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期待はずれだったかなぁ。どうにも主人公に共感できなくてあまり物語に入っていけなかった。光山にも魅力を感じずブライアンのがいい。
京都が舞台だったので楽しみにしていたのにな
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どうにも煮え切らない。
主人公にまったく共感できないのと、ふわふわ常に浮遊している人間関係がどうにもリアルじゃなく感じられてしまって読むのも時間がかかった。
光山の魅力も、藤代さんの覚悟も表面を、さらっとなぞっただけのような気がして、ブライアンがただただ不憫だこれでは。
『うさぎパン』が好きだから、どうしてもそれっぽいのを求めてしまうのかも…。
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瀧羽さんの作品は京都が舞台のものが多いですが
こちらも京都が舞台の作品です。
和食器屋の店長の30代の紫と染色家の光山50歳、
大学で英米文学を教えるブライアンと光山の古くからの知り合い?藤代。
4人の恋愛や心情が1年を通して描かれます。
紫は光山に惹かれるけれど、光山はかなりのひとたらしだし、複数のガールフレンドがいる様子。
なかなか踏み込めない。
藤代との関係もよくわからない。
それでも徐々に光山との距離は縮み
よく二人で出かけるようになる。
二人ともいい大人なのにキス以上はしない。
それが光山を警戒してのことなのか
わからないけれど
光山が初めて紫にキスしたシーンはなんだか色っぽくて
ドキドキしました。
そのあとも二人は距離を縮めたり離れたり
よくわからない関係を続ける。
そして、ある事件で紫は唐突に気づく。
光山の無意識の想いに…。
切ないけれど、紫はなんだか1年前よりも
すっきりと強くなった気がする。
気づいたとしても別に光山への想いがなくなるわけでもなく
静かに思いをつないでいきそうな気がする。
それがとても紫らしいなと思ったり。
光山に出会ってから、らしくない行動ばかりと
紫は言っていたけど自分の素の部分での想いに
正直になっただけのような気もする。
甘々の恋愛ものではないけれど
こういうしっとりした感じもいいな。
そして
読んでいると京都にいきたくなりました。
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表紙の『和』な感じがすごく印象に残る。作品は私的にはちょっと難解だったが京都の町並みや京都弁などが盛り込まれており、京都という地が懐かしくなる。あらすじに胸キュン小説とあったがあまりなかったかなと。
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京都を舞台にした恋愛小説。
はじめ何とも思ってなかった男性に だんだん惹かれていくんだけど 先があまり展開しなくて いつなにか起こるの!?って 思いながら読んでしまった。
もう少し惹かれた時のときめきとかの印象が欲しかったなぁ。
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京都の小間物屋を受け継ぐ若い女主人公が、この人と思う染織家に惹かれていく話。
まめに言い寄るブライアン、光山の強烈な個性、彼を取り巻く女性たちの生き方。
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この物語、主人公の女性がわりと典型的な中二病の延長じゃありませんか?「まっこうから反対しないけど心の中では納得してない。周囲と距離を置いて頑に心を開こうとしない。束縛を極端に恐れる」と元カレに分析されてドヤってたり、「クリスマスなんて祝いたい人が祝えば良い、私は興味ない、どうでもいい」と更にドヤ顔しますがねぇ・・・たいがいの人はそうでございます。みんなそうやって距離をはかって生きてるんですよ。そして三十路迎えた仕事してる女はクリスマスなんか無いんですよ、仕事っすよ仕事。何をドヤってるんですかあなたは!みんなと同じ!平凡の平凡!判決!お前は女子をこじらせた!敗因はそれだけだ!
あと、お相手の肉食50代もきつかった。いい年こいて「運命ってあるんですね」じゃねえよ!しかも彼には想像を絶する過去があって・・・って紹介文にあったけど全然想像絶するような過去じゃないし。普通だし・・・。消化不良です。
全体的に女子こじらせてますね。「三十路すぎて結婚もしてないけど、わりと声かかるし、話した事もない学生に告白されたりするんです(笑)」「タイプの違う二人の男性に言いよられたい!その男性はもちろんモテモテなの!」「暗い過去のある陰を持った男性に特別だよって好かれたい!」的な女子こじらせ要素がてんこ盛りでございました。胸焼けしないように胃薬を飲んで寝ようかな?
