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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去の事件からいまだに抜け出せない元刑事が主人公のミステリーです。次々に場面が変わるスリルある展開に、思わず引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。
紙の本
ダマされます!(もちろん良い意味で)
2016/11/27 12:07
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投稿者:コゴロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじに触れたり、ストーリーを指摘することすらネタバレを心配して憚られるミステリー。
かつて誘拐事件で苦杯を舐めた元刑事が再び誘拐事件に巻き込まれていくストーリー。
テーマはおそらく「妄執」。人の妄執が生み出す恐ろしさと突き抜けた感情が刺さる物語。読み進むうちにおそらくこうなるだろうという予想はまず裏切られていく。
一気読みした。文句なしにおもしろい。
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図書館で。面白かったー。終盤でだいたい犯人がわかった瞬間に背筋凍りました。わたしだったらこの先、生きていけないわー。悲しすぎる。つい先日知念さんの「仮面病棟」を読み終えたばかりなせいか、エピローグの終わり方の印象が被ってしまいました。面白かったんだけど、、、期待を込めて最後もう少しドンと心に響く終わり方だったら良かったな。なんかあっさり終わっちゃった感じでちょっとだけ残念でした。
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ヤバい!めっちゃ面白かった!!面白すぎて、もったいないので2日間に渡らせたけど、ほぼ一気読み!w
ラスト間際で、げげげ~~っ!これはもしかして、相当ヤバい展開では・・・と思ったら案の定~~!!!
でもね、知念さんにはこういうお話を書いて欲しくないのよね。だってお医者さんなんだし。。。
こういう救いのない話は他の作家さんに任せて欲しいわー。
楓も、他の女の子も、可哀想すぎるもの。悲しいわ。。。
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○辿れど捕まらない犯人に、手に汗握れ!
警視庁特殊班の加山は、忌々しい4年前の記憶も冷めぬ高輪署管内での少女誘拐事件の一報に戸惑う。しかも、"犯人から警察に通報するよう指示があった"のだ。
さらにその犯人は、"ゲームマスター"と自らを名乗ったという。
誘拐された少女宅に向かった加山たちはゲームマスターからの電話にさらに驚愕する。4年前の事件の真犯人は当時疑われた桃井ではない、刑事だった上原を出せ、というのだ。
4年前の事件をきっかけに上原は、家族を犠牲にして事件を追い、さらに刑事を辞めていた。捜査に加わることになった上原は、4年前のことを回想しながら、ゲームマスターの指示に従い、東京都内を走り回る。
巧妙な言葉のトリックに騙されながら、それを解いていき最後、念願の解決を果たした・・・と思ったら、実は真実は違うところにあったらしい。その結果、再び人質は殺されてしまった。嘆く捜査本部と上原。それぞれの思惑が交差する中で、上原が見つけ出した答えは・・・
最後に(p401)「あまりにも緻密であるがゆえ、ほんのわずかなミスがあれば、どこかでボタンを一つ掛け違えれば、瞬く間に計画は破たんする危険性を孕んでいた。そのことに、気づいていなかったわけがない。」と真悟にしゃべらせたのは、なぜだっただろうか。
見つけ出した答えと、さらに返す真実にあなたは驚かされるに違いない。
タイトルの意味がずっと不思議。しかし最後にその謎は氷解。
緊迫感・焦燥感いっぱいでかつトリックは緻密。
辿れど捕まらない犯人、手に汗握れ!
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読了! 読む前から覚悟していたし、むしろ堪能するくらいに騙された!
エピローグまで読んだあなたは、必ずページを戻って驚くだろう。こんなにも大胆に伏線は貼られていたのかと…。読者はひたすら「あなたのための誘拐」を体験させられていたのかと。。
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全編で、何となく、目立たなぃ感じで、
不自然な?描写や言動が散見される中、
犯人を追い詰めては、振出しに戻る…、
を繰り返しながら、犯人に辿り着き…、
しかし、すべてが終わったその先に、
真犯人と真相があるといぅ展開からは、
真犯人と真相に辿り着いて、よぅやく、
散見された不自然な雰囲気もつながり、
とても面白かったです。
ただ…、それだけに、
最後に、主人公が真犯人に辿り着く件、
地図からペンダントに考えが至る件は、
ちょっと唐突過ぎて、勿体なかった…。
説明過多な文章となってもいぃので、
もぅ少し丁寧に描かれてもよかったか?
そこそこのボリュームですが、
物語も作風も、決して難解ではなく、
途中でダレることもなく、
最後まで、さくさく読み進めました。
面白かったです。
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誘拐の目的は序盤から察することができたけど、後味悪い話だった。頭いいみたいだし殺さなくてもいいゲームの方法があったのでは?
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4年前に誘拐犯・ゲームマスターに翻弄されながらも、人質も助け出せず、その1年後に犯人にも自殺され、罪の意識から特殊班を辞めた真悟。3年後、新たにゲームマスターを名乗る犯人から身代金を運ぶ指名を受けた真悟はゲームマスターに自力で迫ろうとするが・・・この作者さんは初読み。二転三転するストーリーも、最後まで真犯人が分からない展開も凄い。少しボリュームはあるが、最後までよかったと思える作品。途中、犯人がなかなか分からなくて、タイトルの意味を考えたら、犯人が見えてきたのも、面白かった。
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驚くほど緻密に練り上げられた計画…知念実希人の底力を見た気がします。いつもの医療知識を封印しているのが、あるラインを越えた印象。中盤までに最高潮に盛り上がり、テンションの維持を心配しましたが杞憂でした。最後まで怒涛の如く繰り広げられる誤解と新事実、緊張感。目まぐるしい展開に圧倒されっぱなしでした。有り得ないラストには驚きましたが、それはそれで満足です。実は表紙に秘密があります。私は最初からそれに気づいていたのに、真実には気づきませんでした。完敗です。御見それしました。
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白金少女身代金誘拐事案発生。4年前の事件と酷似。4年前に事件の最前線で捜査した刑事上原真吾(現在退職し警備員)を再徴集し、捜査を開始する。犯人は4年前と同じくゲームマスターと名乗り、犯人と真吾しか知らない事実をつぶやく。間違いなく4年前の犯人と同一人物と真吾は判断。自ら犯人を割り出すべく、かつての同僚達と捜査に加わる。
複数の犯人ダミーが現れ、タイトルを意識しつつ読んでいたが、どうも本ボシがイメージと違う…って、そちらか!
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首を長くして待ってましたの本格ミステリ。最近では医療ものばかりが目につく著者ですが(本業が医者なんだから仕方ないとは言え)、こちらの路線も忘れないで下さい。
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劇場型誘拐殺人犯ゲームマスター。最初はそのカリスマ性と知性と残忍さに驚くのだが、最後の正体ばらしの所がえっ?となり興ざめである。タイトルでだいたいは推測できるのだが
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四年前の誘拐事件とそっくりの誘拐事件。犯人は同じなのか、主人公に執着するのはなぜか。
「ゲーム」というほどのゲームでもなく。真相には途中で気付くが、ひどすぎてそうであってほしくなかったもの。読後感悪し。
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ゲームマスターと名乗る誘拐犯からの犯行声明が事件の始まり。
4年前の事件で警察を辞めた上原が再びゲームマスターとの対決を迫られる。
すごく巧妙なトリックとストーリーで一気に読み終わりました。
誰が犯人かと推察しつつ読んでいましたが、思っていた謎と動機もなるほど、といった感じ。
おもしろかったですが、結末が自分好みではなかった…。
そんなことあるかなあ?と。