サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

夕凪の街 桜の国 みんなのレビュー

コミック 第8回文化庁メディア芸術祭 受賞作品 第9回手塚治虫文化賞新生賞 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー363件

みんなの評価4.6

評価内訳

333 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

この国で生きるということ

2006/06/08 10:32

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る

 昭和20年、原爆が落とされたときから、広島は「ヒロシマ」となり、世界でただひとつの街になりました。その街には、それでも普通に生きる人々がいて、彼らは悲劇を日常とともに背負って、生きて、苦しみ、死んでいきます。
 「夕凪の街」は原爆投下から十年後の広島が舞台。被爆した女性がひっそりと命を終えるまでが描かれています。わずか35ページの物語。読み終わった時、しばらくの間、ページを閉じることができませんでした。
 「桜の国」はその数十年後。もう誰もが原爆のことなど忘れたかのような世界で、それでも残る傷をこれも静かに描いています。
 ヒロシマには二度行ったことがあります。二度とも、平和祈念式典に参加しました。
 小学生のときと、高校生のとき。やけつくような暑さをただ覚えています。
 その後、私は長いこと、そういったものから眼を背けて生きてきました。この物語は、そういった「ごく平均的な日本人」を責めるではなく、むしろ優しい視線を向け、向き合うための勇気をくれるような気がします。
 当たり前なのかもしれません。作者のこうの氏自身、広島出身でありながら、被爆者が身近にいることもなく、深く知ろうともせず、逃げるように生きてきた。その不自然さと後ろめたさを両手に抱えながら、精一杯の思いで筆をとったそうですから。
 献辞につぎのようにあります。
 広島のある日本のあるこの世界を愛するすべての人へ
 広島のある日本のあるこの世界を愛するものの一人として、向かい合わねばならないものがあります。それは義務や責任ですらなく、宿命のようなものですらあるかもしれないと思うのです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

みんな「分かってる」とは思うのだけど、違う見方として

2004/10/31 23:38

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:方向音痴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は生まれてから20年、ずっと広島に住んでいる。
学生時代は毎年のように「平和学習」を受けてきた。
その中で被爆者の方々の生々しい話を聞いたり、
ドキュメンタリー番組、映画を見る機会は他県の人より多いのではないかと思う。
しかし、原爆の悲惨さは分かっても、自分のことのように消化することはいまだにできていない。

この本は、そんな「人間が人間らしく生きることが当たり前」になった、
今の日本で生きている人に、
「現実だと思えないような悲惨なこと」を
一人の登場人物を通して「幸せを失う辛さ」として消化させているように感じた。
いい本だと思う。

ただ、ひっかかりもある。
この本だけを読んで「コレが原爆の悲惨さなんだ」という風に思うべきではない。
それを確認するため、検索エンジンで「被爆者の絵」を探して、見てもらいたい。
原爆はその絵でも、とても語りつくせない酷いもののはずだ。
また、原爆に限らず、世界中で理不尽に惨殺されている人はたくさんいる。
それを知る意味で【チェチェン やめられない戦争】は、現実を知るための良書の一つだ。

受け入れやすいものが『真実』とは限らない。
人が死ぬのことがニュースになる私たちの感性では受け入れられない、
目を背けたくなるような酷いものこそが、
『本当』を意味しているように私は思う。
なにかを読んくらいで満足して終われる問題ではないはずだ。
それを忘れないようにしたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

広島だからこそ

2008/05/07 01:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る

薄い本なのですぐ読めてしまうかと思いきや、なかなか時間が掛かりました。
内容が「知らない」戦争についてだったり被爆の跡だったりするせいです。
自分1人が生き残ったことへの物凄い罪悪感。悪い訳ではない筈なのに、周囲に責められ、自分自身で責め…
爽やかなタッチながら重くて苦しい。
そして意義深い。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/15 01:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/10/15 00:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/10/19 03:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/09/22 20:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/05/30 02:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/11/20 01:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/07 01:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/16 22:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/08/04 00:21

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/02/08 00:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/04/26 21:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/05/17 01:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

333 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。