理系が恋に落ちたので証明してみた。 １ （メテオＣＯＭＩＣＳ）

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この第1巻の中味は…

カラー扉絵／目次（各1p）
証明１「理系が恋に落ちたので解析してみた。」(16p)
リケクマのなげやり理ア充用語解説コーナー(1p)：判定問題、チューリングマシン
証明２「理系が恋に落ちたので心拍数を測ってみた。」(18p)
リケクマのなげやり理ア充用語解説コーナー(1p)：帰無仮説
証明３「理系が恋に落ちたのを思い出してみた。」(18p)
リケクマのなげやり理ア充用語解説コーナー(1p)：プログラミング、カオス理論、イタレーション、ハノイの塔
証明４「理系が恋に落ちたので対照実験してみた。」(17p)
証明５「理系が恋に落ちたので料理してみた。」(18p)
リケクマのなげやり理ア充用語解説コーナー(1p)：有効数字
証明６「理系が恋に落ちたけど遠距離だった。」(17p)
証明７「リケイボーイ・ミーツ・リケイガール」(16p)
池田研究室見取り図(1p)
番外編１「理系が雷が落ちたので測定してみた。」(2p)
番外編２「理系が恋に落ちたので花占いをしてみた。」(5p)
作品原点となった1ページ漫画(1p)
ザ・おまけマンガ(3p)
奥付

…という中味で…
架空の舞台設定は、理系の最高学府、国立彩玉大学理工学研究科
主要キャラは、
氷室菖蒲（大学院1年）、雪村心夜（大学院1年）、奏言葉（学部4年）
の3人で、あと、主要キャラと同じ研究室に所属する学生の、
棘田恵那（大学院2年）と犬飼虎輔（学部4年）も登場。

買う前、アプリで立ち読みした際の印象では、
理系をネタにしたコントのようなラブコメ漫画だな、という印象…
わりと面白いけど…
現実のあるある系じゃなく完全にイメージ優先のネタ系恋愛喜劇…
一応、
理科系の学科に通っていた学生だった時代もある自分の感覚からすると…
現実的に理系ってこうだよね、的なそういうアレじゃなくて、
現実とは違う理系の一人歩きイメージ的、
なのをデフォルメして、
コント的な恋愛状況を描いて読者を笑わせ楽しませる系…
「理系の人ってそうだよね、あはははは…」
という笑いじゃなくて、
「そんなわけあるかいっ！パシッ！！」
とツッコミを入れながら笑って楽しむ系の、
理系要素を弄りネタにして描いた恋愛喜劇漫画って感じ…
とりあえず、上手い具合に笑いのテーマを、
そういう観点から掘り当てて、漫画娯楽作品化したんだな、と。
あと作中で、帰無仮説とかの噛み砕いた説明とか、
その部分も面白く読めて教養になる系…
作者は、最後の「ザ・おまけマンガ」で、半分冗談気味に、
何か間違ってた時の予防線を張ってたけれど…。

因みに余談で、個人的な、読んでいての直感的な印象で、
もしもコレがアニメ化されたら、
氷室菖蒲は喜多村英梨、奏言葉は井口裕香…かな…
…心夜と恵那に関しては、特別誰の声というイメージは湧かなかったけど…
あと、犬飼虎輔は、誰でもいいけど、斉藤壮馬とかかな…
という感じで読んでいました。
30分枠のアニメには不向きかもだけど、
10分枠か15分枠のアニメで1クールの3ヶ月って感じなら、
アリかもな、と。

…で、最後まで読んでみて…そこそこに面白かったけれど、
この路線で、何処までネタが持つんだろうな…
と、とりあえず…「第2巻へつづく」…あるから、第2巻までは、
出るんだろうけど…次巻で完結するのか、
更にもう少しは続くのか…みたいな、その辺も個人的には、
興味深かったりで、まぁ、
もう少し、この作品に注目し続けてもいいかな、
と、そんな感じです。