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紙の本
王女が秘される童話 南瓜の王女の研究録 (コバルト文庫)
著者 長尾彩子 (著),宵マチ (イラスト)
“忌み子”として父王から警戒される王女ユリアーナ。ある日、婚約者兼監視役として異端審問官クラウスがやってくる。父王の手先である彼を欺くため、万策を尽くすが…。「魔女が死な...
王女が秘される童話 南瓜の王女の研究録 (コバルト文庫)
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商品説明
“忌み子”として父王から警戒される王女ユリアーナ。ある日、婚約者兼監視役として異端審問官クラウスがやってくる。父王の手先である彼を欺くため、万策を尽くすが…。「魔女が死なない童話(メルヒェン)」の続編。【「TRC MARC」の商品解説】
忌み子の王女ユリアーナは頭が悪いふりをしつつ、医薬の研究や飢饉に備えての南瓜作りに取り組んでいた。ある日、魔性の力を持つという忌み子を警戒する父より、異端審問官クラウスが遣わされ……?
【商品解説】
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イラストのクラウスが本当に綺麗
2017/02/07 17:01
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「魔女が死なない童話」と同じ世界観の話です。と言っても、二百年程昔の話らしいので、前作との繋がりは殆どありません。前作に出ていた猫型とウサギ型の妖精がこちらにも登場する以外は、登場人物たちの繋がりもないので(遠い祖先ぐらいにはあるかも)、前作を読んでなくても大丈夫です。
前作ではヒーローの方が「忌み子」の王子様でしたが、今回はヒロインのユリアーナ王女が「忌み子」として、王に疎まれています。そして、名ばかりの婚約者で異端審問官のクラウスが、ユリアーナの監視役としてやって来るのです。貴族たちにはバカ王女と知られているユリアーナが、実は豊かな医学の知識を持つ医師だという事を悟られない為に、クラウスの前では猫を被っていましたが、ある事をきっかけにクラウスにバレてしまいました。バレた後もクラウスの態度は変わらず、二人の仲は徐々に近づいていきます。
ユリアーナより一つ下の16歳で、少女のように綺麗な美少年のクラウスは、表情が極端に乏しく普段は何を考えてるのかわからないんですが、たまーに見せる年相応の表情にユリアーナはワンコみたいと可愛がります。しかし、彼はワンコじゃなく、狼の子でした(笑)。初恋の「純白の聖女様」がユリアーナとわかった後の、むっつり振りには笑ってしまいました。ユリアーナを陥れようとした犯人が捕まり、後処理に追われ二ヶ月も会えず、帰ってきた時の変貌にもびっくりです。成長期ですからね。
最後の方はもう甘い、甘いです。クラウスのセリフが微妙に変態っぽいんですが、ユリアーナが幸せそうなので、まあいいんでしょう。
今回もとっても面白かったので、是非シリーズ化して欲しいです。