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ひとりの少年が姿を消した。母親は半狂乱で行方を捜すが……。
壊れかけた二つの家族。北欧の伝説息づく風光明媚なゴットランド島で何が?
女性警官マリアが事件を追う。
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隣人の浮気現場を目撃した後失踪した少年。
壊れかけた二つの家庭の人々は何を隠しているのか?
寒くない北欧もの。
女性の扱いが痛くて辛かった。
なんだよー。北欧ってもっと男女同権じゃなかったのかよー。
そして秘密を抱えたご近所の日常から大きく外れた真相に置き去りにされた感。スウェーデンではこれが日常ってことなの?
シリーズの途中からの訳出ということで、消化不良気味だったりもするし。
面白く読んだのは間違いないけど、ちょっとモヤモヤが残る。
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マリア・ヴェーンシリーズの八作目とのこと。
少年が行方不明になり、身内や親戚や友人家族が心配して力になろうとするが、それぞれ秘密を抱えていて、主人公の捜査官が話を聞きながらそれが徐々にあきらかになっていく。。という話。この作品しか読んだことないが、登場人物たちの感情や心理状態の説明が多くて退屈を感じてしまった。話もなかなか進まないし、結末もパッと出の人物が容疑者になったりしてなんだかなぁという感じ。このシリーズの作品は読まなくていいかなと思った。
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スウェーデンのゴットランド島を舞台に、離婚し子どもと離れて暮らす、女性警官マリア・ヴェーンが事件を追う。
初めは一人の少年が失踪しただけだった…。全然事件が進まなくて、みんながまだまだ秘密を抱え込んでいて、マリアはマリアで自分のプライウェートで頭がいっぱいなのか、追及具合が手ぬるい気がした。最後あたりでドドドっと話が進み、予想と違う結末であった。海外ミステリーって時々思いもよらない方向に向かうから面白い。
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「アンナ・ヤンソン」の長篇ミステリー作品『消えた少年(原題:Pojke forsvunnen)』を読みました。
「スティーグ・ラーソン」の『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』に続き、北欧ミステリ… スウェーデンの作品です。
-----story-------------
本国でシリーズ累計200万部突破の警察小説。
政治家である夫との隙間風に悩み、幼なじみの陶芸家に心惹かれる「エルヴィーラ」。
最初は陶像のモデルになるだけだったが、それだけではすまなくなった。
一度だけの情事。
だが、ひとりの少年に見られていた。
そしてその直後、少年が姿を消す。
母親は半狂乱で行方を捜すが……。
壊れかけた二つの家族。
北欧の伝説息づく風光明媚なゴットランド島で何が?
自らも離婚を経験し、子どもと別れて暮らす女性警官「マリア・ヴェーン」が事件を追う。
訳者あとがき=「久山葉子」
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女性警官「マリア・ヴェーン」を主人公としたシリーズは、本作が初めての邦訳のようですが、、、
本国スウェーデンでは15作が刊行されているらしく、本作品はシリーズ8作目にあたる作品だそうです。(訳者あとがきより)
その多くの作品がテレビドラマ化されているらしく、スウェーデンでは人気の作家のようですね… ということで期待して読みました。
物語の舞台は、北欧の伝説息づく風光明媚なゴットランド島… 森と湖の国、スウェーデンでも有数の人気を誇るリゾートの島です。
夫婦関係や家庭に問題を抱えている3つの家族… 政治家である夫とのすれ違いに悩む「エルヴィーラ」は、幼なじみの陶芸家「マッティン」に惹かれ、家族同士が集まったパーティの席を抜け出し、一度きりの情事を、、、
しかし、その現場を九歳の少年「アンドレアス」に見られ… その直後、「アンドレアス」は姿を消してしまう。
半狂乱になって息子「アンドレアス」を探す母親のシャルロッタ… そして同じ頃に、チェチェンからゴットランド島へ来ていた少年「アンドレイ」も姿を消す。
警察や地元の協力者による懸命な捜査にも関わらず二人の少年はみつからない、、、
そんな最中、「アンドレアス」の父親「トミー」も姿を消し… 貯蔵庫で死体となって発見される。
「アンドレアス」と「アンドレイ」の失踪は関係しているのか?
「アンドレアス」の失踪と「トミー」の死は関係しているのか?
「アンドレアス」の失踪は、「エルヴィーラ」と「マッティン」の情事と関係しているのか?
失踪直前に「アンドレアス」を殴った二人の少年「オスカル」と「ペッテル」は、何かを隠していないか?
3つの家族の誰かが「アンドレアス」と「アンドレイ」の失踪に関係しているんだろうなぁ、、、
二人が死んでいるとしたら、犯人は3つの家族のうちの誰かなんだろうなぁ… と想像しつつ読みましたが、意外な結末でした。
死因がまさか貯蔵庫に隠された核廃棄物による放射能被爆だなんて… 衝撃的ではありますが、ちょっと���突な感じがしましたね、、、
3つの家族関係や、家庭内の秘密等が丁寧に描かれていたにも関わらず、真相は、ちょっと離れたところに隠されていて、全く想定できませんでした。
東欧からの不法滞在や裏取引等による犯罪はスウェーデンでの社会問題になっているのかもしれませんね。
以下、主な登場人物です。
「マッティン・アール」
陶芸家
「スサンヌ」
マッティンの妻。心理療法士
「オスカル」
マッティンとスサンヌの息子
「ラーシュ・ヴィックマン」
政治家
「エルヴィーラ」
ラーシュの妻。看護師
「ペッテル」
ラーシュとエルヴィーラの息子
「シャルロッタ・ニルソン」
スサンヌのいとこ。介護士
「アンドレアス」
シャルロッタの息子
「アマンダ」
アンドレアスの妹
「パトリック」
アンドレアスの兄。故人
「トミー・ニルソン」
シャルロッタの元夫
「リンダ・モリーン」
トミーの恋人
「エステル」
シャルロッタの隣人
「スティエン・オーケルブローム」
墓堀人
「ヴラーダス・ナヴァカス」
レストラン経営者
「アダム・コサック」
レストラン経営者
「ナディヤ・アンドロポヴ」
売春婦
「アンドレイ」
チェチェンから来た少年
「マリア・ヴェーン」
犯罪捜査官
「クリステル」
マリアの元夫
「エーミル」
マリアとクリステルの息子
「リンダ」
マリアとクリステルの娘
「モナ・ヤコブソン」
マリアの友人。農場主
「オロフ」
モナの息子
「トーマス・ハートマン」
犯罪捜査官。マリアの上司
「イェスペル・イエク」
犯罪捜査官。マリアの同僚
「ペール・アーヴィッドソン」
犯罪捜査官。マリアの元同僚