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俳優である著者が7年間のもぎり時代を映画の題名になぞらえて綴った珠玉のエッセイである。その中の一編。かつてもぎりをしていた映画館で当時上映していた転校生の小林聡美と並んでかもめ食堂の舞台挨拶をすることになったエピソード等。映画を愛し、映画館を愛した著者の思いが全編にあふれており、あらためて映画館で映画を観たいと思わせてくれる。
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一般席のチケットで指定席に座る客、
人間国宝であった先代の中村勘三郎に、その人と知りながら堂々と注意したり、
劇場の共通券をもぎらずにちゃっかりいただき、他の劇場で使ったり、
スジが通ってるんだか、いないんだか....。まぁ、もぎりの役得ってことで(笑)
全部ひっくるめて、映画と劇場愛に溢れたはいりさんはチャーミングなのです!
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もぎりにこんなドラマがあったなんて‼︎‼︎
はいりさんの映画に対する愛がすごく伝わってきました!
たまには映画館に行こうかな♫
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片桐はいりさん、テレビや映画で目にする機会は多かったけど、こうやって彼女の素の声を聞いたのは初めての様な気がします。意外にもチャーミングな方だったんですね。それにとてもアグレッシブな行動力。
彼女の映画、いや映画館に対する情熱が熱く伝わってきました。
今ではシネコンが当たり前の時代。単館上映されていた時代の映画館の裏話が聞けてとても楽しく読めました。
私も高校生の頃にはまだ単館上映があっていたので懐かしい思いも蘇ってきました。
はいりさんの話を聞いて、もう少しこの昔懐かしい映画館を満喫していればよかったと悔しい思いも…。
映画館に出掛けて映画が見たい!!そんな気持ちにさせてくれるエッセイでした。
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父に連れられて観た「影武者」のかかっていた映画館を思い出したり、最近馴染みのある坂東市岩井が出てきたり、渋谷の東急文化会館も。楽しい本でした。
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片桐はいりさんの”映画館”愛が込められたエッセイ集。
前半は”もぎり”のアルバイトをしていた頃の話がメイン。後半は地方の映画館巡りがメインだが、前半も後半も映画と映画館好きにはたまらない話である。
「人生は長く静かな岡」の中で、映画館の閉館を悲しむはいりさんがいるが、同じく僕も昨年(2014年)末の、新宿ミラノ座の閉館は悲しく思った。
新宿ミラノ座で何を観ただろう、というより新宿ミラノ座ではよく並んだよ(^^。
映画館の思い出というのは、映画の記憶と実に良い相乗効果をもって頭の中に残っているようだ。
「ET」は朝イチで新宿ピカデリーの前に並んで見たし、「南極物語」は学校をさぼって日比谷座で見た。「スターウォーズ・ジェダイの復讐」は有楽座で見た。「かもめ食堂」はシネスイッチで立ち見で見た。エヴァンゲリオンはミラノ座で観たけど、あれはミラノ座で最初のアニメ・ロードショーではなかったか?などなど。
どの映画を観たかより、どこで見たかが、思い出としては重要であったりするのである。
そんな思いを喚起させてくれるエッセイである。楽しい。
そうか、だからDVDで観た映画は、よく覚えてないのか。。。いや、酒飲みながら見るから覚えてないんだけどね。
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映画よりも、映画館や劇場に愛着を感じられるエッセイでした。旅行先はもちろん、近所の人達ともフラットに付き合えるはいりさんの人柄が素敵です。どこかの映画館で、もぎりを楽しんでいるはいりさんに会えたらいいな。
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芸能人で魅力的な文章書くな!という人は片桐はいりさん、と又吉直樹さん。
女優になってからも映画館でもぎりをしていたとは!映画館で寝るのが好きなくらい映画好き。
音と映像が勝手に展開するのを2時間とか、見続けること、情報量が多すぎて苦手なんですが、映画をこんな風に愛しく思えたら素敵だなぁ。
古い映画館をめぐるキーワードの旅ルポもおもしろかった。そんな視点の旅もあるのだと。
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誰かと映画館で映画を共有するのってやっぱりいいな~と思った。
入替制じゃない映画館で立ち見…小さい頃に父と一緒に行った記憶あったな。
もぎりたちの日常というか、映画館が住処みたいになっている感じが面白くて、羨ましい!はいりさん知れば知るほど魅力的な方だわ。。
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う〜ん。良い。
はいりちゃんの本は全部読んでるけど、本当に素敵な表現ばっかり。
地方に行ったときのそこでしか食べられないお魚を食べたときの話がすごく良かった。
旅に出たときにまた読んで、わたしも文章を書きたい。
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はいり作品3作目。
ただ、ただ、
映画愛ともぎり愛に溢れたユーモアたっぷりの作品。
映画館は、今もちょっとした非日常を味わえる空間だけど、
レンタルとかネットで気軽に映画を見ることができなかった時代は、
もっともっと特別な空間だったんだろうな。
私にも、お気に入りの映画館は
いくつかあるが
もっといろんな映画館を巡りたくなった
そんな作品
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相変わらずはいりさんのエッセイは面白い。知らない世界のことだったが、楽しく読めた。
有難う、有難うと言い続けたら、有難いことがかならず起きる。
2015.9.27
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もぎり嬢、映画への愛情、昔の東京の姿。。
言葉選びや文体に彼女のセンスが凝縮されてました。
ただの個性派女優のエッセイ本と思うなかれ。
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はいりさんのもぎりエッセイ
原田マハさんの『キネマの神様』の後書きではいりさんが映画について書かれてて、このエッセイの事もあったので読んでみたいなぁと思ってその流れで購読。
面白い。
はいりさんのエッセイは2冊目だけど、そう言えば前回読んだのも面白くて電車で吹き出しそうになったのを必死で堪えたんだった。
心底映画好きなんだなぁって言う事が良く伝わってくるが故に、想い出深い映画館が無くなっていくのは本当に辛いだろうなぁと心が痛くなる。映画館に足を運びたくなった。から絶対行く。絶対。
各章ごとのタイトルが映画のタイトルをもじってるのも可笑しい。最後に正解のタイトルが載せてあるのが映画愛を感じられて何とも良い。
そして今、点線を切り取りたい衝動に駆られている。
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ミニシアター系の映画館によく通って2本立てで楽しんでいた時期があったので、とても楽しめました。
働く側の視点からスクリーンに映っていくことはとても感慨深いものだと思います。
最近は映画館で映画を見ることがほぼないので久しぶりにスクリーンで見たいなぁと思えました。