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古市憲寿『働き方は「自分」で決める』講談社文庫
2012年11月に刊行された単行本『僕たちの前途』を改題・改稿した著書です。
装画は浅野いにお。
特別収録にSEKAI NO OWARIとの対談。
文庫は若者狙いですね…笑
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書下ろしかと思って図書館でリクエストしたら、『僕たちの前途』の文庫版だったんですね。
本書に登場してくる起業家たちは、「起業がしたい」と思ってそうしたのではなく、あくまで「自分たちのやりたいこと」を突き詰めたその延長に、起業というかたちがあった、そうだ。
この本がいまの若者たちの肌感覚に合っているのかどうか。わたしは、若者が置かれている場所について、古市さんほど楽観的には思えないかなぁ。
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起業した方がいいかと聞かれたら、絶対にNoと回答する。
特に有名大学に通う若者たちならば、大企業に入った方が確実に自分のキャリアを積むことができる。
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社会学などでしばしば使われる概念がちゃんと解説されていたり、芸能をテーマとして取り上げるなら日本の芸能史をおさえてみたり……と、かなり教育的。
中高生から読める、かも。
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これからの就職するだけではない働き方を、章によって例を変えながら解説。新しい力を感じ、若い人たちの間で広がっていってくれればいいなと思う。私も特殊能力を決めなければなとも思う。
・ゼント
「下流でもなくホリエモンでもなく」
起業は登記さえすれば誰でもできる。大切なのは、起業することそれ自体ではなく、人がお金を出したいと思うような「専門性」や、ビジネスモデルをいかにもてるかということだ。
・TGC
TGCは女の子のためのパワースポット
・映画
このままいたらそれなりに生活にも困らずにやっていけるけど、もっと心からやりたいものがあるんじゃないかなって思う
つながる起業家
人間の財産は3つあり、お金、信頼や人脈、教養や洗練された習慣
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下流でもなく、ホリエモンでもなく。草食でもなく、肉食でもなく。僕たちがつい当たり前だと思ってしまう「会社に雇われて働く」という生き方は、時代に限定されたものに過ぎない。気鋭の社会学者が若き起業家たちの生態系に飛び込んで、若者たちの働く意味を考える。単行本『僕たちの前途』改題・大幅改稿!
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同年代の社会学者古市憲寿氏の起業する若者や就業に関して書いた一冊。
ゼントの松島隆太郎氏、TGCの統括者村上範義氏、俳優兼映画監督の小橋賢児氏の三人の生き方を通して、現代の働きかたや起業についてのあり方が書かれていました。
読んでまず3人の生き方に信頼できる仲間という部分や大企業の協力をもとに成功していった点や起業を強く意識することなかったという部分があることを感じると共にそこから現代社会で大切とされるお金、信頼や人脈、教養や洗練された習慣という3つの資本が重要になってくるということを強く感じました。
起業を強く意識する集団と現代社会の構造との関係は非常に興味深く、
巻末のSEKAI NO OWARIとの対談では売れるための活動を意識してやっていることに強く衝撃を受けたこととシェアハウスで住んで強い仲間意識を育んでいることは本編で紹介されている3人とも繋がるものがあると強く感じました。
圧倒的な専門性、パワースポット、祝祭としてのイベント、芸能界という閉塞した環境からの脱却と起業というキーワードを通して様々な人生があることを本書を通じて学びました。
本書を読んで、経済成長からみても雇用のありかたや高齢化によって生活のあり方が今後確実に変わっていくこの国でこれから様々な働き方や生き方が生まれていくことを感じるとともに僕達の前途を照らすヒントが詰まっている地図のような一冊だと感じました。
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「いい学校、いい会社、いい人生」というモデルが崩壊して、
あきらめてしまった人たちと、あきらめきれない人の差が拡大。
前途を示す地図として、先行世代から与えられた「自由」の中で
会社に雇われて働く、という働き方ではなく、
「仲間」と働き生きていく「起業家」というそんな働き方もあるよ。という本。
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数年前から注目されてる社会学者の古市さんの本。
社会学とか全然興味ない人が読むには、読みやすいかもしれないけど、内容が薄かった…
普通に論文読んだ方が面白そう。
本の選択ミス。
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タイトルに騙された感じ。いや、まぁ働き方を自分で決めた人達が出てくるのは確かなんだけど…自分の周りの人を紹介してるだけ?社会学というにはなんか狭い。
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現代の様々な働き方をする若者に焦点を当て、そこから働き方の多様性について論じた一冊。
最近「起業」がブームなのか、周りに起業した人も起業したい人もいたため、少しだけ身近に感じることができた。
会社勤めに慣れてきた頃に読んだため、学生時代に培おうとしていた物事を多様に見る視点について思い返した。これからも会社での文化に染まらず、常に多角的な視点を意識して働いていきたい。
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起業はした方がいい、成功する為には良いところを探してそれを追いかけて行くんだ。と言うようなことを言って成功を導こうとしている成功者の本は何十冊も読んだことがあるけど、この本では「今の社会からすると逆に起業は危ないからそこもちゃんと考えた方がいいよ」と言うスタンスで、それを社会学という観点から見ているだけあって説得力がある感じがする。
それは冷静な判断でいいところもあるのかもしれないけど、しかしやはりそんな冒険心を無くすような物言いは嫌いだ。
成功者にフォーカスが当たっている反面、失敗者が腐るほどいるのは肝に銘じる必要があるが、自分はその少ない可能性でも突き進みたい。
自分はバカで良かった。
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多様な働き方が今後も進んでいくといいつつも今だ現状は年功序列、終身雇用が日本はまだしばらく続く。
そんななか自分のスタンスを考えてみると、その流れに乗りながらも高齢社会を迎えた時に自分ができる仕事を今から考えていかなければと感じた。
あと、紹介されている起業家さんは働き方が若いからできるのでは、、と感じた。夜中の3時に呼び出されたり徹夜なんて体に限界がある。
最期の対談の譲れない部分を少なく、最期まで強く持つことが他人と仕事をうまくやるコツに納得
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古市さんが働くことに対してどう思ってるかが書かれた本。どちらかというと学歴がない人が起業したいって言ってることに対して否定的。
ただ完全否定ってわけじゃないし、ネガティヴ要素を教えてくれるのでありがたい。
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3人の若手起業家たちのドキュメンタリーと、これからの日本における「起業」を取り巻く社会環境についての考察が展開されています。また巻末には「SEKAI NO OWARI」との対談が収録されています。
前半の若い企業家たちのドキュメンタリーは、それぞれの考え方はおもしろく読んだのですが、そこから何か「働き方」に関する一つの考えが結晶化されてくるといった印象はなく、悪く言えば散漫な内容のようにも感じてしまいました。ただ、やはりそれぞれの人物像そのものがおもしろく、世の中には「働くこと」についてこういうふうな考え方をする人もいるのかと、感心させられたことも少なくありませんでした。
後半の議論は、ヴェンチャーで成功を夢見る若者の意欲に水を浴びせるような印象もあるのは事実ですが、「働くこと」を取り巻く現実を踏まえた上で、一人ひとりが自分自身にとって「働くこと」の持つ意味を自覚し、その上で働き方を選ぶべきだという主張は、きわめて真っ当だと思えます。起業を夢見る読者にとっては、みずからの「成功」のイメージが硬直化してしまっているのではないかと反省するきっかけになるかもしれません。