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みんなのレビュー100件

みんなの評価4.3

評価内訳

100 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

今までにない戦い方

2006/07/24 16:50

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クリス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『正義は勝つ』これが今までの戦い方でした。しかし、この作品は影を光が打ち負かすのではなく、影と光が互いに抱き合って一つにとけあってしまいます。
 初めは傲慢で、それが故に自ら影を解き放ってしまうゲドですが、影に追われ続けるうちにその心は落ち着いていきます。影は最初は《追う者》でゲドを追い詰めていきます。しかし、ゲドが影を追うのは自分だと気がついたとき、二つのものは切れない絆で結ばれていきます。
 人間は影と光の部分を必ず持っています。この二つは欠けることなく、いつでもついてまわっています。どちらかがどちらかを倒すのではなく、ちゃんとお互いの存在を受け入れて生きていかなきゃないと感じさせてくれたのはこの物語でした。

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紙の本

映画になるから、というわけではありませんが、、、。

2006/07/22 19:22

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

スタジオ・ジブリでアニメが製作された「ゲド戦記」。
シリーズ1作目にしてファンタジーの名作として知られているのが
本作です。

物語の舞台は「アースシー」と呼ばれる世界です。
大小様々な島が混在する多島海(アーキペラゴ)に中世風の暮らしを
営む人々が住んでいます。
その世界に若くして「竜王」「大賢人」の名誉をかちえた男がいた。
彼の名は「ハイタカ」、本名を「ゲド」。
今日まで数々の歌に残されるほどの大魔法使いだった。
これは彼が有名になり冒険が歌われるようになる前の若き日々の物語、、、。

ハイタカは辺境の地ゴンド島に生まれた。
少年の頃から魔法の才能があり大魔法使いオジオンの弟子になった。
しかし、彼は沈黙のオジオンと呼ばれる師匠の地道な修行に飽き足らなかった。
彼の野心?プライド?功名心?が強い欲求となっていた。
彼はゴント島を出てローク島にある学校で学ぶことになったのだが、、、。

ハイタカは彼自身の野心?プライド?功名心?のために「名も無き影」を
呼び出してしまい、影に追われ続ける。
周囲の人々を巻き込み災いをもたらし続ける影。
ハイタカと「名も無き影」の決着は、、、。

ル=グイン女史はエッセイでファンタジーは、「この世の真実を明らかにする」
効果があり、この「ゲド戦記」は男女の区別無く、「人間としての成長と本質を描こう」
としている、と書いています。
また男女や貧富の格差などによる差別にも関心を持ち、
「作品に少なからず反映している」とも述べています。
他にユング心理学などによる自我と獣性の戦い、とか世界の調和についての戒め、
などと解釈する批評家もいますが、作者が否定したりしてます。
ちなみにジブリ版も後者の解釈みたいで、、、(笑

ハイタカ(本名ゲド)、オジオン、カラスノエンドウなど魅力的な登場人物たち、
不思議な魔法の数々、アースシー世界の異質な自然と社会や文化。
ル=グィン女史は考えたのではなく自身の無意識の中から、これらを発見した、
と述べています。
この物語はファンタジーとしてのエンターテインメントを持ちながら、
作者の内面、思想、社会や文化に対する認識などについて描かれているのでしょう。
面白さやワクワク感だけではない何か。
冷徹な視線だったり、攻撃的な皮肉だったり、人生における真実だったり、、、。
これらが彼女の作家としての持ち味となって、子供たちや大人にさえ
受け入れられている原因なのかもしれません。

最後にル=グィン女史は小説、絵本、エッセイ、評論と様々な著書があり、
SF、ファンタジー、児童文学、一般小説と分類されるジャンルも様々です。
しかし、効果や対象に若干の違いはあれど彼女の中では全ての著作が同列のようです。
本人いわく「ハンドバッグを振り回して戦うおばさん」だそうですから、、、。
社会(世界?)の矛盾や自分自身と戦う姿勢が様々な作品に見て取れるように感じます。

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2006/04/15 17:49

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2006/05/07 00:02

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2006/06/13 15:53

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2006/06/11 01:20

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2006/07/27 17:10

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2006/08/15 19:28

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2006/08/15 22:14

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2006/10/02 19:29

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2006/09/28 00:20

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