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いつも面白い作品ばかりなのにこの作品は、読み終えられなかった。
頭に物語がはいっていかなかった。
次の作品に期待!
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京都の麩屋町で和食器屋さんを営む30半ばの女性のラブストーリー。50歳の草木染め職人に恋をする話ですが、年齢的には大人なのに幼稚で煮え切らないこの和服の職人にイライラしました。理系くんのラブストーリーのシリーズみたいに胸がキューンとしなかったですが、一気に読みました。
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京都で祖母が営んでいた和食器屋を引き継ぎ
一人で生きてきた三十路半ばの女が
ある日突然恋に落ちる。
まだるっこしいがリアルでもある。
こんな恋はしたくはないけど
これだけ深く人に囚われてみたい気もする。
【図書館・初読・8/22読了】
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京都で作家物の食器屋をひとりで営む紫(ゆかり)。あるパーティーで知り合った一回り以上も年上の草木染め作家の事が忘れられなくなっていく。
「人たらし」と呼ばれる魅力的な男の引力に吸い寄せられていく自分の気持ちに反発しつつも抑えることができない紫。自分をどんなに道徳的で倫理に反する事など吐き気がする常識人だと信じていても、いざとなると恋する気持ちはコントロールできるものではない。それを理解できるのはきっと、経験者だけだ。
紫の女としての熟成度は見事に藤代さんとエリナの中間にある。私も紫の年なら、光山に惹かれる気持ちを抑えきれなかっただろう。でもすっかり年をとってしまった今なら、断然安らぎのブライアンを選ぶ!
恋に落ちていく過程には納得できたものの、新鮮味は無し。モテモテなのに恋愛に興味が無い主人公の設定にリアル感が皆無(小さな食器屋だけので収入であれだけ外食して生活していけるのも謎)。ご都合主義の安っぽいドラマみたいだったけれど、面白く読めたので星3つ。
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30代半ばの紫は、50代の染め物職人、光山に惹かれていく。自分ひとりで生きていけるのではないかと思い始めた矢先の恋。人に惹かれることに臆病になりながらやっと自分の気持ちをまっすぐに受け入れるようになる紫の姿はわかる気がする。けど、光山のようなタイプを一度は好きになる気もするけど、30半ばで?と、思ってしまい、話全体は共感できなかった。むしろ、ずっとそばで支えているブライアンについて、自分なら考え始めるかも。
出てくるご飯がおいしそう。
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「人たらし」の染色家に恋した大人の女性の物語。女心の機微はわからないぼくでも、こんなこともあるかもねって納得してしまう。多くの苦い恋を経験した大人の女性ならば、共感できる部分が多いのでは・・・
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主人公が何者かはっきりせずモヤモヤ、やっと話が進み始めたと思ったら、今度は藤代さんが何者なのか、これまたなかなかはっきりしない
もー待ってられん!と飛ばし読み
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京都で雑貨屋を営む紫、紫を好きなブライアン、工芸家の湊光山、光山をずっと好きな藤代さん、光山に一目惚れのエリナ。
作品の核となる光山のだらしない恋愛作法は正直どうかと思うし、結局あんたは誰が一番好きなんだ?とイライラする。紫にしたって、そんなしょうもないオッサンに夢中にならなくても、優しくて誠実なブライアンがいるじゃないか…と、イライラする。
でも、それがきっと恋愛ってもので。自分でさえもてあますものなんだから、そりゃ他人から見たらイライラもするよな。と、まあそこはいい。
染めた色とは一期一会。思う色になるとは限らず、時には素晴らしい色を引き寄せる。
私がこの作品で一番魅力に感じたのは、色を染めるということについての概念。コースターや布などの、日常生活を引き立てる雑貨の佇まい。読んでて、ほわっとため息。
さりげないようで途方もない情熱がかけられた物たちに囲まれて過ごす。素敵だなあ。