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中学1年のクラスメイト24人。1年A組の中学入学から終了式までの一年間を、ひとりひとりのエピソードで繋いであります。
24人の個性。それぞれの目線で1年A組の様子が描かれていて、泣いたり笑ったり喧嘩したり気持ちがすれ違ったりと、いろんな角度から見られて楽しく読めました。
あ~、やっぱり学園もの大好き(*^^)。中学生の甘酸っぱくもバタバタした日常がキラキラしていて眩しい。
若いっていい!
自分も10代の時に散々言われてきた言葉ですが、当時は何がどういいのかさっぱり分かりませんでした。そりゃジジババよりは若い方がいいけど、ただのガキだし大人の方が自由でいいじゃん的にしか考えていませんでした。
けど、若いってそれだけでもうスペシャルなんですよ。
子供たちのくるくる変わる表情や気持ちを、なんだか母親目線で見ていて(私は子供はいませんが…^_^;)心がほっこり温かくなりました。
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小さな中学校を舞台にした笑いあり涙ありの青春ストーリー。
登場人物がたくさんいる物語って、いろいろな視点で一つのできごとが描かれているから、とても鮮やかになる。
そして、全員が救われるかたちになるから、どの物語もほっとしながら読めました。
一番印象的だったのは里緒とアリスかな。
楓雅くんもなかなかキャラがたってたな。
なんだかんだで24人みんな覚えてしまったのは、やはり教師ならではなのでしょうか。
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一人ひとりのキャラクターが個性的で面白かったけど、話は特に印象に残らず……。思春期の表現がストレートで、やっぱり森絵都はちょっと苦手……
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全編後編通して読んで、覚えてる話と全く頭から抜けている話がある。
きっと実際の中学生もそんなカンジだ。
印象的な子もいれば誰からも忘れられてしまう子もいる。
私は後者だけど、もう悲観もしないし羨みもしない。
意味がないから。
中学生っておもしろくて難しい。
でもきっと誰にとっても瑞々しくて少し気恥ずかしい思い出があるんじゃないかな。
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前期と同じような内容。ヒロの話がおすすめ。
クラスメイトそれぞれの視点から見れるのは
新感覚で面白いと思った。
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それぞれに悩みや葛藤があって
それぞれが迷ったり闘ったり諦めたり。
自分の人生の中では誰もが皆主人公。
清々しく読了。
ただ震災の話題はこんだけなら入れなくてもよかったのでは。
【図書館・初読・11/26読了】
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13 秋の日は…… (久保由佳)
14 伴奏者 (心平)
15 見いつけた (田町)
16 マンホールのふた (日向子)
17 イタル更生計画 (ノムさん)
18 プラタナスの葉が落ちるころ (このちゃん)
19 彼がすぐにキレるわけ (近藤)
20 ジョーカー、あるいは戦士 (楓雅)
21 バレンタインのイヴ (レイミー)
22 約束 (真琴)
23 イタルが至る (イタル)
24 その道のさき (ヒロ)
24人のクラスメイツ一人に一つの短編を作って24編、同時期の話ではなくその1篇1篇が少しずつ時間をずらして書かれていくから、24編読み終わる頃には1年が終わっている。
小学生から中学生になったばかりのドキドキしている初々しい4月からすっかり中学生が板について2年生に上がる目前まで成長した3月。大人にとっては短い12か月でも13歳と言う多感な年齢にとっては長い12か月。24人が少しずつ成長していくのも、まるでわが子を見ているようで楽しい。
1人が主人公だと、その子から見て仲の良い子は良い子、仲が悪い子嫌な子とっつくにくい子は悪い子、と表現されてしまいがちだけれど、1人1人に視点を当ててお話を作ると、その子にはその子の事情もあり言い分もあり正義もある。人間関係ってそういうもんだよね、と13歳の生活を振り返って学ばされる大人。
さらりと読めるのにとても深い、すごく良本だった。
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北見二中1年A組24人の一年間を24人の視点から描いた連作集。 24人はそれぞれに問題や悩みを抱えていて、大人から見れば些細な問題だけれど各々にとっては人生を揺るがす大問題な訳で、その辺りがとてもよく描かれている。最終章では皆んながきっちり一年分成長しているのが良かったなー。
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「人をゆるすことに上手になればいい、そしたら信じることもらくになるよ」頭では分かっててても、なかなか難しい。
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【収録作品】秋の日は…/伴奏者/見いつけた/マンホールのふた/イタル更生計画/プラタナスの葉が落ちるころ/彼がすぐにキレるわけ/ジョーカー、あるいは戦士/バレンタインのイヴ/約束/イタルが至る/その道のさき
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クラスメイト一人一人の物語が徐々に繋がって行く感じが堪らない。
解決した悩みも、少しだけ好転した事も、変わったかと思ったら変わってなかった事も色々含めて良かったなぁ。
自分の話では当然自分が主役だけど、他人が主役の時に脇役になっていても自分の物語は続いて行ってるのが良く分かる。
色々あった一年だったんだw
森絵都の児童書はやっぱ面白いわ
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後期、クラス委員長のヒロで終わる連作。1年A組は解散してもこれからの彼らの人生を想像してしまう作品でした。
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前期同様、圧巻の面白さ。各人のエピソードでばらまいた伏線も他の人のエピソードで回収されていく。また、それぞれの人柄も見えている中で、各話一つの深みも強まっていくようだ。後期は不登校であった「田町」、ボランディアに参加した「このちゃん」、そしてこの時点で心理成長が一番の無欠の優等生「ヒロ」のエピソードが印象に残る。
24人の思春期を迎えた少年少女、一人一話ずつで1年を綴り、平易な表現が多いながら40を間近にした私の心を懐かしく、せつなくくすぐる。森さんの作品は前から好きでしたが、あらためて、すごい作家だと思いました。いい本だった。。
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全員分読み終わったーー!!誰かしらに共感できるしこういうのあるよね!って思った!
田町さんの伴奏のおはなしがすきだなあ。あと担任の先生もすごくすき!1年間みんなと一緒に過ごした気分になりました。
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ちょうど、中学生になったばかりの子供がいるので
思わず手に取ってしまった。
前期よりは、後期のほうが面白くて中でも
不登校の田町ちゃんが、合唱大会の伴奏者に選ばれたのがきっかけで、学校に行けるようになった話が好き。
実際、ピアノを習っている子はたくさんいるけど、合唱大会の伴奏をしてくれるレベルの子はなかなか見つからないんだよね。