投稿元:
レビューを見る
実業家一族の、のほほんとしたお坊っちゃんが、
そんな阿呆のままではいかん!
と気づかされるまで……と、
殺人事件の謎解きを絡めた、
純文学と探偵小説を融合させる試みだったかのような
直木賞受賞作だが、結果(評価)の割に
同じ創元推理文庫の『日本探偵小説全集』収録作に
比べると内容としては劣る気がする。
投稿元:
レビューを見る
「人生の阿呆」木々高太郎著、東京創元社、1988.07.22
p254 ¥360 (1994.08.06読了)(1988.08.29購入)
第4回直木賞受賞作
*本の帯より*
探偵小説芸術論を提唱した木々高太郎の代表的長編
【目次】
自序
祖母と孫
出発
カシウ殺人事件
死体の解剖
訊問
モスコウへの道
捜査の進捗
二週間
暗号楽譜
獄中推理
黒衣祖母
勝栗
三位一体の『人生の阿呆』 宮本和男
☆林髞さんの本(既読)
「頭脳」林髞著、カッパブックス、1958.09.25
投稿元:
レビューを見る
1936年に書かれた大戦間の日本が舞台となる。共産主義と資本主義の対立が印象的だが、推理小説としては難があるのだろう。暗号や変装などは今となっては驚きもないが、時代背景は興味深い。
投稿元:
レビューを見る
1936年、第4回の直木賞受賞作品で、推理小説(探偵小説)初の受賞作。良吉、祖母、敏や、達子‥‥登場人物の魅力だけでも充分愉しめた。