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初心者がざっくり読んで楽しむという本ではない。
各地の博物館などの連絡先がまとまっているので、明確な目的がある人にはよいかも。
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どこからどこまでが産業遺産か、という定義は難しくて、石見銀山のような有名なものから、近所で潰れてほうっておかれている養鰻池まで、すべて産業遺産といえば産業遺産なのでしょう。この本でも定義はしています。
紹介されている、初心者に向けた産業遺産の巡り方や、全国いくつかの産業遺産は、旅先で寄ってみたいと思うものではあります。ですが、素人から見ると、ちょっと前のものを懐かしく残す、に見えてしまうのです。
例えばデータセンターのようなものは将来対象になるのだろうか、とか。あるいは人工衛星だとか。原子力発電所とか。テクノロジーの発達が早い現在は、不要になる速度も速いといえますが、すぐに壊して新しいものにされてしまいます。考古学はノスタルジーだけの学問ではないはずなので、こういったものを産業遺産として残す、という活動があるのか気になりました。本のレビューと言うより、入門書を読んでみな初心者の、産業考古学という学問への疑問です。
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初心者のための、、、とうたってあるけど、けっこう濃厚なつくりの一冊。おっさんになってくると、この本が扱う産業史跡ものが楽しくなる。今や大企業や歴史になったものが、ベンチャーだった頃の苦労なんかも分かるしね。今みたいな重機がなかった頃に造られた巨大な構造物や建物って、人の手がかかっているからか、こりにこったものも多いから(特に建物の飾りとか)、見ているだけでも楽しい。