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著者本人がひきこもり、不登校を経験しているのでそうした子どもたちの心の有りようがとてもわかりやすく述べられている。ただ分析ができているのと解決法が適切かどうかは別の話。著者の意見を参考に寄り添う方法を考えていこうと思いました。参考になる1冊です。解決法を知りたいという方には向きません。
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著者自身が、不登校の経験者なので、本人はどんな気持ちなのか、探る気持ちで読ませていただきました。
自傷行為や、若干の暴力も出てきていた、当時、高校3年の息子。
私より大柄なので、やはり怖いし、怯えてしまうこともあり、徐々にエスカレートしていきそうな予感が、よぎっていた時期。
「特別な対応はしない」「これまでと同じように接する」のようなキーフレーズを何度も目にし、親としての軸を学び直しました。
早い時期に、たくさんの不登校本を読み漁ったおかげか、今では随分と落ち着いた家族関係になりました。無事に卒業、次の進路も決まった段階で、これを書いています。
今後も、ひきこもりかけたら手に取って読み返そうと思います。
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言っていることは正しいことが多い。しかし、当事者であった著者は支援や教育の必要性の視点が少し不足しているように感じる。高校の先生との交換日記の中の先生の言葉はかなり後になって理解されている。その時は分からなくても、後で理解されることであっても、それは教育なのではないだろうか。
それぞれの成長に合わせた環境を家族と共に作っていく第三者は必要であると思う。ご本人が現在支援者として、ひきこもりや不登校のご家族と伴走している点からも、家族を孤立させないことが大切であることは確かなのだから。