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紙の本
軍神皇帝の寵花 (角川ルビー文庫)
予見の瞳を持つせいで腫れ物に触るように育てられ、国の為に綸国の皇帝に嫁いだ伶藍は、綸国に攻め入った隗の皇帝・汪凱に身を差し出すことに。自身を犯す汪凱に、伶藍は紅蓮の炎を纏...
軍神皇帝の寵花 (角川ルビー文庫)
軍神皇帝の寵花【電子特別版】
05/09まで通常726円
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商品説明
予見の瞳を持つせいで腫れ物に触るように育てられ、国の為に綸国の皇帝に嫁いだ伶藍は、綸国に攻め入った隗の皇帝・汪凱に身を差し出すことに。自身を犯す汪凱に、伶藍は紅蓮の炎を纏う軍神が宿っているのを視て、この男は絶対に排除しなければと気を張るが、そんな伶藍に汪凱は屈託なく接してくる。「お前の笑顔が見たい」と触れてくる汪凱の肌の温もりに心揺さぶられ、伶藍は彼を軍神から解放したいと思い始めるが、軍神から解放すれば汪凱も死んでしまうと知ってしまい…。【商品解説】
著者紹介
つばき深玲
- 略歴
- 第14回角川ルビー小説大賞にて奨励賞を受賞しデビュー
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電子書籍
大陸風ファンタジー
2018/10/06 22:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すいかめろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編+SS+電子書籍特典SS。挿絵あり、あとがきあり。
初めて拝読する作者さんでしたがクセのない文章でさくさく楽しく読めました。
***
舞台は大陸の南、枯れることない泉を擁する穏やかな中立国・綸国。
国の象徴たるその泉を守る一族・漣出身の伶藍は凶事を予見ですることができ、光明の神の生まれ変わりと称され、男の身ながら王に侍る后になることが先王の命により定められていた。しかし時の王・秀峰は伶藍を疎い、后とは形ばかりの存在でしかなかった。
そんな頃、伶藍はいずこかの軍勢が綸国に迫りつつあることを予見する。
王に進言するも、野心家の秀峰はそれを好機と中立国の立場を捨て、外に向かい撃って出、結果的に他国の侵略を許す結果となる。
秀峰は敗走の果てに討ち取られ、王宮に残された伶藍は后として侵略軍をむかえることになり、身に軍神を宿らせる北方の強国の皇帝・汪凱と対面し、そして…。
***
普段、后らしく淑やかに振る舞っている伶藍が汪凱のテンポに引きずられて素に戻りドジっ子というかおっちょこちょいな行動を取るのが妙におかしくて可愛かったです。
夜這い対策に棍棒持って用意していたり、大勢の兵士の前ですっ転んだり。
「私、視えますから」のセリフも笑いました。
女装花嫁ネタで、何だかTLっぽい…という感想も目にしましたが、私は伶藍が男だったからこそこういう展開になったんじゃないのかなぁと思いました。ネタバレになりますので詳しくは書けませんが、もし本当に女だったらこうじゃなくて、横恋慕した弟と伶藍を取り合う展開になった気がします^^;
邪魔者や懸案事項もあっさり退場・解決してしまい、その点はちょっと拍子抜けでしたが、めでたしめでたし、な大団円に満足しました。
Ciel先生のイラストもとても素敵でした。
電子書籍
3
2018/05/28 23:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る
つばき深玲『軍神皇帝の寵花』
先見の眼を持って生まれ自国の后となった主人公と、その身に軍神を宿らせ次々と国を滅ぼしてきた若き覇王。
勝軍の王と敗軍の后という最悪な出会いをした2人が、次第に心を許し惹かれ合っていくという作者黄金のパターン。
亜種寄りとはいえ花嫁モノのカテゴリーだとしても、BLの意義が見い出し辛いどころかエロシーン以外はほぼ男だと思い出しもしないくらいだが、カプの2人以上に禁断の愛に走ってる輩がいるので、それとの対比の為には男じゃないと愛の重さ的にバランス悪い悪いよねという斜め45度な必然性。
完全ファンタジー世界なので、もう少し世界観に作り込みが欲しかったのと、カプの心の機微と同じくらいストーリーも詳細に描き切ってくれたら、もっと重厚感が増したであろう不満は若干残るものの、テンプレながら基本的にはとても面白かった。
特に、絆される毎にどんどん可愛くなっていく主人公がイイ。
「私、視えますから」の異能力者ジョークは怖いけど(笑。