投稿元:
レビューを見る
ペルソナとは、ぼんやりした顧客像を明確にし、社長から開発者、営業、販売員まで、全員が共有できる顧客像を描くことを目的とする手法。
この手法は、ビッグデータをもとに、購買傾向を把握する定量的なアプローチとは異なり、人間のもつ気持ちや感情などを把握したうえで開発を行う定性的なアプローチと言える。
心理学、脳科学、感情デザインといった新しい分野の情報を取り入れたもので、根拠が薄い気もするが、ためしにやってみる価値はあると思う。というのも、モノがあふれる時代には今までのアプローチがそのまま通用するなんてことはないから、まずはやってみるってことが必要なんだろう。
投稿元:
レビューを見る
何故ペルソナが必要なのかという点からペルソナ作成方法、カスタマージャーニーマップの作り方、ペルソナ作成時に使う調査方法などの一連の流れが書いてあります。
またペルソナを扱う時の課題なども記載がありましたので、「ペルソナを導入してみたい!」と思った時にまずは読んでみると良いと思います。
この手の書籍は業務で実践してみた方のレビューも欲しいですね。
投稿元:
レビューを見る
実践的なペルソナの作り方を真面目にお伝えしてくれた。ペルソナの重要性を説く人は多いものの、実際に理論に基づいて実践してる人は少ないだろう。本書でも言及されていたが、直接ROIを測れないことが本格的なペルソナを作るの課題と思える、いいこと多そうなんだけど。。なので成功した事例に後付けでペルソナの優位性が語られ出るかもしれないのが気になったところ。
投稿元:
レビューを見る
ふわふわした内容で、何が言いたいのかわからないところが多い。
・ペルソナとは何か
→来歴や性格を持った顧客像
・ペルソナがなぜマーケティングに有効なのか
→個人の課題にアプローチできる??
ペルソナ→個人の課題→商品サービス開発という流れ?
ペルソナでは、セグメントによる分類を利用しつつ、より詳しい生活態度や行動、その行動をとる理由を把握する。さらにはメンタルモデルとして希望や目標、人生の目的、それを叶えるためにどのような努力をしているかをもつかむ。
■ 過去に強く未来に弱いマーケティング?
マーケティングは、過去のデータから顧客像を描いたり、購買行動を予測することに大きな貢献をしてきた。断続的な市場の動きに関しては歯が立たない。
→という記述があるが、なぜ未来に弱い?断絶的とは?
■従来の市場分析の限界?
先進国では、市場を細分化して顧客を分類することで正確に顧客を把握できる。「遅れてきた顧客」に関しては理解できる。
→データは過去しか示さないことを言っている?
■ ペルソナの成果物の評価項目
1.ペルソナが実在の人物のように見えること。
2.魅力的な語り口であること。
3.重要な属性と高いレベルのゴールを呼び起こすものであること。
4.商品サービスのデザインの意思決定を可能にすることに焦点を当てていること。
5.使い勝手がよいこと。
6.質の高い仕上がりになっていること。
→評価項目の抽象度が高過ぎる。質の高い仕上がりとは?評価するには噛み砕く必要あり。
投稿元:
レビューを見る
セールスフォースドットコムのセミナーで、ペルソナはもう古いというような趣旨のコメントを聞いて、危機感を持ったのが最近のこと。(もっとも、その後実際に製品の説明を受けたら、全くもってそんなことはないことがわかったのだが。)それでもペルソナ・マーケティングをそもそも理解しないままに鵜呑みにはできないとも思い、本書を読んでみた。
本書によれば、2013年にアメリカで某社がペルソナが現在も有効であるか調べたところ、今日も重要なツールであり、また進化していることが明らかになったということだから、まだまだ活用されるべき手法であると思う。そもそも、ペルソナは、顧客理解のためのツールであり、顧客理解は避けては通れない製品・サービス開発のステップであるから、その重要性が薄まることはない、という理屈は当然といえば当然である。
さて、本書の内容だが、ペルソナ・マーケティングを理解し、どのように利用するのかというシンプルな質問に的確に答えているように思う。その他、ペルソナのつくり方、ペルソナからシナリオを作る、カスタマージャーニーマップでペルソナを補完するなど。教科書としては100点に近いのではないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
おそらくこの本を読む人で「ペルソナって何?」という人はいないのではないだろうか。おそらくある程度の知識を持った人が手に取っているはずで自分も同様。ぼんやりとした知識を持った上でこの本を手に取った。
そのレベル感で読む限り、ほぼ大半は「なんとなくわかっている」ところをテクニック、マインド的な部分で補足してくれる内容。
どちらかというと巻末付近のQ&Aが最も実務に活きそうなパートだった。
多分「ペルソナ入門」としては若干重たいはず。
多少でもかじったことのある人の裏付けや知識補足という位置付けになると思う。