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・想像してたよりも読みやすく、そして面白かった!
・「我思う、故に我有」がどんな文脈に置かれているのか、
それを知ることによって、
より深くこの言葉の意味を感じられるようになった気がする
・外部情報を遮断して思考へと反省に反省を重ねていく
そこから原則が見出されてくる様子をたどるのはちょっと感動的
・ただ、それでも最後に神様になるのは
やっぱり感覚としてちょっと分からなかったなぁ
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死ぬほど難しい――とまでは言えないだろうが、涙が出る難しさには違いない。よく数学を解くとき、または国語の文章問題を解くとき、頭を柔らかくしろと先生はいうだろうが、この本は頭をかたくして読んでも、柔らかくして読んでも無駄な気がする。読み終えた後にそれこそ「芥川の藪の中」に自らが迷い込んでいるような著物。デカルトは、よく混乱しなかったものだ。
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Discourse on Method and the Meditations 1637;デカルトのの新しさは三段論法から因果律へと論理を変えたことです。「我おもう、ゆえに我あり」を「ソクラテスは死ぬ、ゆえにソクラテスは生きている」と変形するとはっきりします。
もう一つ大事なことはデカルトの因果律は正確には「原因の認識は結果の認識から導かれる」ということです。我々はとかく「原因から結果が出てくる」と思い込みやすいのですが、それは間違いだと言っています。でもこのことを強調しすぎると当時の、そして現在の制度科学が成り立たなくなります。
だからこそ、デカルトは当時の学者の主流には受け入れられなかったのです。今もデカルトが怖い科学者は多いはずです。
そこで張られたレッテルが「心身二元論」。でも心身二元論はむしろ「源氏物語」が元祖です。六条御息所は魂だけが葵上に向かって行ったのですから。
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多重人格など病的な場合、コギト・エルゴ・スムは成り立たなくなる……など批判も有るが、読んでおいて損は無い一冊。
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〈主-客〉二元論という面倒な伝統のはじまり・・・でも近代哲学の重要な一冊。デカルト自身についても書いてあるので、こんな人だったんだーという感じにも読める
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近代科学の祖として名高いデカルトの名著。
心身二元論によって主観(観察する側)と客観(観察される側)を完全に分離することに成功した功績は、確かに評価すべきである。
分離から近代科学が始まったにも関わらず、現代の科学は統合の道を歩んでいるのは、何とも面白い現象である。
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学生は勉強しなきゃ。社会にスポイルされんな。全てを徹底的に疑えば、疑ってる自分は疑えなくなるって?「我思うゆえに我あり」ってところで疑うのをやめたら、そこで思考停止。「我」って何なのか、「思う」って何なのか、「あり」って何なのか。この言葉はもっと解体して疑うべきなんじゃないかな。
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デカルトが、絶対的真理を追究し「われ思う、ゆえにわれあり」にたどり着くまでの過程を、自らの生涯を交えて綴っている。正しいか正しくないかは別にしても、彼の観察力、分析力は現代にまで通じていると思う。
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ボンセンスは誰でも持ってる。
真理にたどり着くために必要なのは、
方法だ。
MECEってこの時代からあったのね。
ところでデカルトっていう人は、世に示したことと、世に巻き起こした論争と、どちらが多いのだろうか。二元論の功罪は大きい。
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真摯に、誠実に、一生懸命だったんだ、僕はね!君たちは、どう思う?どう考える?というデカルトくんの告白。
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噂の<コギト エルゴ スム>の本。笑。一回読んだだけでは、掴めません。何度も読み返していきたいです。
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近代哲学の先駆デカルトの最も有名な名作。高校でも習う「我思う、故に我あり」の言葉にたどり着いた経緯や、彼なりの加味の存在証明など。批判もあれ、学問を開拓した人の言葉は重く真摯です。難しめの哲学書ですが、ある側面ではとある幸せな人の語りでもあります。
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第6部を残すところあと10ページ…というところでブックカバーごと失くしてしまいました…orz 酔っ払っててね…。ま、でも大体中身は掴めた。今読む意味は無かったかな。【070825古/071025?】
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自分が哲学書を読み始めた最初の本。
あまり知識がなくても読めるからいいと思います。
ちなみにデカルトが喧嘩がものすごく強かったらしいです
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新規ビジネスの構想を練る上で大変参考になる。とは、ITベンチャーで活躍する師匠の言葉。
近代欧米社会の物質社会の根底にある哲学であろう、流れで考えてしまいがちな事象を徹底的に、考え抜きどう在るべきか考える。トヨタ生産方式の考え方にも似てるかな。なぜなぜを繰り返す、事実に徹底的に向き合う。これが、新規ビジネスの発想法かな。それが僕の今の理解できる範囲。