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下町の昔あったはずの家族の風景、現代版。群集劇です。家族のすごく近いともすれば息苦しいような生活の風景でさえ軽やかなタッチで描かれている。デザイン的な作品。我南人さんがとてもいい味出しています。
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明治から続く老舗の古書店〈東京バンドワゴン〉を舞台に、四世代の大家族が“ちょっとした”謎や事件をLOVEなパワーで次々と解決していく。平成の寺内貫太郎一家か、はたまた下町の宇宙家族ロビンソンか。ワケありでハチャメチャだけど、あったかくて愛にあふれた「家族」の物語。
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ほのぼのとしていて、悪い人が全然出てこなくて。こんなに読んだ後、ホッっとする本は久しぶりです。そして、この本を「イイ!」っていう人が周りにたくさんいて、そのことを、とても嬉しく思ってしまいます。
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面白かった!登場人物みんなが魅力的で、もっともっと続きを読みたい。
東京下町、四世代家族が営む、カフェを併設した古本屋、その名も「東京バンドワゴン」。昔から付き合いのある仲良しのご近所さん、段々増えていく猫、常連のお客さんに謎めいたお客さん。そして天からみんなを温かく見つめるおばあちゃん。
自分の周りに、普段から関わっていく人が多いと、煩わしい…と先に思ってしまいがちな私だけれど、大勢でいるって楽しそうでいいなあと素直に思った。
どうしてみんないい人なんだろう、嫌な人がいないんだろう、一人一人、それぞれが真っ直ぐでいるから、なのかもしれない。一人でもピリピリイライラトゲトゲしていたら、気づかないうちにまわりに感染するのかもしれない。自分が感染源なのに、まわりを責めるかもしれない。最近一人ですぐに怒ってしまう、自分自身に反省。
もし近所にこんなお店があったら、ぜひぜひお茶を飲みに行きたい。常連まではなれなくても、楽しそうな雰囲気を垣間見ることができたら、ほんわかした気持ちになれそうだ。
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東京下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」は、親子四世代が一つ屋根の下に暮らす大家族。騒々しい毎日の中で、事件も人情も万事解決の春夏秋冬。日向で綴られる人情噺。
いやー、面白かった。今年ベスト級の一冊と言ってしまおう。「寺内貫太郎一家」「時間ですよ」「ムー一族」など昭和のホームドラマが平成の世に蘇る。家族の中にはシングルマザーあり、実家と勘当している嫁あり、プレイボーイのツアコンあり、”伝説のロッカー”あり、そして頑固一徹の親父あり、とキャラクターは豊富。ちゃぶ台を囲んで食事して、トラブル起きて解決して、傍らでは猫も鳴く。
それにしても登場人物が多い多い。大家族の8人が家の中を右往左往して、ご近所さんや常連客なども出たり入ったり、そこに起こるトラブルの関係者などなど、ざっくざっくの大騒ぎ。それがみんな根はいい人でできていて、さらに語り手のおばあちゃん(幽霊)が暖かく描写する。このおばあちゃんフィルターが”騒がしいながらも落ち着く”という大家族特有のムードを作りだしているように思った。
このホームドラマに日常の謎というミステリ要素も絡めつつ、笑って泣かせる作品に仕上がってます。たまらんなぁ。エピソードが濃縮されていて2時間スペシャルドラマみたいになってるけど、ここから連ドラ(シリーズ化)にして欲しいなぁ。親と子がいてLOVEがある。全世代対応型ホームドラマ、ぜひぜひぜひ!
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頑固一徹下町のひいおじいちゃんを筆頭に伝説のロッカーのおじいちゃん、モテまくり添乗員の息子にシングルマザーの娘・・・etc.
仲良し家族のお話です。彼らの周りに起こるいろんな出来事をみんなで解決していくとこがすごくうらやましく楽しかった。
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「東京バンドワゴン」、明治から続く下町の古本屋。古本屋でバンドワゴンなんて、かなりのへそ曲がりである。伝説のロッカーや美人やら、ついでに幽霊もいる大家族。ミステリー仕立てではあるが、のんびりとして人情味のある話はなかなかに気持ちがいい。
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すっごくキャラクターがいい。
昔ながらの大家族が懐かしさと暖かさを感じさせてくれます。
お奨め!
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日常の謎系ミステリのホームドラマ風味。語り部は他界したおばあちゃん。これがまたイイ味でてるしゃべり方。これ、そのまんまドラマ化できそうたけどやっちゃったら本末転倒か。
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良い本です。ほのぼのした人情ドラマと思いきや、内容はミステリー仕立て。人物もちゃんと描かれているので、TVドラマの脚本にしてしまうのがベストでは無いだろうか。良い本です。
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下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。
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ちょいと昔ドラマ?なんて勘違いするような設定です。
下町にある古本屋さんの大家族話。
日本人ならこんな雰囲気好きなんじゃないですかね〜。自分は好きです。
粋って言葉も思い出すように。
ドタバタしましょうよ。それが楽しさです。
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よい本だった。
こんな家族いいですなぁ。
現在の2人暮らしに不満はないが
というか満足しておるが
こんな風に大勢で
がやがやと暮らしてみたくなった。
人づきあいは苦手だが
人とつきあってみたくなった。
なんというか
よい本です。
読んでみるべし。
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おばあちゃんのナレーションで物語が進んでいくのですが、最初慣れなくてちょっとなぁって思っていたけど、このまったりとした大家族のまわりで起こるちょっとした事件(?)からじわじわぁと引き込まれていきました。
核家族も気楽でいいけれど、こんなにたくさんの家族にかこまれて過ごすのも素敵だなぁと思いました。
やはりこの作者さんの本を読むと人間のあたたかさを感じることが出来て、日常で疲れた心が癒されますー。
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・ほろり下町慕情…。日常のなかでおこるちょっとした不思議なことが、人情話と共に解決していく。いいですねぇこういう雰囲気。しかも語りがおばあちゃんだし。孫達の名前が青系で統一されていているのは何故なのだろうか。・朝ご飯の会話がすごく好きでした。あんなふうになるよね、あの人数なら。