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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/12/15
- 出版社: 草思社
- サイズ:19cm/381p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7942-2248-0
読割 50
紙の本
稀代の本屋 蔦屋重三郎
著者 増田 晶文 (著)
「蔦屋が、本の値打ちを変えてみせます!」 山東京伝、歌麿、写楽、十返舎一九…。きらめく才能を見つけ育てて世に送り出し、江戸を、日本を変えた。稀代の本屋・蔦屋重三郎の波乱に...
稀代の本屋 蔦屋重三郎
稀代の本屋 蔦屋重三郎
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商品説明
「蔦屋が、本の値打ちを変えてみせます!」 山東京伝、歌麿、写楽、十返舎一九…。きらめく才能を見つけ育てて世に送り出し、江戸を、日本を変えた。稀代の本屋・蔦屋重三郎の波乱に満ちた生涯を描く時代小説。【「TRC MARC」の商品解説】
山東京伝や恋川春町らで世を沸かせ、歌麿を磨きあげ写楽を産み落とした江戸随一の出版人・蔦屋重三郎(蔦重)。
出版者であり編集者であり流通業者であると同時に、流行を仕掛け情報を発信する辣腕メディアプロデューサーでもある。
そして何より、新しい才能を見出し育てあげて世に出し、江戸の日本の文化を変えた巨大な創造者でもあった。
時に為政者の弾圧にあいつつ「世をひっくり返す」作品を問いつづけた稀代の男の波乱の生涯を、江戸の粋と穿ちが息づく文体で描き切った渾身の時代小説!
<主な登場人物>
蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)=蔦重(つたじゅう)
寛延三年〜寛政九年(1750-1797)
江戸の名物本屋。話題作を連発する一方、才能発掘や価値創造にも卓越した冴えをみせた。
喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ/うたまる)
宝暦三年〜文化三年(1753-1806)
天才的浮世絵師。重三郎との出逢いで美人画に開眼、抜群の才を誇った。春画でも卓越。
山東京伝(さんとう・きょうでん)
宝暦十一年〜文化十三年(1761-1816)
江戸を代表する戯作者。絵師として出発し流行作家となる。長きにわたり絶大な人気を得た。
恋川春町(こいかわ・はるまち)
延享元年〜寛政元年(1744-1789)
黄表紙なる江戸文芸の新分野を拓く。文ばかりか絵も洒脱で滑稽味に溢れる多彩多芸の人。
朋誠堂喜三二(ほうせいどう・きさんじ)
享保二十年〜文化十年(1735-1813)
人気戯作者。黄表紙を中心に作品多数。表の顔は武士で、出羽国久保田藩の江戸留守居役。
北尾重政(きたお・しげまさ)
元文四年〜文政三年(1739-1820)
浮世絵師。親分肌で京伝や政美を育てただけでなく歌麿、鳥居清長にも強い影響を与えた。
大田南畝(おおた・なんぽ)
寛延二年〜文政六年(1749-1823)
狂歌壇の領袖。早熟の文人で天明期に圧倒的な存在感を示した。蜀山人、四方赤良は別名。
葛飾北斎(かつしか・ほくさい)=勝川春朗(かつかわ・しゅんろう)/北斎宗理(ほくさい・そうり)
宝暦十年〜嘉永二年(1760-1849)
浮世絵師。駆け出し時代に蔦重の知遇を得る。後に偉才を存分に発揮、絵師として大成する。
曲亭馬琴(きょくてい・ばきん)=滝沢瑣吉(たきざわ・さきち)
明和四年〜嘉永元年(1767-1848)
読本作家。京伝の紹介で蔦屋に寄宿。寛政期から著作に専念、読本で随一の物書きとなる。
十返舎一九(じっぺんしゃ・いっく)=重田幾五郎(しげた・いくごろう)
明和二年〜天保二年(1765-1831)
戯作者。瑣吉と入れ替わるようにして蔦屋へ。『東海道中膝栗毛』の大成功は享和期のこと。
東洲斎写楽(とうしゅうさい・しゃらく)
?年~?年
あまりに衝撃的な大首絵で突如現れ、消えていった謎の浮世絵師。その正体は? 納得の結論が!【商品解説】
著者紹介
増田 晶文
- 略歴
- 〈増田晶文〉1960年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。「果てなき渇望」で文藝春秋ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞、「速すぎたランナー」で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
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紙の本
読み応えあり
2018/06/29 09:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tomo909 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の吉原周辺の蒸し暑さと夜の暗さを感じながら、じっとりした感覚を覚える作品です。読み終わるのに日にちがかかったのですが、読めない日があると翌日、何と無くあの猥雑な蒸し暑さを感じたくて手に取ってた記憶があります。蔦屋重三郎の飽くなき情熱はどこから来てるのか?そう思いながら読み込んでしまう作品でした。
紙の本
読みやすいです。
2019/05/30 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ET - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間を決めないと時間を忘れて読んでしまいそうな読みやすく、面白い本です。