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商品説明
進化の歴史の中で「小さく生きる」ことを選択した昆虫は、その結果1000万種類ともいわれる地球最大の動物グループとなった。この世界でもっとも多様性があり、環境に適した生き物である昆虫の生き延びる知恵を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに こんな弱そうな昆虫たちが…。
- Stage.1 「敵が来たら、とにかく隠れよ!」〈擬態〉−ナナフシの事情
- 困ったら「フリ」をする虫たち
- 擬態せざるを得ない虫たちの世界
- カムフラージュする擬態「隠蔽型擬態」
- 枝かと思ったら歩いていた
- 強いものに似る「ベーツ型擬態」
- 毒を持つもの同士の「ミューラー型擬態」
- 誘い出す「ペッカム型擬態」
- 視覚以外の擬態
著者紹介
海野 和男
- 略歴
- 〈海野和男〉1947年東京生まれ。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学ぶ。昆虫写真家。アジアやアメリカの熱帯雨林で昆虫の擬態を撮影。日本自然科学写真協会会長。著書に「大昆虫記」など。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より
書標(ほんのしるべ)さん
この地球上に、現在1000万種類以上いると言われている昆虫。長い歴史の中、様々な環境に適応しながら進化してきました。
敵の目を欺くため、葉っぱなど別の物そっくりな姿になった<擬態>。昆虫同士だけでなく、受粉など植物とも互いに助け合う<共生>。子孫を残すためプレゼントを贈るなど様々な手段が繰り広げられる<求愛>。人間と同じように「社会」を持ち、群れで暮らす<集団活動>。本書は4つのテーマでその熾烈な世界を生き抜く世渡り術を紹介します。昆虫たちの多様性と魅力に引き込まれます。
紙の本
昆虫もいろいろな生きぬく方法を使っている。
2017/02/16 20:28
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
驚くような「昆虫の世界」の写真を多数紹介し続けてくれている著者。本書では昆虫の擬態や共生などの生態を、「生きぬくために築いてきたもの」として紹介する。
「虫好き」「自然好き」の人なら面白くないはずがないが、「14歳の世渡り術」というシリーズに合わせた展開ということだろう、「人の社会の説明」から「昆虫の社会」の説明へと入って行ったりする工夫がしてある。
わかりやすくまとめられてはいるが、写真ばかりというわけではなく、「擬態」とか「共生」の種類などの説明あって教科書的な文章もある。それでも、具体的なさまざまな昆虫の話だけ読んでも面白い。
虫好きの人には「もう知ってるよ」の話も多いかもしれないが、それでも見方を変えてみれば違うことが読み取れる。昆虫のさまざまな生き方を読んで「面白い」だけじゃなくて「生きること」を感じてほしい。そんな著者の気持が感じられる一冊だった。