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ピタゴラ装置DVDブック 1 みんなのレビュー
- NHKエデュケーショナル (原作), 佐藤 雅彦 (編), 内野 真澄 (監修)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:小学館
- 発売日:2006/11/29
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高い評価の役に立ったレビュー
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/01/17 22:02
すべて明らか
投稿者:こちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピッタリと当てはまる文言なのかどうかは見る人次第でしかないだろう。『映像DVDと解説本で、初めてすべてが明らかになります。』と帯にはあるが、映像を見たところで「不思議だ」と興奮するだけだし、本の解説を読んだところで「なるほど、そういう仕組みか」と頷くだけ。ピタゴラ装置視聴者の叫び「なんでだ!」が明らかにされるかと言われると首を傾げざるをえない。
多大な労力がかけられているだろうことはDVDを観ているだけでも十分感じるところで、解説本はその労力がどれほどのものだったか、労力の払ったものの声をオブラートに包みながらダイレクトに伝える手段に過ぎない。
強引に「考える」ことを扱った場合、考えるという動作を能動的に捉えることはできず、受動的で否定的でもある「考えることが嫌かそうでないか」の二択に帰結する。「考えることは嫌じゃない」「じゃあ考えよう」と二段階の工程を経ることは「考えたい」という直接的な動作を回避してしまう。回避するというよりはむしろ触れることができないと言ったほうが正確か。
乱暴なようだが、否定的な区分こそが行動原理であるといえる。しかられたくない、罰されたくない、見下されたくない、侮られたくない。マジョリティに属するためにマイノリティを回避する仕組みは劣等感という形で深く根付いてしまっている。そして根付いてしまった劣等感は本来外圧的な要因で形成されたものであるにも拘らず、自発的な仕組みで動くものだと勘違いされるようだ。
水準という世間の尺度は所詮相対的であやふやなものにすぎず、一挙手一投足をそれに左右されるなど馬鹿げたことだ。皆に歩調を合わせることはとても大切なことで疎かにしてはならないだろう。ところが皆に歩調を合わせるために皆の歩調を見てから動くようだとこれは皆の歩調から確実に遅れてしまう。そして遅れるものが増えてしまえば今度はその集団が皆に化けてしまう。合せるために合わせたものは合わなくなってしまい、そのうち何をしていたのかもわからなくなる。
一定の範囲内における一致した方向性、そんなものが突然生まれるはずもなく、他との摩擦によって自ずとそうなるしか方法はない。理論もイデオロギーも選択された行為の結果から派生したものでしかなく、それが実践を全てカバーするなど荒唐無稽だ。一つの理論に肉を与えるときに百の試行が必要なことは当然で、一の理論の結果を指して『すべて明らか』と銘打つ帯に対し、百の試作を見せる解説本の内容は違う意味での『すべて明らか』を感じさせるものであり、手放しの賞賛を贈るにふさわしい。
小さな子供のみならず大人にも幅広く楽しみを与えるピタゴラ装置。子供と一緒に視聴していて「あれ作って!」と言われ、たじろいだ方も数多くいらっしゃるかもしれない。本書の解説本は分量の書いてないレシピ本と同じなので、参照しても作り上げるのは難しかろう。ただ、工作って楽しいものなんだ、をより深く味わうためには大雑把な方がいい。そして考えた跡は考える標となってくれる。なんとも素晴らしい本ではないか。最高だ。続刊を切に希望する。
低い評価の役に立ったレビュー
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/12/26 17:22
内容紹介
投稿者:小学館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHK教育テレビで放送中の「ピタゴラスイッチ」は、子ども向け番組ながら多くの大人からも熱烈に支持されている番組です。中でも人気が高いコーナー「ピタゴラ装置」は、日用品や文房具を組み合わせて作った“装置”にビー玉やミニカーがころがり、次から次にいろいろなメカニズムを作動させながら動作が連続し、最後にゴールに達する映像です。息を呑む緊迫感と映像的快感に充ちた、奇跡ともいえるそのメカニズムは、いかにして作られたのか…。映像DVDと解説ブックで、初めてすべてが明らかになります。DVDには「ピタゴラ装置」の映像33本と、テレビ未放送の「研究室での試作映像」を収録。ファン待望の画期的なDVDブックです。
(小学館HPより)
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紙の本
すべて明らか
2007/01/17 22:02
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピッタリと当てはまる文言なのかどうかは見る人次第でしかないだろう。『映像DVDと解説本で、初めてすべてが明らかになります。』と帯にはあるが、映像を見たところで「不思議だ」と興奮するだけだし、本の解説を読んだところで「なるほど、そういう仕組みか」と頷くだけ。ピタゴラ装置視聴者の叫び「なんでだ!」が明らかにされるかと言われると首を傾げざるをえない。
