紙の本
奉行のファンです
2015/03/28 18:56
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投稿者:hana - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズを愛読しています。今回も珍騒動がてんこ盛りでした。物語は必ずしも奉行が主だって出て来ませんが、存在感はしっかりあり、それぞれの物語の最後には奉行の『扇に一句』の趣向が欠かされていません。奉行はワガママでだらしなくて怠け者、熱心なのは食べることだけ、という人柄を貫いてますが、その根底にある公平な人間感が人柄に深みを与えています。一つ目の物語は、よくある料理漫画っぽいストーリーではありましたが、他の二つが良かったので、自作も楽しみにできるかなーと思ってます。
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キャラクターも定着して、
すっかりシリーズになったなぁという感じですね~。
愛すべきそれぞれの登場人物に、
巻き起こる事件の多彩さに、
いろんな所に題材をとった楽しさ。
ほんと、ドラマ化とかされても楽しいと思います。
今回はちょっと「痛い」描写が多かった気がしますね。
次はホラー系に!?(笑)
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「地車囃子鱧の皮」鱧とくれば、祇園祭と骨切りですが、これに天神祭りを絡ませてのお話。「狸のくれた献立」登場人物の会話が上方落語を思わせるシリーズですが、これはストーリーも上方落語を髣髴とさせます。はめもの入りで誰か演じてくれないかなぁ。三味線方が大変かな?「釣り馬鹿に死」釣りに登場する地名が江戸時代の大阪湾沿岸を辿っていく辺りが頬が緩みます。どの話でも、食材や刃物などの小道具や当時の大阪周辺の地域や人々の生活の様子、調理方法などの背景が語られていて楽しく読みました。
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久右衛門のぶっ飛びぶり、相変わらず楽しい~。
特に、「狸のくれた献立」のあれは最高(笑)
釣り小僧の三平もいい感じ。
また出てこないかな。
小糸と勇太郎の仲は、どうなっていくのやら。
進展してほしいものだ(笑)
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今回も楽しめました♪お奉行様が狸になったりして。さぞお奉行のお腹は良い音がするのでしょう。綾音さんと小糸さんの直接対決?もハラハラさせられました。同じ男を好きになるのだから実は気が合うのかも。とはいえやっぱり綾音さんは好きになれませんが。釣りもまた奥が深くて楽しそう。チャンバラのシーンもなかなかで勇太郎は強いの?弱いの?みたいな( ´艸`)絶妙のタイミングで出てくる扇子も健在。いつ仕込むのか本当にこれが最大の謎です♪続編希望です。
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20170325 このシリーズにも慣れてきた。マンネリとは別の充実感がある。いろいろな人間模様が展開を待っているような気がする。
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食い道楽の奉行に振り回されつつ、様々な事件を解決する大阪西町奉行所のグルメ捕物帳シリーズ第3弾。
相変わらず鍋奉行は怠け者で意地汚くて理不尽なのに、なぜか最後には物事が丸くおさまる痛快さというか安心感。
今回は鱧の骨切りの奥の深さを堪能した。
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ネットに掲載されているプロフィールを読めば、明らかに変人であろう田中さん。著作のカバーにあるご本人の写真は、なんだか売れない芸人みたいだし(失礼(^^;)。だけど、時代ものはまだまだ苦手な私がハマっている時代小説、鍋奉行犯科帳シリーズです。好きすぎて、制覇すると寂しくなりそうで、だいじにだいじに読んでいたら、1年1冊ペースに。やっとシリーズ3冊目、しかもこんなに寒い季節だというのに、真夏の話。
今回は鱧に狸に魚。お奉行様の登場は若干少なめ、それよりも21歳の同心・勇太郎が傷だらけになりながら活躍します。食べ物に異常な執着を見せるお奉行様は、勇太郎があたふたするあいだも食いもんにしか興味がないと見せて、ここぞというときに登場。
毎度思うことですが、時代小説かつグルメ小説でありながら、コメディでミステリーで人情もの。笑ったりホロリときたり忙しい。寂しいなんて言わずにとっとと制覇しましょうかね。
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このシリーズでは定番になった、三平が本作で初登場。
お偉い侍さんをよく回る口で言い負かすのが面白かった。
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時代小説。奉行所の食いしん坊役人さんの捕物帳。
面白い。そしておなかがすく((笑。
鱧(はも)食べたい~!!!
20150105
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今作も久右衛門の子供のような我儘が炸裂する。しかしそのある意味無垢とも取れる子供の屁理屈が大人の常識、道理を権威をもって看過するのが楽しく気持ち良い。
むちゃくちゃなんだけど。
ただ悪党のやり方がえげつないシーンもあるので、喜劇の中なのだが事件は真に迫っている。その後の解決はスッキリするのだけどね。
後、勇太郎の剣術がレベルアップしていく様子も勇ましく、頼もしくなっていく。でも綾音、小糸、母など女子に弱いところも愛嬌があり愛せるなあ。