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就職が決まらない知章はスポーツクラブに入会した。会員の女性たちに頼まれて近隣の猫虐待を調べると、意外な事件が明らかに。
真相究明に一役買ったのは会員の四元さんだった。その後、猫がらみで騒動を引き起こす彼女に振り回される知章。
就職はどうなる?四元さんの悲願とは?端正かつ大胆な筆の運びが魅力の連作ミステリー。
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周りがどんどん内定を取る中、なかなか就職が決まらない知章は、父の方針でアルバイトも禁じられ、身分不相応なスポーツクラブの会員証を渡される。することもなく毎日スポーツクラブに通ううちに、ラウンジに集いおしゃべりをする年上(高齢?)の女性たちの輪になんとなく入っていて、その情報収集力や意外に取れている統制にちょっと驚くのである。そして、その知章が勝手に名づけている<おしゃべり会>からは少し距離を置く四元さんが、猫が足りない故に物語の中で大切な役割を果たすのである。おばさんたちのおしゃべりに端を発する日常の探偵物語にしては、死体も出てきたりして物騒でもあるのだが、<おしゃべり会>の面々や四元さんと知章の関係が微笑ましくもあり、心温まる物語でもあるのである。知章と<おしゃべり会>のこれからも見てみたいと思わされる一冊である。
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ミステリーとしても、猫ものとしても、何だか物足りなかった。登場人物に魅力を感じない。
「世界から猫が消えたなら」に引き続き、猫の表紙に騙された感が消えない・・・
最後、幸せにまとまった所だけは良かったかな。
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【収録作品】昨日と同じ今日を/柳の樹の下には/人のふり見て/天の神様の言うとおり/いづくも終の/今日と違う明日へ
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就職が決まらない知章はスポーツクラブに入会した。
会員の女性たちに頼まれて近隣の猫虐待を調べると、意外な事件が明らかに。
真相究明に一役買ったのは会員の四元さんだった。
その後、猫がらみで騒動を引き起こす彼女に振り回される知章。
就職はどうなる?
四元さんの悲願とは?
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猫を愛しているのに飼えない環境にある主婦・四元さんに振り回される就活中の若者が謎や依頼を解決していくという話。
登場人物の言動が不自然に感じられて読み進めるのがきつかった。
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最初はちゃんと読んでましたが、途中から、あまりのつまらなさに飛ばし読み。結局きちんと読まずに、途中で図書館に返しました。
他のレビューを読んでいると、真剣に読んでも時間の無駄みたいだし、これで良かったようですね。
浴槽、猫砂、のシーンは気分が悪くなりました。(別に生々しい表現ではないけれど、猫砂をそんなことに使うなんて……。と言う猫飼いの憤怒みたいなものです)
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沢村凛さんの作品の登場人物は「とことん極める」人がでてきますね。
どうしようもなく突き抜けていて、ふと我が身を振り返りなんと茫漠としているのかと感じます。
『おしゃべりの会』の面々の世間知にも好感がもてます。
おばさんの延々と続く長話にひそむ魅力に気がつくなんて、さすが沢村さん。
ただ、やっぱりファンタジーが読みたいです!
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めちゃくちゃな行動をする人をほっとけない主人公が探偵まがいのことをしていくストーリー。けっこうおもしろかった。
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タイトルに惹かれ、表紙も良い雰囲気だったので読んでみた。
ふんわりした雰囲気かと思いきや、登場人物たちがガチャガチャした感じで、特に四元さんの暴走している様子が合わなくて途中で断念。
2章目の半分くらいまでしか読んでいないけれど、四元さんのは猫を大事に思っているんじゃなくて猫への思いの押し売りで、読んでてしんどくなってしまった。
途中リタイヤは久しぶりだけど、読む本は厳選していきたいのでやむなし。
返す返すもいいタイトルなんだけどなぁ。
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題名と裏腹に、登場人物が癖だらけのゆるめなミステリー。物語の序盤の登場人物の暴走に耐えられれば面白い作品であると思う。