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久々に『袋背負いの心』を再読。阿部先生の古事記の味わい方は素晴らしい。自分で書き下し文を読んだところでこのような解釈はとてもできない。
一人でも多くの方、特に若い人に読んでもらいたい名著だと思う。
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おことわり
5.《本文》となっているところは『古事記』の原典と『古訓古事記』とを”みたましずめ”をして、いわば、心読、体読、苦読して”何ものか”を掴んだ上で、その”何ものか”を、なるべくわかりやすく、現代文に書き綴ったものであります。
したがって、書物としては、ここが各章の眼目となるところであります。まず、ここのところを熟読玩味してくださったうえで『古訓古事記』から『古事記』の原典まで、照らし合わせて、ご研究していただきたいのであります。
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本書は、章ごとに『原文、書き下し文、まえがき、本文、あとがき』の構成になっています。