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日本人の寺の子が西チベットで兄を探すお話。
チベットの宗教的なこととか、案内人の人の過去とか色々見所あります!続きが気になります!
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ある日兄から届いた「助けてくれ」というメール。
添付されていた写真だけを頼りに、大学生の徳丸が単身西チベットに向かうところから話は始まる。
日本語のできるガイドのソナムとキッチンボーイのナムギャルの3人で兄を探す旅をする徳丸。
徳丸が登山やチベットに関する知識があまり無く、
かと言ってだから我儘で足を引っ張るということも無く
守られているばかりの存在でも無いところが頼もしい。
メールひとつで知らない外国の町へ行くバイタリティもさることながら
そこまでしても良いと兄に対して思っていそうな
兄への感謝や贖罪の気持ちがあるらしいことが
少しずつ明かされていく。
筆者が西チベットに関する知識があり、
ご自身の知識を元にされているせいか
現地の様子がとても生き生きと描かれ、自分も旅をしているような気持ちになれる。
お勤め中に食べるバター茶やツォンパ、
腕を伸ばした時の見え方で時間を計るやり方、
読経や外の日差しなどが美しい。
人の表情もとても豊かに描かれている。
3人のキャラクターも段々と明かされ意外な一面も見えてくるし、打ち解けていく様子も見ていて楽しい。
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主人公の日本人徳丸は、女の子にまちがえらるかわいさだが、男子大学生、、とシャングリラ冒頭と同じ!蔵西寸のお好きな設定か。
購入してすぐパラパラと見た時私も勝手に、女子大生がふらふら初めてのチベットで一人歩きして冒険に巻き込まれるみたいな勘違いをしていたが、じかんができたので一気に通して読み何故そのような勘違いだったか、と首かしげながらも、とにかくかっこいいソナムの登場、西チベットはインド領でほぼラダック??
丁寧なチベット文化圏の説明、解説、細やかな描写描画、話は徳丸もソナムもは肝心のところで口をつぐむのでよくわからないまま進んでいく。キーワードは、信仰心とか、神仏へのというより自分や家族に真摯真実であったか、ということかな。素朴なナムギャルはそのような悩みを見せず優しさと愛のみで一息つかせてくれる。
度好き、インドネパールチベット好きの方は必ず読むべき珠玉の名作!3巻までは紙の本がありますが最終巻は電子になります。なお、最終巻はAmazon Kindleサイトに今お試しで数ページ読むことできますが、うまく購入できず、こちらのサイトから入り購入最後まで読めました!ありがとうございました!!