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雰囲気は好きでしたけど、時代モノに不慣れで上手く想像出来ず…。
完全に自分のせいです。もっと読まなきゃ。
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平安時代風の都での貴人連続殺人が跋扈する化生のおかげでホラー風味に。
げに恐ろしきは人であることよ。
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月夜彦があまりにも哀れ。
姉を慕い、彼女の為に人殺しをし、最後にはその愛しい人をも食べる異形の者となってしまう月夜彦。
女って怖い。美しい千名姫の中の、汚れきった心が恐ろしい。
ラストに近づくにつれて二転三転していく話が面白く、なかなか読み応えがあった。
でも終わり方がイマイチしっくりこない。別にその人に物語を締めさせなくても良かったような。
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歴史ホラー?
時は平安時代。内裏で人が食い殺される事件が起こる。犯人は獣か妖怪か。
偶然居合わせた主人公もうっかり妖怪に助けられてしまうものだから、さらに疑いがかかり……。
主人公の薄っぺらさがなんか最後まであわれというか。
そこがなんか切ないというか。
ラストは堀川さんらしく女の執念みたいなのがでましたが、まだかわいいかな?
堀川さん他の作品の方が好きなので☆3つ
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左大臣の姫が、何者かによって腹を食い破られ、路傍でこと切れていた。異様な死に様を見た左大臣は、犯過人の首に千貫文の値をつける。荒れる都のただ中で、散楽舞いの青年・小槌丸は、ある企みを抱えていた。それは生き別れの兄であり、右大臣の息子である月夜彦を暗殺し、入れ替わること―(「BOOK」データベースより)
堀川作品、たぶん初読み。
暗く美しい、独特の世界観。
結構好みです。
ただその世界を書き出して、そこで終わってしまったような。
タイトルにもなっている月夜彦、彼についてもっと書きだしてあげてもよかったんじゃないかと。
そうしたら、彼の哀れさが際立ったんじゃないだろうか。
前半は小槌丸、ラスト付近は千名姫がもっていっちゃったからなー。
小槌丸が新しい○○○になって終わるっていうのもどうかと。
彼が攫って湖賊の長者に売った女がラストを締めくくるっていうのもなぁ。
ここはこうだったら、あそこはああだったらと色々考えてしまうところが多々あり、書き方は好きなんだけど、話は好みじゃないという感じでした。
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「闇鏡」では室町時代を描いた筆者の最新作は時代をさらにさかのぼって平安時代、現代で言う所の猟奇殺人を巡る物語。ややスピリチュアルな設定のおかげでミステリ度が下がったのは残念です。さらに、著者が東北生まれのせいか、びわ湖には波が立たないと勘違いしている節が認められたのも遺憾です。
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平安の世に跋扈する魑魅魍魎・・・
てな感じのはわりと好きなので手を出してみました。
表紙も漫画ぽいし、設定とかはラノベ風味なんで、軽く読めるかと思いきや。
・・・暗い。
いや、昏い。
主人公が陰気だし、月夜彦は輪をかけて陰。
気持ちのよい登場人物は一人もおらず、展開も鬱。
グロ描写もわりとあり、どんどん死ぬし、読んでる最中は暗い気分になり、最後も後味が悪かった。。。
主人公が好きになれない、というのはやっぱり小説として致命的なんだろうなあ。相性の問題だろうけど。
このじわーっと病んでる感じは、多分狙ってる通りの世界観だと思うので、ハマれば多分どっぷり浸れると思います。
でも、ちょっと独特の文章のうまさもあって(なので最後まで読める)、他の作品ももう一つくらい読んでみたい、と思いました。
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欲にまみれた人物しか登場しないので、感情移入して読むよいうより野次馬根性のような気分で読了。
物語に引き込まれる要素は多く一気読みしたものの、多すぎてもやもやしたままの要素があったり...(最後になぜあの締めくくりなのか、狼神の存在が中途半端に感じてしまったりとか。)
個人的には主人公の小槌丸よりも千名姫が魅力的でした。
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やっぱりどんでん返されたー!!
なかなかホラーです。
結局月夜彦さん不憫やん!!?
実の姉貴に恋した結果がコレだよ!!
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2012/09/post-6e2c.html
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化生あり、人間の黒々とした感情ありありのいろんな意味でホラー。バラバラだったものが繋がると、ますます怖い。美人を次々と食い殺す<千貫文>を巡る物語がまさかここまで複雑とは……そして一番普通そうだと思ってた姉姫が一番やばすぎた(いや出会いの時点で既におかしかったのだが)。好きだという感情が強かった姉姫を贄に願いが届けられたってことなのかな?