紙の本
経営者とは
2014/10/13 22:21
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投稿者:こー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の中身自体は難しくて、よくわからないところが所処あったが、経営者というものが等身大でわかった。結局はその人自身の意思の強さ、周りの環境が企業にもっとも大切なものだと感じた
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Facebookのウォールに流れてきた永江一石さんのイチオシっぷりと藤田社長、ホリエモンの帯コメントに惹かれて即買、その日のうちに全て読みきってしまった。
どの起業家社長の自伝を読んでも壮絶なものが多いが、この社長の場合は衝撃的タイトルの通り実際にリーマンで会社を潰しており、その過程における経験の凄惨さたるや池井戸潤の小説を地で行く迫力のストーリーばかりである。
どん底を経験して這い上がっている人の再起のストーリーには、頭や胸を揺さぶられるような刺激が詰まっていて、精神衛生上も非常に良いので好き好んで読むジャンルだが、本著もそういった意味で非常に栄養素の高い一冊だった。
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エスグラント創業者の実話。
盛られているところも多分に有ると思うが、内容としてはリアルで面白い。起業家として名を馳せていく過程や、その中で著名経営者との交流の内容(江副さんの家でのオーケストラパーティーなど)等など。そしてリーマン・ショックから民事再生に至るまで。人とのつながりが主だった内容ではあるものの、この人の人生経験としては非常に濃いな、という感想。いいか悪いかは別として、こういう生き方に憧れている人も少なからず多そう。私は全く違うので、物語のような読み物としてはおすすめ。
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他業種のこういった展開を実感することができた。もちろんここに書いてあることが全てじゃないだろうし、これ以上の苦労もしてきただろうし、もっと自暴自棄になっていてもおかしくない境遇だと思う。人は確かに支え合って生きてるし、気づかないところで誰かが見てくれてて、誰かに支えられてるもんなんだなぁと感じられた。"give and take"の関係じゃなしに,"give and give"で"returnがあれば儲け物"の思いで、人は人柄に出資(金だけじゃなく)するものなのかもしれません。
杉本さんが出逢って助けられて人が実名で上がっていて、こういう業界の人たちってこんな風に交流があるんだとこれまた驚きでした。
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若手経営者はこれくらいの根性なくちゃ!とても前向きで元気がでます。老害の経団連なんか目にせずしっかり稼いでもらいたいですね。
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リーマンショックを機に債務不履行に陥る過程を描いています。リスクとどう向き合うべきかということを考えさせられます。
また同時に、ご本人は再起なさるのですが、周囲からの信頼さえ得られていれば周りが助けてくれるのだということも教えてくれました。
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タイトルにも惹かれたし、ブクログ評価も高かったので読んでみることに。
経営のリアルが描かれていて、特に資金繰りに苦労する倒産直前の状況が具体的で起業を考えている人には参考になる。
ただ、やっぱりこういうベンチャー系の話はあんまり好きじゃないな。
しかも不動産とか金融業界は複雑でよく分からんから尚更共感できない。
不動産用語もたくさん出てくるのでいまいちよく理解できないところも多々あった。
こういうところが日本で起業を考えられないところなのかもしれない。
タイトルの理由も結局ありきたりで少し拍子抜け。
起業して金持ちになりたい人には参考になる点がたくさんあるかも。
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まさに栄枯盛衰。
文章にも心の乱れが見られるような気がした。いい時の文章はやや乱暴で、再起するときの文章は慎重に感じられる。
よく逃げずに頑張った。彼の再起を素直に応援したい。
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最年少上場の成り上がり社長がリーマンショックに端を発する金融危機でジェットコースターのように転落、再起を図るまでを生々しく描いた本作。
貸し剥がし時の銀行員や杉本社長の人物を買っていた出資者とのやりとり、すべての物事に真摯に真っ直ぐ向かっていく姿勢など、アツい。
また、アツいチーム作りを土台に、この一連の経験を通じて学んだ経営ノウハウとして、経営理念、行動理念、マニュアル、財務の視点などを挙げているのがとても興味深かった。
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不動産会社を起業して上場させ、その後民事再生で事実上の倒産と自己破産を経験した若手社長の自伝。急成長と絶頂、その後のサブプラム問題からリーマンショック時の苦労などがダイナミックに描かれている。銀行やファンドなどの金融サイドの人間の振る舞いも面白い。上場会社の若手社長たちの交流やエピソードも興味深い。あまり時間が経っていないが、当時の空気が思い出されて懐かしい。
