紙の本
ふしぎな・・・
2017/08/17 17:23
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏休みに図書室で本の整理をしていた勝が図書室の倉庫で知り合った少女、真由子とのストーリー。私は子供の頃、本が好きなのでよく図書室に行って本を借りていたのですがどことなく懐かしい気分になるような本でした。
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図書室って書いてあるけど、校舎とは別の建物だったのに
ちょっとびっくり。
そして。その地下には生徒は殆ど知らないであろう地下倉庫が。
更にその床下には司書の先生も知らなかった床下の物入れ。
この段階では冒険物かなと思ってワクワクしたんだけど、
怪しい鈴の音と共に急に背後に現れた少女。
こりゃびっくりするわ。 ただでさえ薄暗い地下倉庫なのに。
そんな感じで謎の少女”藤沢真由子”ちゃんと、
足を怪我して大好きなサッカーの練習に参加できず、
ふてくされている主人公、蒼月勝くんの
ちょっと切ない3日間の物語。
この3日で勝くんは様々な体験をし、悲しんだり悩んだり
淡い恋心を覚えたりします。
そして、母親の幼なじみの住職等からもお話を聞いたり、
実際自分が目のあたりにした事等を通して命の尊さを
実感し短いけどとても濃厚な3日間を過ごしました。
読んでて途中涙してしまった。
命は無限じゃなく、突然終りを迎える事もある。
この本を読んで、自分は今を一生懸命生きているとは
言えないよなぁと反省。
相手の気持を考えるって大事。
ちゃんと話を最後まで聞くって事もね。
他人を思いやる気持ちが育むかどうかは、
周りの大人の影響がかなりデカイよなって思う。
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夏休みだというのに、足を捻挫して大好きなサッカーの練習が出来なくなってしまった小6の蒼月勝(あおつきまさる)。もう少しで県大会も始まるのに、まだ練習には復帰できない。
みんなの練習を見ていたくなくて、勝は司書の先生に頼まれた書庫の整理を手伝うことにした。
一人で図書室の地下倉庫で作業していると、ふいに5年生の藤沢真由子と出会う。真由子は、目が病気になっている捨て猫に気がついて、ペットの病気の本を探しに来たのだ。
でも、この学校の生徒だというのに、図書委員の勝が真由子をこれまでに見たことはない。貸出カードもない。しかも、真由子の言う5年5組も、担任も今はいない。
そんな時、勝はお母さんの小学校時代の友達の真由子の話を聞いた。動物が好きで、獣医になりたいと思っていたけれど、交通事故で亡くなってしまった友達。
命って、なんだろう。死ってなんだろうと考えさせてくれる。
そしていつも何気なく過ごしている毎日が未来につながっていると気付かせてくれる物語。
中学年くらい〜
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2歳の甥っ子が本を読めるようになるのはまだ先のことだけど、最近は自分が本を読むときに「これは甥っ子に読んでほしいな」と思うことがある。もしかしたら、甥っ子に読んでほしい本を探すために本を読んでいるのかもしれない。
この本はネットでたまたま見つけた本で、こぐれけんじろうさんの表紙が良くて手に取った。児童書はずいぶん久しぶりに読んだが、当たり前のこと、大切なことがストレートに書かれていて新鮮だ。大人こそ児童書を読んで気付くこと、思い出すことが多いのではないか。これを機に児童書にハマりそうだ。