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石を死ぬまでつみ続け、塔を建てた男のはなし。
感動的な話のように思えるが、文章がそれに追いついていない。継続は努力なり、ということを言いたいのだろうか。
「継続が仕事となり、ひいては生きがいになる」という内容も観られるが、いまいち、説得力がなく、感銘を感じることができない。文章に工夫を凝らせば、感動的な話に仕上げることも可能な話のタネだったと思う。残念である。
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仕事が認められるって、素晴らしいことです。
本人は、それが仕事のつもりはなかったのかもしれないけれど、それが誰かに必要とされたときに、仕事になる。
いい仕事を見つけたのですね。
あきやまただしさん、こんな本も描くんだなあ。
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「はなかっぱ」ちゃんの作者、あきやまただしさん作の絵本。表紙に描かれている、真剣な眼差しの男性が印象的な絵本です。
自分の住む場所が必要だった、そのためにひたすら石を積み上げ、やがてはシンボルとなる塔が完成します。
途中、積んだ石が崩れたり、自分の土地じゃないから石をどかせ、など様々な障害にぶつかりますが出会う人達に支えられ男性は石を積み上げていく・・・。
シンプルな内容ですが、大人が読むと心に沁みる絵本です。
【ぞう】
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さいしょは、すむ ばしょがなくて、
じぶんの ねばしょを つくろうとしただけなんだ。
だけど、ふしぎだね。
まちの ひとたちに たすけられ、もとめられ、
いつのまにか、いしを つむことが
わたしの しごとになった
そして、わたしの いきがいとなった
しごとって、、、、、、
あんがい そういうものなのかもしれないね。
あたたかい話だった。
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『たまごにいちゃん』のあきやまただしさんの絵本。画風が違っていて、びっくりして手に取りました。
ごつごつした骨太の手を持つ男や、どこかモディリアーニ風のご婦人と、絵を楽しみました。
結末は、もっとドラマティックなものを期待してましたが、そうですね、人生とはこういうくじけない愚直な積み重ねのうえにあるものなのかも知れません。
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〝ある日、男は、町の真ん中の空き地に、石を積み始めました。冬の寒さを凌ぐ場所が、欲しかったのです。男は、絵描きでしたが、描いた絵はまったく売れず、紙や絵具を買うお金も無くなり、住んでいた家からも追い出され、道端で暮らすようになっていたのです...来る日も、来る日も、石を積み続けた男の姿を見て、町の人たちは彼を応援するようになり・・・〟みなし児の境遇を不憫に思った男と、その男の子との石積みの共同作業をとおして、人生の哀感と物づくりに執念を燃やす人の姿に共感を覚える大人の絵本。