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不動産に人生のすべてを賭けたと言ってもいいくらい著者の不動産事業へのこだわりを感じた一冊。
この本を読んだからと言って目の前の何かを変えられるわけではないけれど。
会社を設立し軌道に乗り、社会情勢の前に会社が潰れても尚、立ち上がる姿には人それぞれ何か感じるものがあるはず。
不動産マーケットはお金の額が桁違いで、そのくらいのお金を動かすような経験がないし、著者の周りの名だたる人たちも実際にお会いして話したことのない人ばかりなのでリアルさには欠ける部分も。
会社の浮き沈みに比例して著者の感情の変化をリアルに感じられ、終盤には、ほんの少しアツくこみ上げてくるものがありました。
ホリエモンの「ゼロ」の方が個人的には好きだけど、この本も一回は読んでおいてもよいかな?って思います。ただ、手元には置いておかなくてもいいかなw
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著者と一緒には働きたいとは思えないが、読んでいて面白い一冊。1時間くらいで読む終わるくらいの軽い分量だが、内容は重い。
p239.新たな物件を仕入れるエリアを、都心11区、主要駅から徒歩8分以内に限定し、それ以外の物件には原則として手を出さないというルールを決めたのである。
p240.自社で保有するビルなどはさらに範囲を絞り、渋谷区、港区に限定することにしたのである。
p246.「ボクがリーマン・ショックを通じて学んだのは、会社は決して外的要因で潰れるんじゃないということだ。会社が潰れる理由は内側にある。つまり、経営陣がしっかりと本質を理解していれば、たいていの問題は解決されると言ってもいいだろう」
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破綻したエスグラント社長の杉本宏之氏の一冊。
上場起業でありながらリーマンショックの影響を受け、転落していく会社の動きは手に取るように感じました。
甘い誘惑をする組織や返済を求める銀行に対抗する著者の姿、心境は凄いものと感じました。
本書の中であるサイバーエージェントの藤田氏の男気は凄く感動しました。
あと著者のスタートトゥデイでのスピーチや前澤さんの心意気も印象に残りました。
著者自身が諦めなかったこともあると思いますが、経験からの反省や経営者仲間からの叱咤激励も復活した要因のひとつであると感じました。
稀有な経験を経た著者が再度不動産の業界に戻ってきて足元を見ながらまた成長していく様子が最後に書かれていて民事再生から学んだこともしっかりと伝わってくる内容になってるなと感じました。
非常に常人にはない体験が書かれていたので凄く勉強になったと感じました。
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著者は24歳で起業したマンション投資会社「エスグラント」をわずか4年で上場させるが、その後のリーマンショックで民事再生法を受け入れ、会社は倒産。同時に個人でも莫大な借金を抱えて自己破産。しかし、再び不動産業界で起業し、以前と匹敵する売上を上げる。
これが著者の最近の10数年間。読むだけで、めまいがするジェットコースター人生。ほとんどの人間はそのコースターに振り落とされるか、自ら降りてしまうんだろう。そして、ほんの一握りが、こうした激しい浮き沈みを血肉に変えて、成長する。
著者は会社を潰し、従業員や債権者に迷惑をかけたが、逃げなかった。債権者と直接交渉し、実直に負債を返済していった。だからこそ、多くの仲間が彼を見捨てることなく、復活を応援し続けている。本書のメインテーマは信頼による復活のイイ話なんだろうけど、「エスグラント」の起業から倒産までの壮絶な体験だけを深く掘り下げてくれたほうが、良かったかな。
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実に、おもしろかった。小説よりもおもしろい。
ニンゲンは かくも誠実に 生きるのだ。
倒産をさせた状況を 客観的に見つめようとする。
まさに フジチョウのように よみがえる。
『失敗とは 失敗から学ばないことだ』
という言葉が 妙にあう ストーリーだ。
現実に眼を背けることなく、
前に前にと すすんでいく姿が 実にすばらしい。
日本の若者も すぐれた人がいるのだと
感心した。というより そのクールさに、
力強さを感じた。
立花は言う
『でもな。逃げることは絶対やめろ。はっきり言って、400億円近い負債を抱えているお前とはオレもかかわりたくない。でも、全てを失ってゼロになって、そこから這い上がろうとするお前なら、オレはいくらでも助けてやる。同じ倒れるにしても、背中を見せて倒れるな。正々堂々と、前のめりに倒れるんだ。』
行動方針から
わからないことをわかるふりすることは最も愚行である。
ニンゲンこそが最重要資産である。
目的と目標は異なる。目的はつまり理念。その先に目標=結果がある。
軸足をぶらさない。これがすべてに通じる発展の基礎である。
成功者にとって謙虚さと感謝が最も大事な想いである。
人と比べること。見栄を張って虚栄心を満たすことを止めよ。
常に自問自答せよ。
恥ずべき行動ならば、行動をするな。
悔しいなら、圧倒的な努力をせよ。
再生とは 自らの至らないところを知ることで
初めて、再生が始まる。
倒産の理由はリーマンショックのせいではない。自分の経営がいたらなかったと
はっきり言い切ることが 何よりも凄い。
そして 東関東大地震に対しても アクションを起こそうとする。
いいねぇ。