投稿元:
レビューを見る
再読して実感した。
神林に手落ち無し!今も昔も常に新鮮だ。
1986年長編デビュー作品だなんて嘘みたい。だって、ピチピチだよ?
絶対に売り払うことが出来ない本がこうして山になるわけだ。
投稿元:
レビューを見る
1983年に書かれた神林長平の長編デビュー作。世界観、スケールの大きさ、時間軸のスパンの取り方の見事さとどれをとっても超弩級のSF大作。アーサー・C・クラークや、アーシュラ・ル・グインに迫るものと言ってよい。しかも、ここではまだエンターテインメントの要素が強いが、やがてこれがシリーズ第2作の『帝王の殻』、そして完結編の『膚の下』へと、しだいに洗練と文体の厳しさとを増してゆくのである。「おまえたちはなぜ生きているんだ…なんのために」という究極の問を問い続けながら。本編は、日本SF史上の輝かしい出発点だった。
投稿元:
レビューを見る
物語の背景設定の妙がひかる古典SF。「火星三部作」の一作目。アンドロイドと人間、仮想現実、輪廻転生などの要素が詰まっている。1980年代にこの物語を書いた著者の想像力は凄い。そのまま映画の脚本にできる。
電子書籍で再読するとは高校生の時には想像もしなかった。3度目に読むときにはどういう読み方するのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
古い作品だからエンタメ性が薄いなあと思いつつ、読み終わったときには「面白かった!」とじわじわ感じました。
アンドロイドなのに機械じゃないし人間と同じように生きてるような描写に疑問を感じていたけれど、結末で「そういうことだったのか!」と納得できました。
タイトル「あなたの魂に安らぎあれ」も素敵です。次作も楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
お、おおお、おもしろかった…!おもしろかったし夢中で読んだんだけど。一番の感想は「既に似たような設定があるとかなんとか、そういうのは全てどうでもよろしい。文章のすすめ方が好きなんでしょ。世界を描く言葉が好きなんでしょ。」ということ。あぁとっても気持ちいい。火星三部作、続きも読みましょう…
投稿元:
レビューを見る
昭和61年版でした。
あ、やっぱりサイコパス的設定は以下同文。
始めのうちは、津原泰水のデビュー作のような息苦しい雰囲気でしたが、そのうちアクション展開に。
青年と少女とおじいさんの列車旅行は良いな。
投稿元:
レビューを見る
電子版で再読。
繰り返し読んでもめちゃくちゃ面白い。
登場人物多め、かつ色んなキャラクターの主観で物語が紡がれていくんですが、場面転換多くても混乱しないしぐいぐい読めるので、SFは世界観とか設定とかちょっと難しそうと思ってる人にぜひ読んでみて欲しい1冊です。
投稿元:
レビューを見る
神林さんの長編を読むのは初めて!こんな素晴らしい世界(ディストピアやら歪んだ世界観が好きなのです)を書く人の作品に今日までほとんど触れてこなかったことに感謝!これからたくさん読めるので!地上に暮らすアンドロイド、地底に暮らす人間、互いが互いを憎しみ合う世界で運命と戦うあるいは翻弄される生命の姿にぞわぞわさせられる。国内SFでこんないいのがあったなんてー*\(^o^)/*
投稿元:
レビューを見る
魂が安らぐ時はどんな時か。通読後、ひとつは舞の、もうひとつは誠元の魂が安らいだその時を繰り返し読み見返した。
解説のとおり、ゆっくりした序盤から徐々に読むペースが上がっていってクライマックスに達する構成が凄い。これだからSFはやめられないというやつです。
投稿元:
レビューを見る
SF。火星。アンドロイド。
序盤は静かな始まり。退屈なわけではなく、幻感覚器などSF的なアイディアを楽しめた。
中盤からアクションシーンが増え、一気に盛り上がる。
終盤、世界の真実が明らかになる頃には満足感でいっぱい。
読んでいて、伊坂幸太郎『ラッシュライフ』を連想した。何故だろう?群像劇っぽい構成でしょうか?
そして何より、タイトルが良い。
作中で何度も使われるフレーズであり、"魂の安らぎ"は作品のテーマでもある、美しいタイトル。素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
"きっかけは、成毛さんが運営しているHONZで紹介されていた一冊が神林さんの作品だったこと。三部作というので、一冊目から読んでみている。
いや~面白かった。早速、第二巻目を読み始める。"
投稿元:
レビューを見る
全編すげえ面白かった。ディストピアの外に何があるのか、エンズビルとは何者なのか、そしてそれが訪れた時の「終わり」の悲壮感、表題のセリフが物語が進むごとに意味が強くなって行く構成も熱い。
投稿元:
レビューを見る
SFばかり読んでいた学生時代に、鮮烈な印象を受けた本。数十年ぶりに再読し、昭和のSFの良さを再認識した。
主要人物について、ここに至るまでのエピソードや人となりなども、もっと書いて欲しかったと思う一方、それなしでも感情移入できるのはさすがだし、SFとしての枠組みがしっかりしていて、読み応えがある。
三部作になっていたのは不覚にも知らなかったので、これから他を読むのが楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
雪風と敵は海賊しか読んでいなくて積読していた神林長平を読みはじめ、プリズムはなかなか難しいと思っていたらこれは面白い!良かったこれで次に進める
投稿元:
レビューを見る
「人生は夢のなかで夢を夢みる夢」
完全食とは良く言ったものだと感じました。
三部作ということなので、
続編が楽しみです。