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復讐に燃える者、権力を渇望する者、平和を望む者、故郷を想う者、それぞれの思惑が絡まり合いながら物語は佳境へ。皇帝の許可を得、故郷へ向かう主人公達天竜隊の対・闇の眷属作戦には、思わず膝を打った。とはいえ、茨の道であることには変わりはなく、血のにじむ思いでようやく果たした帰郷、読んでいるこちらも思わず涙してしまった。次巻最終巻が待ち遠しくてたまらない。
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三巻目にしてやっとタイトルの「灰と王国」キターッ!!
いや、ほんとにね。ここへたどり着くまでどうして灰と王国は灰と帝国じゃないんだろうって思ってたんですよ。しかし大セナトが「灰と化した故郷に己が王国を築くがよいわ」というこの箇所で、王国=自分の信念とか矜恃みたいなものだなとしみじみと。
エレシアとコムスの独立に小セナトの帰還と帝国の今後に関わる動きはあれど、フィン達は自分たちの手足で一掻きずつ、一歩ずつ元いた場所を目指し…来月の完結巻で迎える夜明けが待ち遠しい。
(読了ツイート転載)
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竜と絆を結んで竜侯となったとしても、竜が何をしてくれる訳でもなく、ほとんど普通の人と変わらないという設定は全然ドラマチックじゃない代わりに、人間の努力とか泥臭い部分が強調されるので、そのぶんご都合主義が廃された良い感じのファンタジーです。