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地下室に閉じ込められた沢村は、犯人から支給されるまずいハンバーガーとぬるいコーラを口にしながら、暗号のパズルを解読。現れた文字は「EAT」…?あることに気づく沢村。事件は最悪の方向に向かってしまうのか。恐怖の猟奇殺人サスペンス、衝撃の最終巻!
衝撃的といえばその通りなんですが、なんとなくあっけない幕切れだったな、という感じもします。結末はぜひ読んでお確かめください…。
巻末に単行本未刊行の「僕らは親友という体で」も収録してあります。
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なにこれ酷い。
三巻でぴったり完結。若干ラストをネタバレ。
パズルのピースは、EAT。それには子供の落書きのような、女性と子供の絵。ハンバーガーを見やり、まずいハンバーガー、イコール、と考えながらパスワードを打ち込み外へと出る。
その先には、
どでかい肉切り包丁と、簡易型の剃刀と、肉をミンチにしてひき肉炒めみたいにする装置。
髪の毛らしいものが剃刀などに引っかかり、赤黒いであろう液体がそこかしこに飛び散り、その奥に食品店なんかにあるでかーい銀色だろうツードアの冷蔵庫がでんと構えている。
頼む、やめてくれ、嘘だよな、と念じながらあけたその瞬間、は、
血にまみれた奥さんと子供の頭部がやんわりとーー。
叫び出す沢村をモニタでにやにやしながら見つめるカエル男の後ろで、主人になにをしたのと詰め寄る後ろ手に縛られた沢村の妻と、泣きながら妻にしがみつく息子・将太。
少しして、突如現れたカエル男を殺してやると悪態をつきながら追い、追い、追い、ようやく追いつき撃とうとしたその瞬間に走馬灯が流れて、さみしい後ろ姿が妻のそれと重なり、犯人でなく妻であると気づき、遥、と妻の名を叫ぶ、と、カエル男は作品がぶち壊されたと憤る。
将太を人質に、作品をきちんと完成させるのだとカエル男は言う。
エンディングはみっつあった、という。
ひとつ、君が奥さんを殺して息子と二人生き残るエンディング。
もうひとつ、僕の隙を狙って足元の銃を拾い家族三人が助かるエンディング。
最後のひとつは……
と言ったところで刑事たちがようやく追いつきカエル男を包囲する。
沢村たちをどうにかして作品を完成させることを一時的に放棄することに至ったカエル男は外へと逃げ出すのだけれども、天気予報が晴れに切り替わっており重度のアレルギーを引き起こしぶっ倒れる。
一年後ーー沢村は刑事をやめたらしく、せきさんにでんわで連絡をとっている。
あれからずうっとカエル男は昏睡したままらしい。フリーランスのライターが沢村の妻の周りをうろちょろし、無実の人間を殺してどうだとくすくす笑う。
息子の誕生日祝いをしている最中、カエル男の言っていた最後のひとつのことを考える沢村。
妻が殺され息子も殺され自身も殺される、天国でさんにんが仲良く暮らすエンディングだったのではないか、と。
蝋燭のゆらゆら揺れる中、ジィっと考え込む沢村を映しながらのエンド。
読み切りという僕らはーという物語も鬱。
野中という高校生が主人公で、彼は小説家を目指しているらしい。仲良し三人組のひとり、セイちゃんが自動車免許をとったそうで、夏休み当日、ドライヴにいくことになる。
野中は根暗がちで、セイちゃんとジンくんだけが親友らしい。
首吊り山という山間に向かってドライヴを続ける。前日、あのスティーヴン・キングのスタンド・バイ・ミーが放映されていたそうで、それに加え今年春に校長が失踪しその際に首吊り山にはいっていたらしいので、死体探しの旅だそうだ。
馬鹿��をしながら向かうその途中でセイちゃんが人を撥ねてしまう。
それで殺し殺されなんとやらー。
だったのだけれどそれは野中の妄想、野中には二人すらも親友及び友達なんていない人間で、小説の内容であった。
が、なにがあったのか、題材にした二人がドライヴに行くのだがどうだと尋ねてきて、蝉の鳴き声と車の音で終わり。示唆?
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最後の終わり方があのまま見た解釈でいいのかな?と少し疑問に思いながら今もいます。
最初に読んだ時はバットエンドかと思って何かモヤモヤするから、もう一回よく読んだらハッピーエンドとも思えてきて・・とても迷う終わり方でした。
一応この物語はこれで終わりましたが、まだ続きが書けそうな感じなので少し期待して待ちたいと思いますw
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完結、結構面白かった!ラストがなんか暗くてハッピーエンドな感じがしないんだけどこれハッピーエンドなんだよね?
巻末の読みきりもかなーりエグい感じ
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面白かった。後味悪い感じが。ところでラストは額面通りに受け取ったハッピーエンド?最後の主人公の顔・・・命の灯が消えるという暗示?読みが浅いのかな。。また読み返そう。「僕らは親友という体で」も怖ろ面白かった!次作も期待。
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雑誌連載の方のみ既読。
本当に食わせてないのはこの犯人の残虐さからして甘いような気がしてた。自分の手で妻を殺させようとするのは残酷で納得。でも偶然思いついた感。
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もっと『SAW』的理不尽正義の展開が見たかったんだけど、犯人のただの独り善がりなのがイマイチだな…
けどあのラストのジャーナリストの心無い取材は今のマスメディアそのもので胸糞悪くて良かった。
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立ち読み
多少雑な部分がありつつも三巻で綺麗にまとまっていて、エンタメとして読む分には素直に面白いと思った。
短編も読んでみたが、この作者の後味の悪いエンディングの作り方は漫画家としての意地を感じるので好き。
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2巻、3巻ともに併録作品ありで水増ししている
感じなのが正直がっかり。
犯人のカエル男が、本当にただの狂った殺人者で
しかも完全におかしいんだったら、外見なり
キャラ性なりで、魅力的に作ってくれないと本当に
なんの魅力もないし共感もできない。
ルックスの気持ち悪さも、安直なままで深みがないし
面白くなりそうな期待感のある1巻からすると
本当にもったいない。
ストーリーを広げられなかったならなかったで
それだったら、もうグロさで勝負で犯人側の
犯罪の動機を掘り下げて欲しかった。
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試し読みで気になった作品。
1巻目からドドドッと猟奇的事件が発生して
主人公である刑事の沢村が犯人を追う中
ある関連性に気付く。
そこから畳み掛けるような展開。
犯人の異様な主人公に対する反応。
謎々尽くし。
終わりかたもやけにモヤモヤ。
けど、この手の話はハッピーエンドよりバッドエンディングの方が気持ち的に残るし作者さんの意図を感じる(勝手に笑)
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うーん、若干の失速感が。自己中心で酔ってるカエル男は許せないので、とことん痛めつけてほしかったけれど、嫌な感じはこちらの方が強いかもしれません。沢村は小栗くんですが、カエル男は誰がやるのだろう。本当に嫌なんだけど。
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全3巻というちょうどいい長さで中だるみすることなく読めた。
ラストも良い感じに後味悪い。
併録の「僕らは親友と言う体で」も奇妙な話で面白かった。