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タイトルから、雨宮さんの気持ちがこもってる。
どれだけ社会の潮流が、いわゆる「弱者のため」でなくなってしまってきているか、そのことに対する筆者の違和感を込めた呪詛のような本。
どうして、雨宮さんはこんなにもひとのためにがんばってるんかなぁ。どこにでもいるひとであるようで、このひとが持ってる鋭い感性がすごく好きです。
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文章は拙いが、筆者の性格が滲み出ていて、共感しやすかった。
知っていることも多かったが、貧困をより貧困な状態の人と比べて「まだましでしょう」「努力が足りない」と指摘するのは確かにどうかと思った。
楽しい旅行帰りだったので、社会的活動の中でも遊ぶことを忘れない姿勢が最もよかった。
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う〜ん。。タイトルと前書きと目次のトピックで借りてみたんだけど、私が読みたかった中身ではない。なんでしょうね?活動報告的な?感じ。事実の羅列と活動に参加したときの伝聞とか。活動そのものや思想はね、否定するようなアレじゃないと思うけどね、こうして本にしたときに読み手には半分の半分も伝わらない感じがして。なんでしょうね?やってることは違うかもだけど、この本だと薄く感じちゃいますよー(-ω-;)的なね。残念。
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ただでさえ満身創痍だったこの国を、大震災が襲って3年以上。 生活保護改悪や原発問題に象徴されるような、命を踏みにじるような動きは一向に収まる気配がない。
それに対して声をあげ続けていくことを宣言した著者のこの3年間のドキュメント!3・11以降、脱原発と反貧困の活動に関わってきた著者が自らをつづったドキュメント。雨宮処凛を知るには欠かせない1冊です。
月刊「創」の連載をまとめた2011年刊「ドキュメント雨宮☆革命」に続く第2弾!
福島での原発事故により、イタリアでの原発再開の是非を問う国民投票では90%以上が脱原発に投票、ドイツでは2022年までに脱原発することで与党が合意するなど海外では脱原発の潮流が生まれているのに、当事国の日本では石原伸晃氏が「反原発は集団ヒステリー、バックについているのは革マル派」などと妄言を繰り返し、福島での警戒区域となった学校に安全に対する専門家の指導もなしで先生が除染作業に駆り出されていることや、保証の対象となる区域内の人たちとどうなるか分からない自主避難の人たちと原発事故により保証を受ける人の間で格差が出来ていることや、片山さつきや世耕弘成が中心とした生活保護プロジェクトチームが一芸人のスキャンダルを生活保護削減に利用した裏工作のせいで生活保護を受けられる人間が水際作戦にあっていること、弱者救済に尽力してきた宇都宮健児氏が都知事選に出場した奮戦記、弱者切り捨てられる政策の1つに尊敬死の法制化の動きがあることや、ヘイトスピーチやバイトテロの裏側にあるものなど、命を踏みにじる動きに対抗してきた作者だからこそ知ることが出来た隠れた事実が詰め込まれた闘争記です。