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正に王道
武骨で、読み手の都合なんか考えずに、ただただ真っ直ぐに心を打ってくる
天望先生は「最後の1コマまで全力で描けた事が僕の誇り」と言い切ってくれたが、逆に、私にとっては「最後の1コマまで全力で読んだ事が私の誇り」である
ハッキリ言って、クセが強すぎる漫画なので、読み手は選ぶ。きっと、この『亡国のジークフリート』を読み、面白い、と感じられる読み手は自分の誇りが何かを探しているか、もしくは、誇りを見失ってしまっている、のどちらか
『ザ・松田 最強伝説』に劣らぬほど、男が痺れ、憧れ、惚れる男の生き様が濃厚に描かれている
天望先生は、藤田和日郎先生や鈴木央先生の喉首に牙を迫らせる事の叶う漫画をこれから描ける漫画家だ、と期待を私は寄せている
強くなったクリエムヒルト姫の無双っぷりが描かれた、巻末のオマケ漫画まで面白いっっ
個人的にグート(良し)な回は、ジークフリートvsハーゲンの真剣勝負、いや、素手喧嘩が魅られる第29歌章「ジークフリートが約束を果たしたこと」
次回作は、武者モノが読みたいっ