電子書籍
裏サンダーが生み出した傑作
2020/11/02 01:24
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投稿者:おふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単調な絵と淡々としたストーリーから始まり、正少々地味な作品に見えるが、読み進めていくたびに引き込まれていく不思議な作品。主人公はどんどん交代していくが、意思や想いは連綿と引き継がれていく。表紙にもなっているエピソードはこの作品屈指の人気話でしょう!!ハロー!!!!
紙の本
描きたいことが伝わる良作
2015/08/07 22:02
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投稿者:こらん - この投稿者のレビュー一覧を見る
輪廻転生が教義の中心にある宗教が支配する世界。
大罪人ハローの生まれ変わりとされる人間は何代にもわたってその罪を償っている。
飾り気の無い絵柄と深みを感じる世界設定がとてもバランスが良く、読ませる作品だ。
無駄な引き伸ばしもなく、必然性を持ってストーリーが進んでいくのも好感が持てる。
キャラの魅力はやや薄いがメッセージはわかりやすく、素直に完結が楽しみと言える。
電子書籍
罪を犯した魂
2022/06/28 21:03
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投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
「こんなに恵まれてるなんてよほど前世で徳を積んだんだな」とかって言いまわしがあるけど、この作品世界では犯罪者が刑期を終える前に死んだら残った懲役が「生まれ変わり」に受け継がれるらしい。「前世の自分」が犯した覚えてもいない罪で服役するのだ、ずっと監獄で生きて、死ぬと生きた分減っていく「懲役339年」。話は淡々と進むし、絵もそんないきいきした絵ではないのに、なんてことだろう、そんなことって、と衝撃を受ける。恐ろしさとわずかな希望のような美しさ。読み終えて表紙の絵を見るとああここは…と胸が痛いすばらしい表紙。
電子書籍
面白い…
2016/12/19 02:26
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投稿者:鳳翼天翔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
そしてちょっとしょっぱい…><
せつねぇ~よーーー><
電子書籍
面白いです
2016/12/17 10:50
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投稿者:daisichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこかにありそうな話かなーと思いましたが話を重ねていくに連れてそうじゃないだろうなーと思います。
これからずーっと続く中でどう話が連なっていくか楽しみな1巻です。
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ハローは生まれたその日から囚人だ。懲役339年の重罪人・初代ハローの生まれ変わりとして、罪を受け継ぐ。罪の記憶はない。何を悔い改めるのかもわからない。彼は罪人なのか⁈
歴代ハローと世界の真理を疑う人々の反抗の物語。
この国では輪廻転生が信仰されています。魂は永遠、前世の行いは今の人生に引継がれると信じられている。でもどうやらこれが怪しい。前世経歴詐称や売買といった犯罪もあります。
面白い設定ですね。理不尽な運命に抗う物語には熱くたぎるものがあります。
期待の一巻です。
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webで読みました。前世の行いが今の人生を左右するという宗教を信仰する国で、その教えを否定した故に懲役339年という刑罰を与えられた男。刑期を残して死ぬと生まれ変わりが探され、すぐ収監される…代々の彼らが体制を変えていく壮大な物語です。
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懲役339年の大罪を犯したハロー・アヒンサー。
その国では輪廻転生が信仰されており、ハローの死後も刑期は終わらない。
生まれ変わりの二代目ハローは、前世の記憶を持たないままに収監される。
罪の自覚のないまま生涯を刑務所で過ごさなければならない歴代のハロー達が、
見たものは、そして長い長い刑期の終わりに見えた光景は―。
ファーストネームが同名なんで興味を惹かれた作家さん。
大学時代に初めて書いた本作品が、裏サンデー(Webサイト)のトーナメント投票で勝ち上がり、
サイトで連載を持つようになりそのままマンガ家になったそう。
新世代の作家さんですね。
絵は柴田亜美の描線を素朴にしたような印象で、まだまだ伸びしろはありそう。
骨太なストーリー、339年という長い時の流れをどう料理するかと思っていたら、
4巻でコンパクトにまとめきり、読後感も爽やかで心地よい。
「ショーシャンクの空に」のオマージュや、悪役がきちんと憎々しいところも好きです。
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転生が信じられている世界で、大罪人の生まれ変わりとして、生まれてからずっと刑務所ですごす少年ハロー。前世の記憶もなく、罪の意識もなく、ただひたすら罪を償う2代目ハローの日々とは!? かつて見たことのない世界観を若き鬼才が描く!(Amazon紹介より)
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大罪人ハローに課せられた刑罰は懲役339年。
初代ハローは発狂の末獄中死したが、すぐにまた次のハローが生まれる。
これは転生に次ぐ転生を重ね、気の遠くなるような懲役に服し続けるハローたちの物語である……
まず世界観に惹かれる。
物語の舞台は前世の出自ですべてが決まる国。前世が偉人なら現世でも栄達が保証され、前世が罪人なら生まれてすぐ自動的に監獄送り。そんなシステムが根を張る国で懲役刑に服し続けるハローが主人公……とも言い切れず、一巻では主にハロー担当の代々の刑務官の視点でストーリーが進行する。
内容は哲学的にして思想的。罪とは何か、罰とは何か、償いとは何かという深い命題を投げかけてくる。
個性的な画風は好き嫌いが分かれるが、今風の萌え系とは一線を画すカクカクした絵柄が、ウィットに傾き過ぎぬシビアさとドライさを醸すのに一役買っている。
歴代ハローと刑務官、周囲の囚人たちの交流が織りなすヒューマンドラマがメインだが、二代目ハロー担当の刑務官が三代目の時は所長に出世してたり、彼が書いた手記を巡り後の世で陰謀が蠢くなど、登場人物が縦に横に重層的にリンクしていくのが楽しい。
ただ女ハローと刑務官のラブストーリーメインの話は冗長に感じた。
二代目と三代目の話が一話完結で短くまとめられていたので尚更そう思うのかもしれないが、長引いた割に普通にいい話で終わってしまったのが物足りなかった。ハローが麦畑の挿絵に惹かれたのも何かの伏線だと思ったのだが……
いずれにせよ、今後も時代を経るごとに登場するだろうハローたちの運命を括目して待ちたい。
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舞台は輪廻転生が信じられている世界。
膨大な年数の「罪」を償い続けなくてはならない人物を通して、
「神」「生」「罪」の意義を問う作品。
絵柄はかなりさっぱりしているけれど、深さに引きこまれます。