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戦略うんぬんより兵数の多い方が、攻めより守った方が、強い、というなんとも夢のない、というか現実的な、戦争論。核の出現やら、兵器の遠隔操作が可能になった現在では、全く役に立たないだろう戦略が書かれています。
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戦闘、戦闘力、防御に関する巻。レクラム版ではカットされている内容も訳出されている。少々翻訳が古いので、現代では使われないような漢字が多用されている点は改良の余地がある。実戦例は七年戦争とナポレオン戦争から採っていることが多く、少なくとも、この二つの戦役に対する予備知識がないと理解が深まらない、または面白くないかもしれない。
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戦闘とは・戦闘力とは・防御とは、てな感じ。
相変わらず読みにくいのは仕様として、この当時戦争の形態がかなり変わったこともあってその解説とか。機動力が重視され始めたので、例えば山地防御は戦術的には有効だが戦略的な絶対的防御にはむしろ有害、とか。なかなか興味深い。
でもまあ、戦争は決戦によって敵戦闘力を撃滅することによって勝利できる、とかはやはり古い感じはあるな。まあ200年前だから仕方ないけど。夜間戦闘は出来ない、という時代だし。
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(管理のため、上巻に書いた感想のコピペ)
時は1800年、プロイセンの軍人クラウゼヴィッツが書いた本で、かのナポレオンをはじめ、日露戦争などの日本軍にも影響を与えた本らしい。
他の人も「難しい」「読み難い」という感想が並ぶが、たしかに小難しい。わかりやすさとは真逆の、何考えてるか分からない大学教授が書いたような文章が並ぶ。
私が一つ学んだとすれば、200年前から戦争というのは政治の一部なのだと理解した。
そして、(この本とは関係がないが、)2022年3月現在のプーチン大統領がウクライナに侵攻している事も、バイデン大統領がウクライナに軍を送らない事も、政治であると改めて感じた。