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製本工房の二人のアルチザン(職人)と、二人に製本を教えてもらう少年の物語。ものすごくいい。ルリユールや本や道具好きにはたまらない描写の数々!少年が製本道具を前にして目をキラッキラさせる気持ちにものすごく共感しながら読んでました。絵も好き。
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書店にてジャケ買い。
リュカが少しずつルリユールを教えてもらいながらの挑戦、ボッシュとルイの静かな依存関係、3人が過ごす工房、美しいなあ。
リュカ(Luca)ってルカ(Lukas)ですかね。美術の聖人の名前。
本が人の手でつくられる過程はいつもわくわくします。
手になじませるため何度も表紙の厚紙を調整するルイの横顔がとてもきれい。
ものすごくフランスのノエルを見に行きたくなりました!
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フランスの装丁工房、職人とそこに見習いとなった男の子のお話。
絵のタッチの繊細さが、二人の職人の関係と見習いの男の子との関係を表しているようで、よかった。丁寧に作られ装飾される本。良かった。
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製本の話だし、いい話なんだけど、繊細な絵でイイ話を書かれているというのが、なんだかダメだった。もっとあからさまにBLでいいのにと思う下衆な自分。職人に子供がからむのも、微笑ましいの前に、邪魔ではないかとイラっとしたり。心狭い。
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本を作る人達の心の交流を丁寧に描いているのだけど、この作者のバベルの最終巻がどうなるのかを期待してから合間に読んでいるので、物足りなさが半端ない。というか、こういうジンワリと良い話を受け付けなくなってきてるのかなぁ
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シャツと白衣と眼鏡が似合う製本家と、ワイルドな色気漂う装飾家の製本職人コンビに少年を加えるという、聞くだけでおなかいっぱいな、雰囲気あるおフランス製本物語。個人的には、ボッシュとルイのこともっと知りたいな!!!という気持ちでいっぱい。描き下ろし短篇の絵柄が不安定だったのが少し残念。
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ルリユール(製本・装丁)工房の職人たちと、少年の出会いと交流。
職人がカッコいい。大人だけど、子どもにきちんと向き合う。
これは読み手が腐っているせいかもしれないが・・・
職人2人組の関係性にどうしてもヨコシマな展開を期待してしまうなあ・・・。
絵の雰囲気がそういう期待を抱かせるのか?
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製本職人のボッシュとルイのアトリエに通い始める少年リュカのお話。丁寧に丁寧に細部までこだわって作る職人たちの本への愛情が優しく伝わってくる。持ち心地、掌への馴染み具合など、本が読者へ与える印象を見えない部分で支える職人たちの心意気も素敵。また、登場人物たちがそれぞれ複雑な事情やあまりおおっぴらにできない事情を抱えているけれど、それらを無理に聞き出そうとせず、しかし突き放したりせずに支え合うという三人の絶妙な距離感もとっても良かった。
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素晴らしい作品。これはお勧め。父を亡くした少年が、二人の製本職人に出会って、創作する喜びを自分自身で味わう。緻密で繊細な絵がうっとりするほど素晴らしい。主人公のリュカの生き生きした表情を眺めていると、本当に温かな気持ちになれた。リュカは物語の最後で、まっさらな本をプレゼントしてもらう。その本はリュカ自身でもあるし、この物語を読んだ読者でもある。読者はこれを読むことで、本に対する気持ちを、もう一度新鮮なものにすることができるのだ。