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■購入経緯
・秒速ファンとして買うことが義務なため
■感想
・アニメーション作品、小説とは各章の視点が違う(主人公が違う)ので、
違った楽しみ方ができるかと思います。
1章は明里視点、2章は貴樹君視点、3章は両方の視点。
・貴樹君と明里がメインになっている。2章では花苗からの視点はない。
・明里の結婚についてや互いに渡せなかった手紙の内容など、
アニメーションなどでは描かれなかった内容がいくつかあるので、
それは面白い。これの後にアニメーションを見ると、
また違った見方になるかもしれない。
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秒速の主人公の視点が裏表で展開される。前の作品はどちらかと言うと、男のほうが共感する部分が多かったかもしれない。今回は一話と三話が明里視点なので、女の子が自分を重ねられる部分が多そう。
引き続き、一話の納屋で毛布かぶって朝を迎えるシーンに萌えた。
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凄く良かった。
あまりの切なさに何度死ぬかと思ったほど。
映画で語られなかった部分もありつつ印象的なシーンは上手く残していて好印象。
丁寧で綺麗な表現が多くステキな文章だと感じた。
「だから、ここが海王星だ。」のシーンが凄く気に入った。
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ーー俺は、やっとここまで来たよ。
ここが、目指してきた場所だってわけではないけれど。
とにかく、ここまで、自分の足で、歩いてきた。
この台詞に感じるものが自分にもありました。
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7月8日頃に読み始め、結構あっという間に読み終えた。改行が多いせいもあるが、分かりやすいからである。
映画「秒速5センチメートル」は監督自身によるノベライズがある。だが、これは別人によるノベライズ。まあ、「雲の向こう、約束の場所」をノベライズした人だから、ある程度安心感はあるが。
内容は、これまた別の角度からの「秒速5センチメートル」である、ということだ。「桜花抄」は明里の視点から語られ、「コスモナウト」は貴樹の視点から語られ、「秒速5センチメートル」は明里と貴樹の双方からの視点で語られる。その意味では整合性が取れている。「桜花抄」を明里の視点で描くとは、思い切ったことをしたなぁ。そのおかげで、二人のキスの意味が最もよくわかった。
「コスモナウト」では貴樹の視点から語られる。これも映画とは正反対のものだ。おかげで花苗の思いが閉ざされる経緯がよくわかる。
そして「秒速5センチメートル」はようやくこの時期での明里の生活や思いがよく分かるようになっている。彼女がどのようにして結婚へと導かれていくか、その間に貴樹のことをどのように思っているか、そして二人の踏切上での擦れ違いもよく分かってくる。
そうした意味では、原作の映画や原作者によるノベライズをさらに補完しているものだと言えよう。分からないことが満たされるという意味では満足のいく出来だ。
でも、そもそもの貴樹と明里の別れと再会、その理不尽さともどかしさは相変わらずである。だからこそ、この物語は切なく心に残るのだろう。
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秒速5センチメートルで描かれなかった心理描写をうまく描く。映画を見てなくても読めるが、映画を見たほうがより感情移入できる。
著者が新海誠ではないので、どうかと思ったが、安心して読めた。
あとがきがないので、著者がどう思って書いたのか、新海誠がこの本をどう思っているのか、聞きたかった。
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空から舞ってくる桜の花びらを捕まえるのは難しい。その速度がこんなに遅いとは。花舞う時期になったら、知ったかぶりして、こっそりと言ってみよう。
初恋も花びら同様、なかなか自分の手で捕まえることが出来ないですよね。そんな事を思い出しました。
映像が浮かんでくるような本です。インクの色も綺麗です。章毎に違ってるし。
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アニメをまず観ておくのが前提。
第1話ー桜花抄ーは完全に明里視点でここの話を読んだ時点でアニメ版の感慨に浸ることができる気の早い人は巻末のどちらも出せなかったりアカリとタカキの手紙を読んでしまっても良いかも。
第2話ーコスモナウトーは貴樹視点。タカキくんは花苗にひどいことをしたよね(´д`)。ここはアニメ通りまだ余裕の無い貴樹が居ることの確認か。
そして第3話ー秒速5センチメートルー二人の視点が交互に出てくる。より貴樹と明里の内面に触れられる事と思う。気になる人は読もう。
個人としては、ああ、僕は貴樹だと思うほど同調してしまうことが多く、単に切ないでは全く言い表せない感情が湧いた。
言葉というのはなんて不便なんだろう…
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映画では描ききれなかった詳細なストーリーを期待したのだが、それがあまり感じられなかったので途中で退屈になってしまった。個人的には映画で十分。
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秒速5センチメートルone more sideようやく読了。 踏切のシーンで、ふと伊坂さんのグラスホッパーを連想した。 途切れない電車は幻覚の入り口。 白昼夢のような出来事が貴樹の心をようやく一つにするトリガになったんではないでしょうか。
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また新たな解釈が自分の中に生まれた一冊。綺麗な文体で語られていて、情景がありありと浮かんでくる。
初恋なんて実らないものだし、力の無い子供ゆえにそれ以上先にも進めない。でも、初恋の記憶は意識・無意識問わず自分自身の中にしっかり刻まれていて、その後の人生を生きる糧にも鎖にもなりうる。
自分も多少は大人になって、過去を振り返ってみるとこんなにも生きてきたのか、と自分を褒めたくなる。
貴樹と明里の二人は、幼い頃は互いに満たし合う相互承認の関係だったが、大人になって自分で自分を肯定出来るようになった。二人とも「だいじょうぶ」だったのだ。
前を向きひた進むのもいいが、たまにはしっとりと過去を振り返りたくなる、そんな物語。
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まず原作を読み込んでから読むとまたさらに好きになります(^-^)/こういう書き方好きだな〜と思いました!
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「来年も、一緒に桜、みれるといいね」魂のむすびつきを感じた幼いタカキとアカリの無邪気な願いの行方は―
もの悲しく美しい新海ワールドを映画とは異なる視点で描いたもうひとつの『秒速5センチメートル』。
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もともと、映画を見て好きになった作品。また違う角度から話を感じることができ、新鮮でした。秒速は本当に名作だと思います。
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秒速5センチメートルの世界をすごく愛しているんだろうなぁ、というのが作品から伝わってくる。
一番印象に残ったのはコスモナウト。
貴樹と花苗姉の会話がとてもよかった。