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紙の本
「死語」が多いが、ないよりはいい。図書館には是非入れてほしい
2003/01/21 15:39
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほとんど死語ばかりなのに、なぜ今頃、このような辞典を出したのかは不明だが、まあないよりはいいだろう。「読書」に関する四字熟語は六つ出ているので引いておこう。
「読書三到」=読書をする際には心と眼と口の三つを集中させることが必要。
「読書三昧」=読書にふけることだが、読書に没頭しているというより本ばかり読んでいる状態を指す。
「読書三余」=読書や勉学をするにふさわしい三つの余暇のこと。
「読書尚友(しゅうゆう=さかのぼって古人を友とする意)」=書物を読むことで昔の賢人を友とすること。
「読書百遍」=繰り返して読めば、書物の内容を理解するようになる。
「読書亡羊」=他のことに夢中になり、肝心なことをおろそかにすること。
むろん、すべてに語源というか、故事来歴も付いている。
なぜか「百」を使った熟語が多いので幾つか挙げておくと、
「百依百順」=何でも人まかせにして、言いなりになること。
「百尺竿頭(かんとう)」=禅で、到達しうる極限のこと。
「百術千慮」=いろいろ手を尽くして考えをめぐらすこと。
「百世不磨(ひゃくせい ふま)」=永久に消えずに残ること。
「百折不撓(ひゃくせつ ふとう)」=何度失敗しても志を曲げぬこと。
「百川学海(ひゃくせん がっかい)」=一つ所にとどまらずに進んでいけば、ついには道に達するたとえ。
「百川帰海(きかい)」=ばらばらなものが一つにまとまること。また、さまざまな人の心が一つに集約すること。
「百端待挙(ひゃくたん たいきょ)」=処理しなければならぬことが沢山あること。
「百福荘厳(ひゃくふく しょうごん)」=仏の三十二相は、それぞれ百の福徳によって飾られたものであること。
「百里之才(ひゃくりの さい)」=百里四方を治めるだけの才能。
「百錬成鋼(ひゃくれん せいこう)」=鍛えぬいて立派な人物となるたとえ。
図書館には、是非一冊備えて欲しい。
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