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20周年を迎えた鎌倉のカフェ、「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のマスター堀内さんの本である。
お店にとっていちばん大切なことは「続けること」である。いっとき脚光を浴びたとしても、一年や二年で消えてしまったとしたら、その店にはなんの価値もない、とぼくは思っている。続かない店は「店」ではなく、たんなる「イベント」に過ぎないからである。お店をやっている人間はみな、ただただ明日もお店を無事開けられることだけを願い心を砕いて毎日を過ごしている。たとえばぼくのお店はようやく12年になろうというところだが、さて8年後となると、はたして続けられているかどうか正直なところよくわからない(もちろん続けられるものなら続けたいが)。それだけに、20年にわたりお店を続けてきた堀内さんに対しては、同業の端くれとしていつも尊敬の念でいっぱいである。この本を読んだひとはきっと、「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」というお店が今日もここにあることの「すごさ」を理解するにちがいない。堀内さんが人知れず注いできた並々ならぬ努力と情熱、それに試行錯誤の繰り返しの「賜物」こそがディモンシュというお店なのである。
そして、「顔が見えるお客さんの笑顔のために続けてゆく」という、20年の歳月の中で堀内さんがたどり着いた「答え」こそはすべてのカフェオーナーの「思い」でもあるだろう。お店を「続けること」の中心は、お店に来てくださるお客様にほかならないのだから。
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久々にライトな読み物が読みたいなと本屋をみていたら聞き覚えのあるカフェの本があったので購入。
数年に一度くらいの頻度だけど鎌倉に行ったときは必ず寄るカフェ。学生時代からだからもう10年以上か。
あそこは昔からやってるなと思ってたら20年もやってるんだね。
数時間でサラッと読めたが20年間店の経営をした人間のこだわりのようなものを随所に感じ、自分も仕事を頑張ろうと思った。
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鎌倉の「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のオーナー堀内隆志さんの著書。
いいなぁ、またお店行きたくなった。
鎌倉のゆったり静かな時間のなかで、とびきりおいしいコーヒーを味わえる素敵なお店。
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20年以上鎌倉でカフェを経営されてきた方のエッセイ。
ピンときたもの、使命を感じたもの、好きなものを
とことんつきつめること、大切なことはそれに尽きるな、と思った。
好きなものはたったひとつでなくていい。
いくつか並行していていい。
〇〇を好きな人はたくさんいるかもしれないが、
〇〇と△△を両方好きな人は少し減る、
そうやって個性ができていくから。
そしてその店には、〇〇だけを好きな人も
△△だけを好きな人も集まる。
丁寧に好きを突き詰めていくこと、
それこそが人生を突き詰めていくことなんだろう。
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生きていく中で、人との出会いは大切だなと感じました。
今まで人気なお店だな程度の認識しかありませんでしたが、たくさんの人との出会いや支えがあり今の状態に至っている事を知り、ご縁というものの大切さを知りました。
今度行ってみようと思います。
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天空図書室での本日2冊目に手にした本書、なんかこのイラストに惹かれたんですよねー。
鎌倉駅から歩いてすぐ、大人気のカフェのようです。
そんなカフェのマスターの自伝的な本書、もっとカフェ話が濃いのかと思いきや、フランスやブラジルのこと、音楽など多岐にわたる内容でした。
やりたい事を貫いてきた感が強いですが、奥さんをはじめとする周りの人の存在があってこそ。
改めてご縁の大切さを感じています。
いつか散策にと思っている鎌倉、行った時にはフラッと立ち寄ってみよっかな☆
さて、そろそろ私もcoffeeを(〃^∇^)o_彡☆
鎌倉の人気店「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のマスター堀内隆志が、1994年のオープンからの現在に至る20年を初めて綴りました。長きに渡りお客さんを惹き付ける理由がここに。「僕がカフェを始める前の学生時代から、現在に至る約25年間のことを綴りました。鎌倉という場所で20年間お店を続けることができた理由を自分なりに考えて、失敗も含めて包み隠さずに書きましたが、お店を始めたい方が読んで、すぐ役に立つ内容は少ないかもしれません。しかし、自分で何かを表現したいけれどその方法が見つけられずにいる人がいるとしたら、それを見つける小さなヒントになるかもしれないという思いで著しました」
内容(「BOOK」データベースより)
鎌倉の人気店「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のマスター堀内隆志が、1994年のオープンからの現在に至る20年を初めて綴りました。長きに渡りお客さんを惹き付ける理由がここに。「僕がカフェを始める前の学生時代から、現在に至る約25年間のことを綴りました。鎌倉という場所で20年間お店を続けることができた理由を自分なりに考えて、失敗も含めて包み隠さずに書きましたが、お店を始めたい方が読んで、すぐ役に立つ内容は少ないかもしれません。しかし、自分で何かを表現したいけれどその方法が見つけられずにいる人がいるとしたら、それを見つける小さなヒントになるかもしれないという思いで著しました」(「はじめに」より)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
堀内/隆志
1967年生まれ。鎌倉のcaf`e vivement dimanche(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)のマスター。カフェ業のかたわらブラジル音楽のCDのプロデュースや選曲、ラジオ番組のパーソナリティ、執筆などジャンルを越えて活動。最新CDは畠山美由紀と小池龍平を迎えた『Coffee&Music Drip for Smile』(Rambling Records)。著書に『珈琲と雑貨と音楽と』(NHK出版)、『コーヒーを楽しむ。』(主婦と生活社)、『はじめてのコーヒー』(ミルブックス/庄野雄治との共著)がある。趣味はコーヒーミル収集とプロレス観戦。控えめな目立ちたがり屋。好きな言葉は「まぁ何とかなるでしょう」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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20240211
FM横浜のコーヒートークセッションという番組をPodcastで見つけて聴いてみた。
カフェのマスターという肩書きのDJの話し方、声、コーヒーに関する内容の全てに好感を持った。
あっと言う間に、2週間毎の更新が楽しみになっていたときに、マスターの著書があると知り、Amazonで早速購入。
学生時代から、アルバイト生活、カフェを開業してからの取り組みが淡々と書かれていて、マスターの作家としての作品にも好感を持てた。
この本をきっかけにブラジル音楽の心地良さも知る事が出来た。
好きな事を無理せずに意思のままに取り組んでいる姿に憧れるな〜