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紙の本
昨日みた夢 口入れ屋おふく (角川文庫)
著者 宇江佐真理 (著)
行方をくらました夫への未練を断ち切れず、実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふく。駆り出される奉公先で様々な人生模様を目の当たりにするうち、一筋縄ではいかない人の世を学...
昨日みた夢 口入れ屋おふく (角川文庫)
口入れ屋おふく 昨日みた夢
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商品説明
行方をくらました夫への未練を断ち切れず、実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふく。駆り出される奉公先で様々な人生模様を目の当たりにするうち、一筋縄ではいかない人の世を学び…。単行本未収録短篇「秋の朝顔」併載。〔2014年刊に短篇「秋の朝顔」を加える〕【「TRC MARC」の商品解説】
亭主の勇次が忽然と姿を消し、実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふく。色気より食い気、働きもので気立てのよいおふくは助っ人女中として奉公先に出向き、揃いもそろって偏屈な雇い主たちに憤慨したり同情したり。一筋縄ではいかない人生模様を目の当たりにするうち、自分も前を見て歩いていこうと心を決める――。市井人情小説の名手が渾身の筆で描ききった江戸のお仕事小説。単行本未収録の短篇「秋の朝顔」併録。【商品解説】
収録作品一覧
慶長笹書大判 | 5−52 | |
---|---|---|
粒々辛苦 | 53−101 | |
座頭の気持ち | 103−149 |
著者紹介
宇江佐真理
- 略歴
- 1949年函館市生まれ。函館大谷女子短大卒業。95年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。人情味豊かな時代小説を得意とし、著書は「髪結い伊三次捕物余話」シリーズなど、多数。2015年11月、惜しまれつつ、没。
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紙の本
スーパー女中、おふく奮闘記
2016/11/02 16:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
口入れ屋、今でいうところの派遣会社。おふくは急募、短期系を一手に担う優れた従業員。と書けばかっこいいけれど実際は出戻り、居候をしている立場故、経営者の叔父から「ちょっと助けてくれよう」と言われると断れなく、いつも借り出されてしまうスーパー女中。どの時代もブラックな雇い主には従業員がいつかない。そんなところへ行かされるおふく。理不尽な仕事を言われても、食べ物を与えられるとちょっと許してしまうおふく。かわいい。しばらく女中をしているうちに、その家の内情が分かってくる。力になれる時もなれない時もある。悲喜交交。
紙の本
どの時代も女性は生きていくのが難しいのか
2023/07/08 22:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
実家が口入屋の主人公。人手が足りなくなると、主人公自身が雇われ先に出向いて働く。いろいろあるが楽しく働いているが、それがいつまで続けていけることか、思い悩む。いつの時代も、女性は実家に居ずらくなるものなのでしょうかね。
紙の本
江戸時代の派遣にも、いろいろ事情があります。
2017/02/18 12:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:beruri - この投稿者のレビュー一覧を見る
実家の口入れ屋(派遣会社)に出戻ったおふく。将来を心配しながらも、派遣する人がいない時の助っ人として働いています。
昔も今も、訳ありの家には女中は居つきません。おふくは、そんな家でも、懸命に働き、時には人の気持ちを動かし、問題を解決することも。が、一番変わっていくのはおふく自信で、しだいに前向きな気持ちになっていきます。
今後、おふくや周りの人々がどのように生きていくのか、とても楽しみな作品でした。残念ながら、それはかないませんが、宇江佐さんが最後まで、江戸時代の庶民の暮らしを書き続けたことを、ファンとしてとてもうれしく思いました。