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原作の宮月先生と、作画担当の神崎先生の歯車がカッチリと噛みあい始めたか、先巻よりダークさが増しているので、肉体的なダメージよりも精神的な負荷が得意じゃない人は注意が更に必要になっていると思う
人間の本質って善と悪、どっちなんだろうか? と悩む余裕すら与えてくれないほど、人の汚さ、自己中心さ、弱さ、が濃厚に描かれている
欲望を持っている方が、人間としてはマトモだが、自分で自分の欲望をコントロールできず、最終的に自滅する人間は悪じゃなく、弱者だろうな・・・
殺し屋である以上、宇相吹はヒーローとは言い難い。彼の仕事で人が死ぬことで、救われる誰かが確実にいないので、ダークヒーローとも言い難い。彼の立ち位置はとことん、殺し屋だ、実に卑しい
依頼者がいるから宇相吹は存在するのか、それとも、宇相吹がいるから依頼者が後を絶たないのか
人の脆さを自分の眼で見るために、最も効果的で、最もおぞましい手段を選ぶのに躊躇が無い、こんな知りたがりの宇相吹の瞳と舌は、悪魔すら殺しそうな気がする
自分の中の正義の在り方に迷いながらも、愚直に彼を追い続ける多田
このバカ素直な刑事の存在が、宇相吹の底知れなさを強調しているのだろう
あまりにも力量がありすぎるので好敵手とは言えない、彼らの関係が今後も続くのか、それとも、変化が生まれるのか、楽しみだ
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こういう誰も得をしない胸糞悪いけど何処か「人間ってこういう生き物だよね」と嗤える不条理じゃない漫画って良いよね。特に女子高生の話が好き。自分的解釈はあの子は良い気分になっていない。きっと「ちっ娘ももっと生かして生き地獄を味あわせてやれば良かった」じゃないかな。苛められた側の人間ってね、そうなるんだよ。
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宇相吹に正義の鉄槌を与えているモラルなどは求めないが、止む無く彼に殺人を依頼する、と言う依頼人側に感情移入が出来ない、余りにもクズばっかりで。
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出世レースやイジメの話など偽善の中に潜む人間の醜さと変貌をキッチリ描いたダーク漫画。幸せな方にこの本をお勧めはできない刺激物。
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「あなたの正義では 誰も救えない」
援交刑事とか、元風俗嬢とか、銀行マンとかバリエーション豊かな依頼人達で、オチも秀逸。
毎回、終わり方が楽しみ。