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御曹子の憂鬱 みんなのレビュー
- キャレン・T.ウィッテンバーグ (作), 宮瀬 早起子 (訳)
- 税込価格:737円(6pt)
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発行年月:2005.1
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紙の本
勘違いと偶然のもたらす面白さ
2005/01/15 05:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:斜麓駆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚嫌いの三兄弟シリーズの第1弾。東部ロードアイランドの名門ブラドック家の三兄弟を巡るロマンス。第1弾は長男アダムとケイト(ケイティ)のファンタジー・ロマンス。
想像力の豊かなところが自慢のケイティ。できるだけ多くの土地へ移り住み,たくさんの経験をし,必要最低限のものしか持たないという信念を持ったケイティの明るく楽しそうな笑い声にアダムは魅せられる。生き方の全く違うアダムとケイティは互いに惹かれ合う。アダムはセレブで仕事フリークでどこにいても携帯電話を離さない。ケイティは裸足になったり(スニーカーとサンダルしか持っていない),身軽に旅をしたりするのを好む。ケイティの家族や過去についてはあまり語られていないが,シリーズの第1弾である本書では,アダムの家族ブラドック家の人々については詳細に語られている。
ブラドック家では祖父のアーチャー,離婚と結婚を繰り返す父ジェイムズ,アダム,ブライス,ピーターの三兄弟(それぞれ母と生まれた町が違う),そして使用人たち。また,ブラドック家のあるシーチェンジの町の人たちが生き生きと語られている。
さて,謎の女性,マダム・イフと呼ばれるイルザ・フェアチャイルドである。ロマンスの仕掛け人ということを職業にしているものの,ブラドック家からの依頼はイルザにとっても特別な依頼になっている。アダムとケイティの出会いの演出の仕方がとてもさりげなく,今流行の仰々しい相談所とは全く異なった手法になっている。最後は,ブラドック家の当主アーチャーの79回目の誕生日を祝うパーティに関係者が集まり,大いに盛り上がる。
とにかくケイティの自然で愛らしいキャラクターがとても良い。今年のベストに入る1冊。
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