多大な労力がかけられているだろうことはDVDを観ているだけでも十分感じるところで、解説本はその労力がどれほどのものだったか、労力の払ったものの声をオブラートに包みながらダイレクトに伝える手段に過ぎない。
強引に「考える」ことを扱った場合、考えるという動作を能動的に捉えることはできず、受動的で否定的でもある「考えることが嫌かそうでないか」の二択に帰結する。「考えることは嫌じゃない」「じゃあ考えよう」と二段階の工程を経ることは「考えたい」という直接的な動作を回避してしまう。回避するというよりはむしろ触れることができないと言ったほうが正確か。
乱暴なようだが、否定的な区分こそが行動原理であるといえる。しかられたくない、罰されたくない、見下されたくない、侮られたくない。マジョリティに属するためにマイノリティを回避する仕組みは劣等感という形で深く根付いてしまっている。そして根付いてしまった劣等感は本来外圧的な要因で形成されたものであるにも拘らず、自発的な仕組みで動くものだと勘違いされるようだ。
水準という世間の尺度は所詮相対的であやふやなものにすぎず、一挙手一投足をそれに左右されるなど馬鹿げたことだ。皆に歩調を合わせることはとても大切なことで疎かにしてはならないだろう。ところが皆に歩調を合わせるために皆の歩調を見てから動くようだとこれは皆の歩調から確実に遅れてしまう。そして遅れるものが増えてしまえば今度はその集団が皆に化けてしまう。合せるために合わせたものは合わなくなってしまい、そのうち何をしていたのかもわからなくなる。
一定の範囲内における一致した方向性、そんなものが突然生まれるはずもなく、他との摩擦によって自ずとそうなるしか方法はない。理論もイデオロギーも選択された行為の結果から派生したものでしかなく、それが実践を全てカバーするなど荒唐無稽だ。一つの理論に肉を与えるときに百の試行が必要なことは当然で、一の理論の結果を指して『すべて明らか』と銘打つ帯に対し、百の試作を見せる解説本の内容は違う意味での『すべて明らか』を感じさせるものであり、手放しの賞賛を贈るにふさわしい。
小さな子供のみならず大人にも幅広く楽しみを与えるピタゴラ装置。子供と一緒に視聴していて「あれ作って!」と言われ、たじろいだ方も数多くいらっしゃるかもしれない。本書の解説本は分量の書いてないレシピ本と同じなので、参照しても作り上げるのは難しかろう。ただ、工作って楽しいものなんだ、をより深く味わうためには大雑把な方がいい。そして考えた跡は考える標となってくれる。なんとも素晴らしい本ではないか。最高だ。続刊を切に希望する。
紙の本
子供に大人気の番組が一同に会したお買い得DVD!
2007/01/18 10:19
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやあ、何度見てもあきませんね(もっとも20回見りゃ飽きるかも)。子供が大好きな「ピタゴラスイッチ」。これは時間帯の問題と1回1回が細切れで、かつ、何時新しいバージョンが放送されるかも良く分からず、今まで見たくても見れないとちょっとイライラしていたお父さんお母さんも多いはず。それが、なんと一冊のDVDにまとまっちゃったんだから、買わないのは損ですぞ!こんなものを子供番組として子供だけに見させておくのはもったいない。あなたも一瞬にしてとりこになること請け合いです。それにしても慶応大学の佐藤ゼミって、何やっているんでしょうね、日ごろ。まさか年中ピタゴラスイッチだけやっているって、そんなことはありませんよね。ま、そんなことはどうでもいいか。早く2冊目の発売が待たれます。そんな本です。ついでに「アルゴリズム体操攻略本」も出して欲しいな。
紙の本
楽しい装置がなお楽しく
2015/12/31 23:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
DVDのために買ったけれど,装置の解説を読むとなお楽しい.
子どもはDVDを止めながら,「あ,ここか!」と発見しておりました.
紙の本
内容紹介
2006/12/26 17:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小学館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHK教育テレビで放送中の「ピタゴラスイッチ」は、子ども向け番組ながら多くの大人からも熱烈に支持されている番組です。中でも人気が高いコーナー「ピタゴラ装置」は、日用品や文房具を組み合わせて作った“装置”にビー玉やミニカーがころがり、次から次にいろいろなメカニズムを作動させながら動作が連続し、最後にゴールに達する映像です。息を呑む緊迫感と映像的快感に充ちた、奇跡ともいえるそのメカニズムは、いかにして作られたのか…。映像DVDと解説ブックで、初めてすべてが明らかになります。DVDには「ピタゴラ装置」の映像33本と、テレビ未放送の「研究室での試作映像」を収録。ファン待望の画期的なDVDブックです。
(小学館HPより)
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