよくわからなかった(民間の事件の捜査に軍が関与してくるところとか)けど、全体としておもしろかった。個性的過ぎる主人公コンビ、脇役、味方、目の上のタンコブが入れ替わる。多少ムリがあったのは、後半に突然、能力が開花する登場人物がいたことか。
次回作も楽しみだ。
紙の本
上巻から加速した下巻
2020/01/10 05:59
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投稿者:kobugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻が楽しめたし、謎に惹かれて一気読み。コロンバとダンテが、必ずしも連携し、共感し合うわけではない設定もリアリティがある。ラストが次なる展開への布石になっているのも次作への期待が。
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コロンバ&ダンテ この二人は人間愛で結ばれていて姉弟みたいな感じ ロマには発展しそうにないが、その方が良いな
コロンバが同性から見てもカッコイイ ダンテは自分の苦手要素がっつり(ガリでニコチン臭がプンプン)だったので惹かれなかったが、閉所恐怖症のダンテが火の中をコロンバを救出するシーンは男前だったな
ダンテはこのまま行ったら肺がんまっしぐらかも でも、コーヒーには癌予防の効果もあるようで…じゃあ、とんとんってとこなのかなw
サンティーニが上巻では下衆野郎だったのに下巻ではコロンバのバディ並みの活躍 この辺りは面白かった
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イタリアの作品ですが、イタリア感はあまり感じません。むしろ、アメリカっぽい感じがします。
物語終盤、衝撃的な事実が判明していきます。「まさか彼が!」と言う人がパードレなんですねぇ。ミステリーの王道からいうと、ちょっと邪道な設定ではありますけどね。
最後の最後、次に続きそうな展開で終わります。案の定、ダツィエーリのこのシリーズの次の作品が出版されています。
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マジかマジかマジか!!パードレは君だったのか!!というかイタリア人なんだから、CCもダンテもちゅうのひとつくらいかましとけよ!!(錯乱
しかもこれ続く感じ?二人の捜査はまだまだ続く感じなのね??
あー久しぶりにドキドキハラハラワクワクした!
二人がちゅうするまでは死ねないから早く続刊出てくれますように(・∀・)
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パードレ捕まえた…!!
下巻からはずっと落ち着かなくて先が読みたくて読みたくて。CCはかっこよすぎるし、ダンテは可愛すぎる。
そしてこの終わり…!続きが読めるのはいつになるのだろう…。でもまたこの二人に会えるのかと思うと楽しみだぁ。
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ジェフリー・ディーヴァーにも似た印象
どうしても深い傷をおった二人がコンビとして活躍していく話に弱いのかも…
捜査は少しサブキャラクターに頼りすぎたり、行動が雑な印象もある。
でも、読ませて引き込まれる魅力がある。
20191023再読:
爆弾が爆発した瞬間の被害の状況を克明に描写する件(一瞬を分解していく様)と
事件が転がり、次々と事実や反響が広がっていく様を淡々と報告書のようにスラスラ連ねていくあたり(長期間を圧縮)など、この作者の読ませる工夫を改めて感じた。
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うん、面白かった。
犯人の意外性、物語もかなり大きな背景があったり、最後まで気を抜けない感じも楽しめました。
それにしても、気になる終わり方!
2017.7.8
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2014年発表、希少なイタリア・ミステリの翻訳だが、異国情緒的な味わいはなく、新たな支流ともなっているダークな犯罪小説の色合いが濃い。プロットや人物設定も凡そ時流に倣っており、新鮮味はさほどない。トラウマを抱えた主人公、場面転換の早いテンポ重視の構成、不可解な動機、猟奇的な連続殺人、形骸化した警察/検察機構との確執など、舞台をアメリカに移したとしても違和感はない。主要人物には極端な個性を与えており、キャラクターのユニークさで読ませるミステリともいえる。
本作は、ルメトール「アレックス」やオールスン「特捜部Q―檻の中の女―」などでも題材としていた〝監禁〟をプロットの核にしており、その人倫無視の凶悪性を〝探偵役〟となる男「ダンテ」自身に直結/具現化させている。少年時代に誘拐され、11年間にわたる監禁生活を送るとういう過去を持ち、脱走後は失踪人捜索専門のコンサルタントとして生計を立てる。その異常な設定が、良くも悪くも物語を動かしていく。
ローマで起きた児童失踪事件で警察から協力を求められたダンテは、その犯行現場で自らを誘拐した男「パードレ」の痕跡を視る。だが、「パードレ」と思しき人物は既に死んだものとされたいた。当然のこと心的外傷による妄想と周囲は受け止めるが、相棒となる女性捜査官コロンバと行動を共にする中で徐々に判明していく事実は、未だ正体不明の犯罪者「パードレ」へと導くものだった。
極度の閉所恐怖症となったダンテの描写は、いささかデフォルメ過剰な点があるのだが、過去の呪縛と真正面から向き合い、どう克服するか、というテーマも含めているのだろう。肝心の真相については、大風呂敷を広げ過ぎて、整理仕切れていないため不満が残る。下手な陰謀よりも人間の闇に焦点を当てた結末を期待していたためだろう。
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いやー、壮大な事件でした。もうこの人の他に犯人はいないだろう、と思ってたらその人でした。予想当たっても全く気にならないほどの怒涛の展開で、ぐいぐい引き込まれました。しかし、このラストは反則でしょう。そりゃないよー。
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色々凝った設定はあるものの、上巻を読んだ限りでは、サイコサスペンス調の展開であり、幼児連続誘拐監禁事件の犯人を追う、心に傷を負った警官と元被害者、という構図で話が展開すると思っていたら、下巻冒頭の軍隊シーンで一気に煙に巻かれてしまった。
そこからの展開はことごとく意表をついてきて、そもそも誘拐の動機が全く違っていて、まるで”Xファイル”調の動機であること、事件を追っていた二人が、今度は濡れ衣を着せられて警察から追われる立場になり、さらにはその捜査の過程でダンテ自身の出生自体が謎に覆われていると言う急転直下の展開・・・、う~ん、実に鮮やかで見事。
次々と関係者が登場して、わかりにくいイタリア姪という事もあって、ストーリーの整理?に苦労するが、ラストまで一気に楽しめた。
しかも最後の最後で次作に繋がりそうな謎が。
さて、続編にいつ出会えるか?
それまで他の作品も出版してくれたらいいのに。
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あらすじ
コロンバの上司殺害の容疑をかけられて逃げる二人。事件は、被害も範囲も大きくなり、過去の組織にも関わるものだった。しかも、ダンテは本当のダンテではないらしい…。
下巻に入るとスケールが広がって、謎がちょっとずつ奥にはいっていって、先が読めなくなった。アクションも、謎の暗さも、刑事コロンバをはじめ、個性豊かな登場人物も丁度よく、読みやすい小説だった。
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(上巻より)
途中から、そんな不満も気にならないぐらい、
怒涛の展開になって、
ああ、国家的陰謀なのかと思ってからの、
最後のどんでん返しは、本当に素晴らしかった。
途中で描かれていた、
囚われて社会的接触を断たれていた期間を補う、
その時代の西洋のポップカルチャーを集めた
”時間の箱”の存在も同じぐらい素晴らしい表現だった。
そして、最後の謎の電話は。
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やっと読めた。いや〜噂通り面白かった!一気読み。カリン・スローターのウィル・トレントが最近のお気に入りだけど、ダンテも凄い。続編をすぐに読みたくなるラスト。