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物語が的確に要約されていて、泥臭さを残しつつも、大変読みやすい作品になっています。原作になかなか手がでない方は、こちらを読んで登場人物やアウトラインを掴んでから挑戦すると良いのではないでしょうか。2巻以降も大いに期待しています!!
個人的には、スメルジャコフの造形に驚きました。壮絶な出生のシーンなどエピソードはそのままですが、成人した姿がスタイリッシュ!狂気をはらんだ眼は、むしろ格好良いです。
一方、フョードル(父)は、もっと強烈な外見でも良いかな...言動はバッチリ「われこそはカラマーゾフゥゥゥゥ!」です(笑)。
そして巻末には4コマが!まさかカラマーゾフ家をいじるとは!!
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カラマーゾフ兄弟を漫画にしようとする試み自体がすき
でも、コメディータッチで少女漫画風な絵柄とドストエフスキーらしいストーリーのギャップがちょっと苦手
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キャラに萌える。
カラマーゾフファンは是非!
カラマーゾフはキャラ萌えと、ほんとうにそう思う。
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名作の漫画化は好みじゃないんだけど、表紙でアリョーシャまで荒んだ顔してたから「おっ」と思って買ってみた。が。
ははっ、表紙がMAXだったね。
たいしたことないよ
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続刊を待っている!
コレで大体のストーリーを頭に入れてから
小説をじっくり読もうという魂胆。。
だって人の名前覚えられないんだもの!笑
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以前、ほかの漫画家によるコミック版を読みましたが、ちょっと絵が劇画調で、あまり好きでありませんでした。
別の人も描いていると知り、少女漫画家と知って、それならば前よりも読みやすいかな、と手に取ってみました。
前のものは、一冊であの長編をまとめている、かなりのダイジェスト版になっており、導入書としては最適。
こちらも短くまとめられてはいますが、より原作に沿って話を追っています。
濃淡のコントラストがくっきりしていて、迫力のある絵で、怖ささえ感じますが、そのくらいのパワーがないと、このパンチの効いた話は漫画化できないような気もします。
前のコミックは、どの登場人物にも美しさはあまり感じませんでしたが、今回はさすがにその辺はクリア。
強欲の父、荒々しい長男、冷静沈着な次男、純粋な三男と、特徴をしっかりと描き分けています。
イワンがインテリなのは知っていましたが、メガネをかけていたのが新鮮。
原作を読んでいた時、メガネ姿は想像していませんでしたが、考えてみたらメガネがある方がしっくりくるキャラクターです。
ミーチャはどうにも好きになれずにいましたが、粗野ながらも格好よく、どのポーズもサマになっています。
いつも教会のどんぐり帽をかぶっているアリョーシャは、とてもかわいく、少女にしか見えません。
初めの方なので、若干スルーしていましたが、イワン対ゾシマ神父のシーンも、青い火花が散るような邂逅だったと、気がつきました。
また、スメルジャコフは「においがひどい男」という意味だとは知っていましたが、この本では、「臭男」とストレートに書かれていました。
ちなみに、母親のリザヴェータ・スメルジャーシチャヤは「臭女」。
身も蓋もありません。
カテリーナとミーチャの慣れ染めは、とてもロマンチックなものだったと、絵になってみてようやく気がつきました。
妖女とか毒婦などと表現されているグルーシェンカながら、原作ではそれをしのぐ魅力あふれる女性として描かれていますが、この本ではとても怖い、見るからに堅気ではない女性で、なんだかイメージが変わるなと思いました。
雰囲気があって、ドラマチックな原作の再現力がかなり高いコミック。
女性には読みやすいと思います。
ただ、とにかくアリョーシャがかわいらしすぎ。
幻の続編では、彼はテロリストになる予定だったと言われていますが、この絵ではそんな未来は到底想像はできないほど、少女然としています。
まだまだ話は導入部分で、悲劇はこれから起こります。
アリョーシャは、みんなの話をきちんと聞き、いつも誠実に対応しています。
そんなアリョーシャには、誰もが優しいのですが、優しさだけでは非力なんですね。
今後の迫りくる悲しみと混乱を思うと、アリョーシャの持つ優しさのはかない力がやるせなくなります。
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網誌記2010.9 http://smallwu36.pixnet.net/blog/post/27106525
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ドストエフスキー...難しくないかも、原作読んでみようかなという気持ちになりました。神はあるのか、ないのかという宗教的な苦悩がすこしわかり難いですが、そこはなんというか、八百万の神々が跳梁跋扈する国の人間なので。しょうがないのかもしれないです。