紙の本
ハイスペックへたれ攻万歳。
2015/10/24 15:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーモアベットのスピンオフですが、こちらだけでも読めるようになっています。カジノオーナー 藤堂×カジノのディーラーで藤堂の兄に拾われて生きてきた雪。いいこをやめることが出来ない藤堂といいこをやめれないくせに中途半端にかまいやがってと思いながらもいいこをやめさせることなんかできない雪。切なくて可愛くて愛おしいお話でした。
表題作+後日談+あとがきSS。後日談も切なくて甘くてかわいいです。
ハイスペックへたれ攻とツンのままデレるクールビューティ受が好みど真ん中でした。
紙の本
スピンオフらしいですが
2015/12/17 20:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとの話をまだ読んでいません。だから、これだけでも読めると思います。雪の言葉とは裏腹な気持ちがたまに見えるシーンが切なかった。本心はどこにあるんだろうと最後まで読めずハラハラしました。
電子書籍
イチオシ
2018/09/17 00:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蛍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一穂さんの作品では、これか、ナイトガーデンか、で迷うところ。
読後、個人の価値観、産まれ育ちについて考えました。
他レビューでもありましたが、前作で胡散臭かった藤堂さんが意外にまともで、掴み所のなかった感じが本作で妙に納得できました。実体が感じられた、というのでしょうか。
寒くて買い物にいけない雪に笑いました。
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いろいろな愛のカタチ?
理解は難しいが、結構美しい・・・ような気がした。
などと思う自分が気恥ずかしい(笑)
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ノーモアベット、スピンオフ。しかも書き下ろし。藤堂の印象が変わるというか、逆にぼんやりして別人な感じもありますし、わかりにくい関係ですが、読んで良いものは良いです。
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ノーモアベットのスピンオフ。コミコミで買ったらSSついてたのかぁあああしまったなぁああああ!!!!(;▽;)
ノーモアベット読んだのちょっと前なのに、良く出てくる一哉と逸がどんなだったか思い出したの最後の辺だった。ばかだから、こうゆーぼやっとした不快感には慣れてる…この不快感を排除しようと少しの手間を面倒くさがるのも馬鹿の所以か
違う、私のものぐさはどうでもいいけど、面白かったです!それが全て!
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ノーモアベット、スピンオフ
ノーモアベットの方は一気に読めたんですが、これは途中何回か止まってしまった。なんでだろ。
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『ノーモアベット』で大人の余裕を見せていた藤堂と飄々として掴みどころのないディーラー芦原のスピンオフ。ラスベガスのカジノで藤堂の兄に拾われた芦原。思いもよらないプレゼントみたいに喜んで、“雪”と名付け、年の離れた弟みたいに可愛がろうとする藤堂。まっとうな教育と暖かい家族の愛情を与えて、堅気の人間として幸せになって欲しいと心を砕く藤堂の思惑とは裏腹に、雪はルーレットに取り憑かれていく。愛情を与えたいと手を差し伸べてくる藤堂が疎ましい。腹が立つ。大嫌いだ。会えばついケンカ越しになって、お互いひどく勘に触るのに、それでも磁石みたいに引き寄せられてしまう。
スマートでクールでそつがない雪よりも、結果一枚上手だった藤堂のどこか執念めいた愛情。
健やかで、鷹揚で、大人の懐の深さを見せつける藤堂も雪だけには余裕をなくしてしまう。本音など穏やかに貼りつけた笑顔でコーティングして、誰にものめりこまない、他人になんて全く興味がないスタンスを貫いている雪も藤堂だけには露骨にか嫌悪を露わにしてしまう。
逸や一哉の前では余裕な藤堂が雪にだけは振り回されてしまうのも何だか微笑ましかったし、嫌い嫌いと逃げ回っていても結果自分より藤堂を大切にしている雪も何だか健気でかわいくて、両想いの甘ったるさは皆無なのだけど、これはこれでいいんだなと思う。
カジノという非現実的世界を小気味よく描くテンポの良さも、家族の愛憎劇もさらりと読ませてしまう軽妙さも、一穂さんの文章はやっぱり好きだな~
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今までに読んだ一穂さんの作品のなかで一番好き。
雪のわかりづらいけど深い愛情がいじらしくてとても可愛い。
藤堂は心配してばかりだけど雪自身は満足して生きているのがとてもわかります。
藤堂の覚悟を決めたあともヘタレだけどかっこいいです。
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猫のように自由で何からも縛られない受と、翻弄されながらもそんな受を好きでいる華僑の攻のお話。受のつかみどころのない、人によっては傲慢にも思える性格を好きか嫌いかで評価が分かれてしまうかも。攻の愛情を半ば疎ましく思いながらも(渋々)受け入れている受。こう書くと嫌なやつにしか思えませんが、魅力的に見えてしまうのが一穂マジック。
可愛がりすぎると毛をたてて威嚇し手から逃れていく、いつになっても慣れない猫を可愛いと思うか否か。猫自身は飼い主を飼い主と思っていないところからもわかるように、何も意識して行動していない。そんなところが猫好きとしては好ましく思うのです。
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ノーモアベットの曲者社長と頼れる先輩あっさんのスピンオフ。
ノーモアベットはこれのための前哨戦? という感じで今作の方が好みでした。
懐かない猫である雪と、そんな彼に執着にも似た深い愛情をそそぐ藤堂社長。家族との関わりを軸に、螺旋を描くように彼らの想いが長い長い時間をかけて絡み合っていく様にぐっと引き込まれました。
なんというか、off you goに文章のトーンが似てる気がします。
巧みにするすると引き込まれる人間模様とドラマ、行き来する過去と現在。
ただのイチャイチャのエロではなく、感情にぐっと深く迫る描写の深さと濃密さ、魅せるドラマとしてのめり込ませてくれるお話でした。
ノーモアベットと違って今回はあとがきショートストーリーつき。良い意味でサクッと軽い一穂節が楽しい。
一穂さんたちは逸たちも含めてカジノに集う人たちが本当に好きなんだなぁと。
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シリーズ前作より読みやすかった。理由としては題材がルーレットだったからか、前作のスピンオフだったからか。
あっさんこと芦原雪の生い立ちが知れて、憎めない計算高いキャラクター性がもっと好きになった。前作がお兄さんポストだったから、違う一面も見れて満足です。