紙の本
論文の書き方が網羅されている。
2016/03/29 00:07
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投稿者:Oちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学の教科書に指定されていました。
論文の書き方が網羅されているので、
大学生には一読をおすすめする。
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http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16316376
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論文の読解注意点著者がどのような論法を使っているのかすなわちどのような順序で読み手を納得させようとしているのか42ページ
論文執筆におけるダブルノート法
特に対象とする思想家や作家の著作を読む際には①著者の議論の要約を記すごく普通のノート②キーワードとなる単語のインデックスを作成するインデックスノート58ページ
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本書は卒業論文を執筆する学部生を対象としています。他の類書同様、本書もテーマ設定や守るべき倫理規定、文章構成や推敲について書かれています。第1部(1~3章)の「原理篇」で論文とはそもそも何か、という類の話が書かれています。第2部(4~11章)の「実践篇」にて、具体的なテーマ設定や文章法、推敲作業について書かれています。今卒論を書いている人とこれから書く人のいずれも、本書から得るものがあると思います。
個人的には第11章「特別処方八か条」をおすすめします。第11章は「無駄を覚悟すること」、「疑問を持てない人」、「長く書けない人、短く書けない人」などの節から構成されています。読みながら「たしかにそうだ」、「なるほど」と思わせられるところがいくつもありました。実際に論文を書いて初めて実感する問題や難しさ(文章が長く書けない、テーマがうまく設定できない)は多々あります。
これから論文を書く、もしくは今書いている人だけではなく、すでに論文を書き終わった人にとっても本書は有用です。自分の執筆過程や成果物を今一度顧みることで、たとえ二度と論文を書かないにしても、何か今後に活かせる発見があるのではないでしょうか。
(ラーニング・アドバイザー/国際(政策) WATANABE)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3160791
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はじめに
第I部 論文を書くとはどういう経験か—原理篇
第1章 論文は、なぜ、必修課題なのか
第2章 論文を書くことは技術である
第3章 論文とはなにか
第II部 論文を書く—実践篇
第4章 基礎的トレーニング—ノートと要約
第5章 論文の主題を見つける
第6章 設計図と施工
第7章 論文のモラル
第8章 文章法
第9章 見直しと推敲
第10章 書式に関する指針
第11章 特別処方八か条
あとがき